オープニングを彩ったのは、最新アルバム「今日だけの音楽」の1曲目「はじまり(Instrumental)」。続けて坂本が紗幕越しに「Hidden Notes」を歌い上げ、ライブが本格的にスタートする。そして「ホーキングの空に」の途中で紗幕が上がり、坂本のほか、河野伸(Key, G)、今堀恒雄(G)、石成正人(G)、大神田智彦(B)、佐野康夫(Dr)、ハルナ(Cho)、ENA(Cho)というバンドメンバーが姿を見せた。
その後も坂本は気心の知れたメンバーと共に「今日だけの音楽」の収録曲を丁寧に披露。自身の楽曲にまつわるエピソードについても明かし、「火曜日」を堀込泰行に書いてもらったのは「YANO MUSIC FESTIVAL」で何度か共演し、飲み会でいろいろと話せたからだと語り、「(縁があるかもしれないから)若者よ、忘年会に行きたまえ!」と熱弁するなどユーモアを交えたトークでも会場を沸かせた。
ライブの後半に入ってからは、「過去の曲も今日の私が歌うことで”今日だけの音楽”になる。懐かしい曲や初めて聴く曲が、今日のあなたにどんなふうに響くか。それを楽しんでください」と観客に呼びかけ、“今の気分”で選んだという「cloud 9」や「秘密」といったナンバーをパフォーマンス。さらに「逆光」「マジックナンバー」「光あれ」といったライブ映えのするナンバーを続けてオーディエンスのテンションを引き上げ、本編のラストナンバーとして「今日だけの音楽」を届けた。
大きな拍手を受けて再びステージに戻ってきた坂本は、3rdアルバム「Lucy」より「アルカロイド」を歌唱。そして、ライブの定番曲「ポケットを空にして」をファンと共に歌い、ステージをあとにした。なお、坂本は本日12月31日に東京・東京国際フォーラム ホールAで、ツアーの追加公演としてカウントダウンライブを行い、2020年の幕開けを飾る。
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坂本真綾、「今日だけの音楽」を届けたオーチャードホール公演 https://t.co/zRbl14c7DN