SHE IS SUMMERが満員のLIQUIDROOMに涙、おかもとえみ迎えたツーマン決定

SHE IS SUMMERが昨日6月1日に東京・LIQUIDROOMでワンマンライブ「FOOD COURT」を開催した。

東京と大阪で行われた「FOOD COURT」は、SHE IS SUMMERの活動3周年を記念したワンマンライブ。憧れだったというLIQUIDROOM単独公演のチケットはソールドアウトし、会場には多くのファンが訪れた。セットリストは最新作「MIRACLE FOOD」の収録曲を中心に構成された全18曲で、未発表の新曲「CRY BABY」も披露された。

MICOがつづった日記のようなナレーションが会場に流れ、バンドの演奏が熱を帯びてくると、ステージにMICOが登場。「みんな今日はゆるく踊っていっぱい気持ちよくなってください！」と呼びかけ「会いに行かなくちゃ」でライブをスタートさせた。さっそくフロアを踊らせたMICOはバンドメンバーとのコーラスワークで魅せる「Highway Records」、キラーチューン「とびきりのおしゃれして別れ話を」を披露。及川創介（Syn, Manipulator / ex. CICADA）を中心に練り直した新たなバンドアレンジに乗せて、MICOはパワフルな歌声を響かせた。

「思い出はシャンプーの中に」や「ナイトブルー」といったミディアムテンポのナンバーでフロアを酔わせたあとMICOが歌ったのは「エンドロールの先を歩く」。彼女がこれまで生きてきた時間や関わってきた人への感謝の気持ちを込めた歌詞を噛みしめるように歌い上げると、会場から大きな拍手が湧き上がった。エネルギッシュなバンドサウンドにアレンジされた「あれからの話だけど」ではMICOが高らかに熱唱。代表曲「君のせい」の“Swimming ver.”では「君のせい！」のコール＆レスポンスで会場に一体感が生まれた。

和気あいあいとしたトークを経て、SHE IS SUMMERは「海岸2号線」を披露。「TRAVEL FOR LIFE」をスタンドマイクを握りしめ、バンドメンバーと共に力強く歌ったMICOは、海外でも人気の高いメロウチューン「CALL ME IN YOUR SUMMER」も届け、オーディエンスを酔わせた。

記憶の中に深く残る大切な時間をLIQUIDROOMに集まったファンと共有できた喜びを語ったMICOは、そんな思いを込めた楽曲「Darling Darling」を熱唱。さらに未発表のソウルフルな新曲「CRY BABY」も披露し、来場者を喜ばせた。「君をピカソの目でみたら」の演奏が終わると、MICOは「チケットがソールドアウトしたという話は聞いていたけど実際にこの景色を見るとすごくうれしくて……」と涙。そして「自分の時間や人生のためにこれまでは歌を歌ってきたけれど、最近はだんだん気持ちが変化してきて。好きな人たちが私にいろんなことを教えてくれて、私の人生は豊かになったと感じるんです。今度は私の歌や発信する言葉、別の作品にちょっとずつそういったものを盛り込んで、そのパワーがみんなに届くようになればいいなと思います。人と人とが出会うという貴重な経験をこんなにたくさんできて感謝しています。みんな、私と出会ってくれてありがとうございます！」と述べた。

本編は盛大なシンガロングを巻き起こった「生活」で終了。アンコールでは「私たちのワンピース」「出会ってから付き合うまでのあの感じ」の2曲が披露された。この日、MICOは友人のカレーショップのロゴをデザインしたことやアーティストブック第2弾「TRAVEL FOR LIFE」の制作が決まったこと、自身の誕生日である9月3日に東京・渋谷CLUB QUATTROで、おかもとえみとのツーマンライブ「FEEL TRIP」の開催が決定したことを発表。「TRAVEL FOR LIFE」の制作に向けたクラウドファンディングプロジェクトの特設ページはすでにオープンしており、6月3日20:00から申し込みを受け付ける。