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「マジカルミライ」大阪初日、ボカロの祭典を和田たけあきらクリエイターが盛り上げ

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8月9日に大阪・インテックス大阪にてライブイベント「初音ミク『マジカルミライ 2019』」の初日公演が行われた。

初日公演のトップバッターを務めたのは、アゴアニキ(B)率いるバンド・アゴノス。「1曲目から飛ばしていくぜ!」という言葉通り、「ダブルラリアット」や「方向音痴」といったアゴアニキの代表曲がバンドサウンドで再現され、ライブ序盤から大盛り上がりに。曲の合間には「アニキー!」といった声援が上がり、客席の盛り上がりを目の当たりにしたメンバーが「俺らのほうがみんなに負けそう」とコメントするひと幕もあった。最後に彼らは、「以前インテックス大阪で演奏しようとしてNGが出た曲」という紹介から、「よっこらせ(笑)」をプレイ。アゴアニキが盛大なコール&レスポンスを巻き起こすと、バンドメンバーは客席まで降りていき、観客たちの目の前を駆け回りながら楽器を鳴らしていた。

DJ卓の前に表れたkzは、「Tell Your World」と「Sad Machine」をマッシュアップしたナンバーで自身のステージをスタートさせる。彼は「Satisfaction」「Packaged」など自身が手がけたボカロ曲や、「SEVENTH HAVEN」「HEAVEN'S RAVE」といったゲーム「Tokyo 7th シスターズ」への提供曲、さらにナユタン星人の「彗星ハネムーン」などのダンスチューンをノンストップでつなぎ、ボカロ曲を中心としたDJプレイでファンを喜ばせる。「マジカルミライ 2015」のテーマソング「Hand in Hand」ではオーディエンスが一斉に手拍子を鳴らし、会場内は一体感に包まれた。最後の曲「never ender」がかかると、kzはヘッドフォンを外し、DJ卓の上へ。無数の緑色のペンライトを灯す観客たちを見渡し、満足気な表情を浮かべたkzはDJ卓から飛び降り、「またどこかで」と観客にひと言かけてステージをあとにした。

DJとしてステージに立つ予定だった和田たけあきはギターを手にしてステージに現れ、急きょドラマーの佐藤ユウスケと共にバンド編成のライブをすることを打ち明けてオーディエンスを驚かせる。和田は「トラッシュ・アンド・トラッシュ!」「おどれ!VRダンス!」といった自身が手がけたボカロ曲のセルフカバーを畳みかけ、会場内を熱狂させた。和田は「初日から集まっている皆さんはオタク戦闘力の高い、上級オタクです」とオーディエンスを称え、「そんな皆さんには、なるべくいい形でライブを見せたくなった」とバンド編成に変更となった理由を語った。代表曲の1つ「チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!」では「さァ!さァ!密告だ!」という盛大なコールが巻き起こり、和田のライブは大盛況のまま幕を閉じた。

アンコールで「最後くらいは一緒に歌おうかな」とこぼした和田は、“ゲストボーカル”として初音ミクの名前を挙げ、「僕の初音ミクはここにいます」と、ステージ上に置かれたノートパソコンを指差す。最後に和田は、「マジカルミライ 2019」のテーマソング「ブレス・ユア・ブレス」で初音ミクと共にボーカルを担当。サビでは和田の「歌え!」というかけ声のもと、初音ミクの歌声、和田の歌声、オーディエンスの歌声が重なり、盛大なシンガロングが会場内に響きわたった。

翌10日には同じくインテックス大阪にて初音ミクや鏡音リン・レンといったバーチャルシンガーが登場するステージも展開された。今年のテーマは“フューチャーサーカス”となっており、サーカスをモチーフとした映像や衣装と共に、バーチャルシンガーたちはライブを展開。また今年のライブでは巡音ルカの発売10周年を記念したコーナーが用意されており、「ルカルカ☆ナイトフィーバー」といったルカの代表曲が歌われた。初音ミクのステージでは「ブレス・ユア・ブレス」「グリーンライツ・セレナーデ」といった「マジカルミライ」のテーマソングはもちろん、新旧のボカロ曲が多数披露され、ボカロファンを大いに喜ばせた。

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