尾崎世界観がコレサワ、マイヘア椎木とコラボ「最近は特に音楽活動が楽しいです」

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クリープハイプの尾崎世界観(Vo, G)が5月18日に東京・日比谷野外大音楽堂、本日5月25日に大阪・服部緑地野外音楽堂でライブイベント「尾崎世界観の日 特別篇2019」を行った。この記事では東京公演の模様をレポートする。

尾崎世界観(クリープハイプ)(撮影:冨田味我)

尾崎世界観(クリープハイプ)(撮影:冨田味我)

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尾崎世界観(クリープハイプ)(撮影:冨田味我)

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“尾崎自身が共演したい人を呼ぶ”というコンセプトのもと不定期で行われてきた「尾崎世界観の日」。東京公演では尾崎による弾き語り演奏をはじめ、コレサワMy Hair is Badの椎木知仁(G, Vo)をサプライズゲストに迎えたコラボレーションも繰り広げられた。

心地よい風が吹く中、ふらりとステージに現れた尾崎は、1曲目「自分の事ばかりで情けなくなるよ」、2曲目「ヒッカキキズ」と哀愁にじむフレーズを奏で、集まった約3000人の心を揺さぶっていく。2014年のアルバム「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」の収録曲「ボーイズENDガールズ」「二十九、三十」を畳みかけたところで、尾崎は会場のあまりの静けさに困惑した様子。「ただ曲をやるっていうのも味気ないのかな。楽しんでますか? 反響がないからすごく気になる」と不安を漏らすと、観客による温かい拍手が起こった。

左からコレサワ、尾崎世界観(クリープハイプ)。(撮影:冨田味我)

左からコレサワ、尾崎世界観(クリープハイプ)。(撮影:冨田味我)[拡大]

コレサワ(撮影:冨田味我)

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その後も尾崎はファンとコミュニケーションを取りつつ、キャッチーなメロディラインが印象的な「大丈夫」、ライブ定番曲の1つ「イノチミジカシコイセヨオトメ」をパフォーマンス。ここでゲストのコレサワをステージに呼び込み、「普段あんまり他人のライブに行かないんですけど、(コレサワのライブには)よく行ってます。昨日もワンマンライブがあって忙しい中来てくれました」と紹介した。これに対しコレサワが「忙しいのに来ちゃいました」とかぶせると、すかさず尾崎も「恩着せがましい女ですよ」と軽口を叩き、野音は和やかなムードに包まれた。そしてアコースティックギターを手にしたコレサワは、セットリストの流れを汲むように「笑えよ乙女」を披露。彼女の澄んだボーカルと繊細なアルペジオに、観客はじっと耳を傾けていた。パフォーマンスを袖で見守っていた尾崎は「他人のお客さんの前であんなに歌えないもん。すごいなあ」としみじみ語り、「燃えるごみの日」でコレサワと共に息の合ったコーラスを響かせた。さらにもう1曲、コレサワの「あたしを彼女にしたいなら」もコラボ。尾崎は慣れないタンバリンに苦戦しながらも、コレサワとのステージを盛り上げた。

椎木知仁(My Hair is Bad)(撮影:冨田味我)

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左から椎木知仁(My Hair is Bad)、尾崎世界観(クリープハイプ)。(撮影:冨田味我)

左から椎木知仁(My Hair is Bad)、尾崎世界観(クリープハイプ)。(撮影:冨田味我)[拡大]

ライブ中盤、尾崎は「商店街、手紙、天気予報」「風邪をひく日」とレアな楽曲を届けたあと、YUKIの「百日紅」、SMAPの「ハロー」と自身が提供した楽曲をセルフカバー。意外な選曲でオーディエンスを唸らせた。続いて2組目のゲストとして現れたのは、尾崎からプレゼントされたシャツを着た椎木。クリープハイプの追っかけをしていた過去を語り始めた椎木は「2009年頃に地元の新潟から東京までライブを観に行っていて、そのうち僕がバンドをやっていることが尾崎さんの耳にも入って。ある日尾崎さんに写真を撮ってほしいとお願いしたら『お前とは撮らない。人を追っかける前に自分のことちゃんとやれよ』と言ってくれて。それからライブに行くのを我慢して(バンド活動に励んで)こういう機会を作ってもらいました」と尾崎への思いを明かし、一層熱を込めて「週刊誌」をカバーした。尾崎と椎木がクリープハイプの「一生のお願い」、My Hair is Badの「優しさの行方」を歌い終えると、尾崎が「よかったね、いいもの観れて。『うわ、ヤバっ。椎木さん(のライブ)観れた。私勝ち組だ』ってどうせ言うんだろ?」とファンの心情を推し測り、会場を沸かせた。

椎木が出番を終え、1人ステージに残った尾崎は、インディーズ時代のナンバー「さっちゃん」を力強くパフォーマンス。続けてタイトル未定の楽曲をしっとりと披露したところで、尾崎はクリープハイプが現メンバーになる以前、1人で弾き語りライブを行っていた当時を振り返る。さらに「ギター背負って電車乗って、これからどうなるんだろうって不安しかなかったけど、今はこれだけ大勢の前で歌えてありがたく思います。そして何が一番ありがたいかって言うと、今のバンドメンバーがいることですね。バンドが10年目というタイミングで改めて1人で舞台に立って、過去の自分と向き合うのはとても大切な時間でした」と感慨深げに語った。「exダーリン」の歌唱後にはファンに改めて感謝を伝え「楽曲の制作もライブも、1つひとつ一生懸命やっていきます。最近は特に音楽活動が楽しいです」と晴れやかな表情を浮かべる。そして気合いを入れ直した尾崎は、ファンに高い人気を誇る楽曲「傷つける」を歌いきり、イベントに幕を下ろした。

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尾崎世界観の日 特別篇2019 2019年5月18日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト

01. 自分の事ばかりで情けなくなるよ
02. ヒッカキキズ
03. ボーイズENDガールズ
04. 二十九、三十
05. 大丈夫
06. イノチミジカシコイセヨオトメ
07. 笑えよ乙女 / コレサワ
08. 燃えるごみの日 / 尾崎世界観(クリープハイプ)×コレサワ
09. あたしを彼女にしたいなら / 尾崎世界観(クリープハイプ)×コレサワ
10. 商店街、手紙、天気予報
11. 風邪をひく日
12. 百日紅
13. ハロー
14. 週刊誌 / 椎木知仁(My Hair is Bad
15. 一生のお願い / 尾崎世界観(クリープハイプ)×椎木知仁(My Hair is Bad)
16. 優しさの行方 / 尾崎世界観(クリープハイプ)×椎木知仁(My Hair is Bad)
17. さっちゃん
18. タイトル未定
19. exダーリン
20. 傷つける

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新潟発!! 地域情報サイト「ミンツ」 @mints_niigata

尾崎世界観がコレサワ、マイヘア椎木とコラボ
https://t.co/MoqGrQAfqo
※「2009年頃に地元の新潟から東京までライブを観に…写真を撮ってほしいとお願いしたら...

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