「CANDY」は、新曲「レーゾンデートル」の配信を記念して行われた無料ライブで、会場には数多くのファンが集まり、フロアは満員に。Eveはバンドメンバーと共にステージに現れ、配信したばかりの新曲「レーゾンデートル」でライブを勢いよくスタートさせた。1曲歌い終え「渋谷、いけるか!」とオーディエンスに呼びかけたEveは、代表曲の1つ「ナンセンス文学」を歌唱。そして間髪入れずに「アウトサイダー」へとつなぎ、フロアのテンションを一気に引き上げていった。
初のテレビアニメタイアップ曲である「闇夜」の演奏ではEveがアコースティックギターを手にし、繊細な演奏と共にしっとりとした歌声を聞かせる。続く「君に世界」では暖色系の照明が会場を照らす中、Eveの柔らかな歌声が会場内に響き渡り、オーディエンスは体を揺らしながら彼の歌声に聴き入っていた。
ライブ後半では「トーキョーゲットー」を皮切りにアッパーチューンが立て続けに披露され、ライブはクライマックスに向けて熱を帯びていく。「ドラマツルギー」の歌唱中にはEveがステージの縁まで歩み寄り、ファンの目の前で歌声を届けていく。「楽しい時間が作れている気がします」と笑顔でEveが話しかけると、フロアからはそれに賛同するかのように盛大な歓声が上がった。本編最後に演奏された楽曲は「バウムクーヘンエンド」。ライブで初披露の楽曲にも関わらずフロアからは盛大なシンガロングが上がり、会場内にピースフルな一体感が生まれていた。
熱烈なアンコールに応えてステージに再登場したEveは、今回のライブが4月のツアー「2019 春Tour『おとぎ』」以来のワンマンであったことに触れ、「ひさしぶりのライブで、変な緊張をしていた」とはにかんで見せる。またツアーと異なり、シンプルな演出でライブを開催できたことを喜び、「こういう機会をいただけてうれしい」と自身の思いを語った。さらにEveは「みんなに直接言いたいことがある」と切り出し、2月12日にニューアルバム「Smile」をリリースすることをアナウンス。会場内が歓喜の声であふれる中、Eveは「もう1曲やって帰ります」と話し、最後に「お気に召すまま」をパフォーマンス。オーディエンスはイントロからハンドクラップを打ち鳴らし、会場内はお祭り騒ぎのような盛り上がりを見せていた。最後にEveは「ハロウィンなので気を付けて帰ってください」とファンを気遣い、ステージをあとにした。
Eve「CANDY」2019年10月30日 WWW X セットリスト
01. レーゾンデートル
02. ナンセンス文学
03. アウトサイダー
04. sister
05. 闇夜
06. 君に世界
07. トーキョーゲットー
08. ドラマツルギー
09. ラストダンス
10. バウムクーヘンエンド
<アンコール>
11. お気に召すまま
関連商品
リンク
- Eve - OFFICIAL SITE
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
なでしこ @Monchouchou78
【ライブレポート】Eve、ハロウィンの渋谷で無料ライブ「CANDY」をファンへ贈る https://t.co/EliqePAyoW