SUPER★DRAGON、ツアー「Emotions」終幕!感情揺さぶり作り上げた“世界一熱い場所”

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SUPER★DRAGONが昨日4月3日に東京・Zepp Tokyoにて全国ツアー「7th ONEMAN LIVE TOUR『Emotions』」の最終公演を行った。

SUPER★DRAGON

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ライブのオープニング。

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3月21日の福岡・Zepp Fukuoka公演を皮切りに全国5会場を回り、約1万3000人を動員した今回のツアーは、スパドラにとって初の“Zeppツアー”だ。各地のライブハウスを舞台に、9人は2月にリリースされた2ndアルバム「2nd Emotion」の収録曲を中心としたセットリストでライブを展開。スピード感あふれるステージにアクロバティックな演出をこれでもかと盛り込み、集まったファンの“感情”を思い切り揺さぶった。

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開演時刻ぴったりに客電が落ちると、フロアは一面、オーディエンスが手にする青いペンライトの光で埋め尽くされる。ステージを覆う紗幕には9人のメンバーのシルエットが順にレーザーでかたどられ、会場の期待感はみるみるうちに高まっていった。1曲目に「LRL -Left Right Left-」がドロップされると、無機質で立体的なステージセットのあちこちに散らばり前を見据える9人の姿が幕の奥に浮かび上がる。彼らは手に持った緑色のレーザーライトをクールに操りながら歌い踊り、冒頭から観る者をフューチャリスティックな世界観に引き込んでいった。そして彼らは、続く「Mr. GAME」でレーザーをハンディライトに持ち替える。既存の振りではゲームコントローラーを使ったフォーメーションダンスを披露する楽曲に大胆なアレンジを加え、時にメンバーを、時に客席を18個の自分たちの操るライトで照らし出しながら歌とダンスを届けるユニークなパフォーマンスを披露した。

2曲を終えての自己紹介では、毅が「ファイナル、最高の思い出作りましょう!」とファンを盛り上げる。続けて彪馬が「最高の夜にしようぜ」と言うと、フロアからは大きな歓声が上がった。また、先日彪馬と一緒に韓国旅行に行った颯は韓国語で自己紹介して笑みを浮かべる。和哉は「俺と楽は今日が14歳ラストライブです!」と宣言。そして「世界で一番幸せな14歳の楽と和哉です」と思いを語っていた。

ファイヤードラゴン

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玲於による「俺たちともっと“Emotion”共有したいヤツ! そのテンションで最後までいきましょう!」という熱い煽りののちに届けられた「PAYAPAYA」でジャンが「OK、俺らと一緒に声出していこうぜ!」と聴衆に呼びかけると、フロアからは元気な「ブンブンブン!」という声が上がり、9人の熱いテンションに呼応するように会場の熱気も急上昇する。毅と彪馬の熱っぽいボーカルが絡み合う「Monster!(Remix Ver.)」、メンバーのダンスと彼らのシルエットの映像がリンクし、彼らがまるで舞台上を瞬間移動するようなトリッキーなパフォーマンスがファンの目を奪った「Bring Back」と、「2nd Emotion」収録曲を息つく暇もなく連投する9人。「BLOODY LOVE」では英詞の楽曲を歌いこなす姿も見せ、2ndアルバムに刻んだグループの進化をファンの前で提示してみせた。

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サンダードラゴン(壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽)の5人による脱力系のMCののちには、2つのグループ内ユニットによるセクションも。先攻で登場したファイヤードラゴン(玲於、毅、ジャン、颯)が玲於と颯による組み技をダンスに盛り込んだ「ゲラゲラ」でダイナミックなパフォーマンスを叩き付けると、後攻のサンダードラゴンは「リマカブロ!」を披露。ステージを無尽に駆け抜ける5人はトランポリンを使った跳躍やステージセット上部からの大ジャンプなどを見せてオーディエンスを驚かせる。さらに楽と壮吾はステージを飛び出して2階の客席へ。アグレッシブに聴衆を巻き込んでいく彼らの熱気に呼応するように、観客もペンライトを持つ手を力強く掲げてリズムに乗っていた。

