角松敏生、デュエットやダンスチームとのコラボ実現した全国ツアーに幕

角松敏生が5月から実施していた全国ツアー「TOSHIKI KADOMATSU Performance 2019 "Tokyo Boys & Girls"」の最終公演が6月29日に東京・中野サンプラザホールで行われた。

このツアーは角松が4月にリリースしたミニアルバム「東京少年少女」を携え、静岡・浜松市浜北文化センター 大ホールを皮切りに計13会場でライブを行ったもので、各会場で「東京少年少女」の収録曲と往年の楽曲を織り交ぜたセットリストが展開された。

ライブは角松が1988年に発表した楽曲「LOST MY HEART IN THE DARK」で開幕。続いて「I Can't Stop The Night」「ALL OF YOU」「Ryoko!!」など、角松が80、90年代に発表したナンバーが次々と披露されると、会場は一気に熱気に包まれた。

中盤で、角松はコーラスの吉沢梨絵と共に「Never Gonna Miss You」をデュエットで歌い上げる。その後「to be or not to be」「恋ワズライ」といった「東京少年少女」の収録曲の数々を開催地区のダンスチームと共に披露し、終盤では「Tokyo Tower」「SPACE SCRAPER」など往年の名曲を畳みかけた。独唱、デュエット、ダンスチームとのコラボレーションと、パフォーマンスの形式を変え新旧の楽曲を披露した角松のステージに観客は大いに魅されていた。

アンコールではスタンダードナンバーである「ILE AIYE～WAになっておどろう」や角松が作詞作曲を手がけた小此木まりとのデュエット曲「It's So Far Away」を会場に響かせた。ツアーファイナルを迎えるにあたりオーディエンスへの感謝の気持ちを語った角松は、最後に「2021年の40周年に向けて準備していますので、皆さんよろしくお願いします！」と述べ、約3時間におよぶライブを終了させた。