私立恵比寿中学、安本彩花も共に歌ったバンドセットの「大学芸会」

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私立恵比寿中学が12月20日、21日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで2DAYSワンマンライブ「私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会 2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド」を開催した。この記事では2日目の公演の模様をレポートする。

「私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会 2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド」2日目の様子。

「私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会 2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド」2日目の様子。

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バンドを従えてパフォーマンスする私立恵比寿中学。

バンドを従えてパフォーマンスする私立恵比寿中学。[拡大]

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「大学芸会」はエビ中が2012年から主に年末に行っている恒例のワンマンライブ。今回は総勢13名のミュージシャンからなる “エビ中バンド”を従えてのステージで、インディーズ時代の楽曲から12月18日に発売されたばかりの最新アルバム「playlist」収録曲まで、新旧さまざまな楽曲がバンド編成ならではのアレンジでパフォーマンスされた。

紗幕の向こうで「半世紀優等生」を披露する五五七二三二〇。

紗幕の向こうで「半世紀優等生」を披露する五五七二三二〇。[拡大]

「エビ中×バンドの大学芸会へようこそ!」という真山りかの挨拶が場内に鳴り響くと、ステージ中央に設置された紗幕にメンバー5人のシルエットが映し出される。そのまま五五七二三二〇名義のロックチューン「半世紀優等生」でライブはスタートした。続く「Family Complex」で紗幕が落ちてメンバーの姿が現れると、場内を埋め尽くしたエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)の熱気はさらにヒートアップ。「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」では柏木ひなたと中山莉子におよるおなじみの“ほうきギター”とバンドとの激しいセッションが展開され、「青い青い星の名前」では歪んだエレキギターを前面に出した生バンドならではの演奏に乗せ、5人の力強い歌声がアリーナに響き渡った。

「星の数え方」を歌う私立恵比寿中学。

「星の数え方」を歌う私立恵比寿中学。[拡大]

ライブ中盤の幕間にはステージ後方のスクリーンに、エビ中メンバーがレッスンに励む様子を捉えたVTRが流された。そして場面が昼下がりの公園に切り替わると、そこには活動休止中のメンバー・安本彩花の姿が。映像は安本が1人物思いにふけるシーンで一旦終了。エビ中ファミリーからざわめきの声が上がる中、白を基調とした衣装に身を包んだメンバー5人がゆっくりとステージに現れた。星名美怜の「ここからはゆっくりと、エビ中の音楽を楽しんでいただければと思います」というひと言から、アコースティック編成でのパフォーマンスがスタート。松隈ケンタ編曲のエモーショナルなロックチューン「フユコイ」は穏やかなバラードに生まれ変わり、「星の数え方」では優しいストリングスの音色に乗せて5人のハーモニーが重なった。

6人で「HISTORY」を歌った私立恵比寿中学。

6人で「HISTORY」を歌った私立恵比寿中学。[拡大]

トロッコでアリーナを回る私立恵比寿中学。

トロッコでアリーナを回る私立恵比寿中学。[拡大]

VTRの後編では安本がスタジオへと向かう様子が映し出され、暗転ののちに始まった初のメンバー作詞曲「HISTORY」では6分割されたスクリーンに安本を含む6人のアップが浮かぶ。リアルタイムで歌う5人と、スタジオで歌う安本。エビ中の歴史を紡いだ「HISTORY」を歌う6人の声と表情に、場内は感動的なムードに包まれた。その後5人はトロッコに乗り、アリーナを周回しながら「涙は似合わない」「MISSION SURVIVOR」を立て続けにパフォーマンス。「HISTORY」と共に前日初披露となった「playlist」収録曲「オメカシ・フィーバー」では、星名がコンパクトを取り出して“おめかし”を始めるなど自由奔放なステージを展開した。続くアッパーチューン「元気しかない!」では「みんな元気がない」という理由でメンバーが揉め出しライブが中断。バンドメンバーも巻き込んでの「サドンデス」へと展開し、誰が一番元気なのかを決める曲中のダンスバトルでは次々とメンバーが脱落していく中、原治武(Dr)がサドンデスを制した。ラストは柏木ひなたが「10年間引き継いで、動かし続けてきた私たちエビ中の心臓の音を聞いてください」と呼びかけ、最新アルバム「playlist」のリード曲「ジャンプ」を披露。5人は幕張メッセにエモーショナルな歌声を響かせた。

肩を組んで「永遠に中学生」を歌う私立恵比寿中学。

肩を組んで「永遠に中学生」を歌う私立恵比寿中学。[拡大]

熱烈なアンコールに応えて再びステージに登場したエビ中は、ももいろクローバーZとのコラボ曲「COLOR」でライブを再開。勢いそのままにインディーズ時代の楽曲「永遠に中学生」を元気いっぱいに届けた。場内をハッピーな空気で満たしたエビ中は、最後に「なないろ」をパフォーマンス。星名は1日を振り返りながら「毎年こういう大きさの会場でライブができることを本当にありがたく思っています。今日は彩ちゃん(安本)はお休みだったけど、ちゃんと緑と青のペンライトがステージから見えて『このファミリーって本当に素敵だな』と思いました。いつも支えてくれてありがとうございます!」と笑顔で話して本公演を締めくくった。

エビ中は12月31日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでグループ初の年越しライブ「ねずみ年の幕開けはエビチュー」を行う。

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私立恵比寿中学「私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会 2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド」2019年12月21日 幕張メッセ 幕張イベントホール セットリスト

01. 半世紀優等生 / 五五七二三二〇
02. Family Complex
03. イート・ザ・大目玉
04. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
05. YELL
06. 踊るガリ勉中学生
07. 梅
08. 青い青い星の名前
09. 愛のレンタル
10. シンガロン・シンガソン
11. ちがうの
12. キャンディロッガー
13. 紅の詩
14. 自由へ道連れ
15. フユコイ
16. まっすぐ
17. 星の数え方
18. 曇天
19. HISTORY
20. 涙は似合わない
21. MISSION SURVIVOR
22. PANDORA
23. HOT UP!!!
24. オメカシ・フィーバー
25. 元気しかない!~サドンデス
26. ジャンプ
<アンコール>
27. COLOR
28. 永遠に中学生
29. なないろ

エビ中バンド メンバー
島本道太郎(B)
原治武(Dr)
佐々木望(G)
三沢崇篤(G)
金沢法皇(Key)
かわ島崇文(Sax)
ルイス・バジェ(Tp)
丸木英治(Tp)
鈴木大納言(Trombone)
島田光理(Violin)
加藤かな子(Violin)
筒田咲紀(Viola)
岡本梨紗子(Cello)

私立恵比寿中学 カウントダウン学芸会「ねずみ年の幕開けはエビチュー」

2019年12月31日(火)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
OPEN 21:00 / START 22:00

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※記事初出時、名前の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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【ライブレポート】私立恵比寿中学、安本彩花も共に歌ったバンドセットの「大学芸会」(写真70枚) https://t.co/5ken1ZFfZl

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