今回のツアーはライブハウス編、ホール編、ファイナルのアリーナ編の計17公演で構成されている。マイファスがツアーで全国のライブハウスを巡るのは、2018年7月から9月にかけて行われたワンマンツアー「MY FIRST STORY TOUR 2018」以来約1年ぶり。彼らは初日公演で熱量の高いステージングを披露し、ライブハウス編の幕開けを華々しく飾った。
4人は最新シングルの表題曲「無告」でライブをスタートさせ、焦燥感に駆られたような歌声と重厚なサウンドで序盤からバンドの世界観に観客を引き込んでいく。Hiro(Vo)やNob(B)がクラウドサーフをする観客と拳や顔を付き合わせるなど、ライブハウスならでは距離感でのパフォーマンスが繰り広げられていった。中盤には、Kid'z(Dr)を中心にユルさ漂うMCコーナーも。Teru(G)は今回のツアーについて、「めちゃくちゃひさしぶりのツアーで、しかもいろんなところに行けるじゃん。鹿児島とか岩手はひさしぶりに行くから、みんなでおいしいものを食べたい」と楽しそうに述べた。
客席のファンからツアータイトルに込めた意味を問われた際には、Hiroが「原点回帰的な? まあ後付けですけど」と回答。彼の「今日はちょっと変わったセットリストになっているんですよ。新曲めちゃくちゃあるし」という言葉のあとには人気曲「花-0714-」のリアレンジバージョン「花-0714-(Re:arrange)」が初披露され、会場は初日公演らしい驚きの声に包まれた。さらに彼らはアニメ「ケンガンアシュラ」のオープニング主題歌「KING & ASHLEY」やコンピレーションアルバム「北斗の拳 35th Anniversary Album “伝承”」に収録されている「You're already dead」など、今年発表した楽曲を連ねて会場を沸かせた。「With You」の演奏中には、Hiroが「今日は朝起きたときから、初めてツアーをするような感覚で、いろいろなことを考えてました。どんなにつまずいてもいいと思っていたら、気付いたらこの道を選んで8年経っていました。これからも俺のそばにはみんながいるって確信できた8年間でした。がんばってあと16本やり切ってさ、がんばって俺ら東京ドーム行くからさ。これからも一緒にいてくれないかな」とファンに語りかけ、最後に4人は情感たっぷりに楽曲を届けてステージをあとにした。
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みつと @mitsuto_
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