Yogee New Waves×iri、Veats Shibuyaで繰り広げたグルーヴィなレーベルメイト競演

本日9月21日にビクターエンタテインメントが運営する東京・Veats Shibuyaにて、ライブイベント「Colourful Records presents "Match Up" Day2」が開催された。

イベントは、昨日9月20日にオープンしたばかりのVeats Shibuyaのオープニングシリーズ「Veats Shibuya OPENING EVENT」の一環で企画されたもので、この日はカラフルレコーズに所属するiriとYogee New Wavesによる対バンが行われた。

先攻を務めたのはiri。赤と黒の格子柄のセットアップにスニーカーというファッションに身を包んだ彼女は微笑みながらステージに現れ、オープニングナンバーとして「Sway」を届けた。続いて暖色系のライトが柔らかなムードを作り出す中で「cake」を艶やかなボーカルで歌い上げたのち、リリックをリズミカルに繰り出しながら「半疑じゃない」を披露。3曲連続で届けたあと、彼女は「今日はヨギーとのツーマンということで、めちゃくちゃ楽しみにしてきました」と笑顔を弾けさせ、「いいライブハウスです。皆さんこれからもたくさん来てくださいね」とVeats Shibuyaをアピールした。さらにiriは「Slowly Drive」「Corner」といったゆったりとしたナンバーを続け、満員のオーディエンスを低く心地よい歌声で魅了する。「Wonderland」を披露する前には「一緒に歌いましょう」と呼びかけ、観客との合唱を楽しんでいる姿を見せた。

フロアがほどよく温まった頃、iriはアコースティックギターを抱え、ミラーボールがきらびやかな光を放つ中で「ナイトグルーヴ」をパフォーマンス。軽やかな空気を会場に送り込んだかと思えば、続く新曲「SUMMER END」では切なく情感たっぷりの声を響かせた。そして、高揚感を誘う「Only One」を経て、ハンドマイクでステージを歩きながら「rhythm」を歌唱。曲のラストで美しいアカペラを披露して、軽やかな足取りでステージを去った。

Yogee New Wavesは、松井泉（Per）と高野勲（Key）を迎えた特別編成でステージへ。角舘健悟（Vo, G）はメンバーと拳を合わせたのち、観客に語りかけるように「Megumi no Amen」を歌い始めた。すると会場はたちまち心地よいグルーヴで満たされ、オーディエンスは6人が奏でるアンサンブルに酔いしれた。そのまま彼らは、粕谷哲司（Dr）が刻む軽快なビートが光る「Summer」、上野恒星（B）の奏でる骨太なグルーヴが印象的な「Good Night Station」、竹村郁哉（G）のうねるようなギターが炸裂するファンクチューン「CAN YOU FEEL IT」などダンサブルな楽曲を連続投下。「Climax Night」では、角舘の「よかったら一緒に」という声に応えてフロアに大きなシンガロングが広がった。

そして、「HOW DO YOU FEEL?」で穏やかなアンサンブルを聴かせたあと、角舘の「あと2曲です！」という言葉を機にステージ上の6人はラストスパートをかけるように「Bluemin' Days」と「Ride On Wave」をアグレッシブにプレイ。「Ride On Wave」では観客とのコール＆レスポンスも展開し、楽しげな余韻を残して本編に幕を下ろした。

アンコールでは角舘は「今日は楽しい夜を本当にありがとう！」と観客に感謝の思いを伝える。そして「新曲やります！」という言葉から、ドリーミーなサウンドが印象的なナンバー「to the moon」を届けた。その後、イベントのラストを飾ったのは、「Don't stop beats」というフレーズで幕を開ける「Good Bye」。Veats Shibuyaの始動を祝うような朗らかなナンバーをもって「Colourful Records presents "Match Up" Day2」は締めくくられた。

なお、本日の公演のセットリストをもとにしたプレイリストが各ストリーミングサービスにて配信中なのでチェックしてみよう。