左から和哉、ジャン、洸希。

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感情的なフェイクを挟みつつ、毅と彪馬が熱いボーカルワークを聴かせる「2nd Emotion」のリード曲「WARNING」が届けられるとライブも佳境。メンバーは盛り上がりを加速させるようにギアを引き上げ、「Mada' Mada'」では「踊り狂え!」と呼びかけながらステージ前方ギリギリに立ってハンズアップを促した。ジャンの「GO!」という声からなだれ込んだ「BADASS」ではジャン、洸希、和哉のMC陣が高速ラップの応酬でスピードに乗る。「こんなもんじゃねえだろ、俺たちと燃え尽きようぜ!」と叫んだ玲於の言葉通り、9人はなりふり構わずにオーディエンスを巻き込んでいき、ファンも彼らの煽りに熱い声援で応える。洸希が「覚悟はできてんのか? 叫べ!」と呼びかけた本編ラストの「Untouchable MAX」で、メンバーは1つ1つの表情、動きに熱をはらんだパフォーマンスで熱狂のピークを作り出す。全力で14曲を駆け抜けた9人は「最高に楽しかったです! 俺たちとまた遊んでくれますか? OK、また会おう!」と言ってさっそうとステージをあとにした。

照れながらカメラに向かってハートを作る彪馬(中央)。

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ライブの興奮を引きずったまま、ファンが熱いアンコールで9人の再登場を求めると、メンバーはツアーTシャツやパーカに着替えた姿でステージに戻った。「+IKUZE+」ではジャンが「俺らと一緒にタオル回して盛り上がっていこうぜ!」と呼びかけ、毅と肩を組んでおどけてみせる。楽し気なムードのまま大きなコール&レスポンスが場内に響くと、メンバーは笑顔で「お前ら大好きだぞ!」とファンに語りかけた。

SUPER★DRAGONのツアーファイナルの様子。

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会場の一体感を肌で感じた玲於は「このコールとテンション感、過去イチっす! 確実に今世界で一番熱い場所! 最高っす!」と興奮をあらわに。颯が「感動ってこういうことなんだろうなって思えるくらい」と続くと、毅は「『Untouchable MAX』って泣ける曲だっけ?って思ったよね」と笑い「Emotionsツアーと銘打って、このスピード感で駆け抜けてきて。皆さんからの熱気を受け取って僕らもエモくなって、チームの絆も深まって……これぞ“Emotion”なんじゃないかなって思います」と、噛みしめるように思いを口にした。

Blu-ray発売決定の告知の瞬間。

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なお、アンコールではこの日のライブの模様を収録したBlu-rayが今夏発売されること、さらに9月7日に東京・日比谷野外大音楽堂でワンマンライブが行われることがアナウンスされ、メンバーもファンも一緒になって喜びを分かち合った。初めての野音でのワンマン決定に毅は「今回のツアー以上にエモいライブにすることは間違いないので、ここにいる皆さん全員来てください!」とコメントする。そして、自身最大規模となった今回のツアーを振り返り「本当に僕たちにとって大きいツアーになったなと思います。これからもみんなのことを引っ張っていくので、どうか付いて来てください!」とファンに向かって力強く呼びかけた。「これからも一緒に笑顔を作っていこうという思いを込めて」という言葉と共に届けられたラストナンバーは「What a day」。9人は充実感に満ちた晴れやかな笑顔を観客に向けながらこの曲を歌い踊り、エモーショナルにツアーを締めくくった。

SUPER★DRAGON「7th ONEMAN LIVE TOUR『Emotions』」2019年4月3日 Zepp Tokyo 第2部 セットリスト

01. LRL -Left Right Left-
02. Mr. GAME
03. PAYAPAYA
04. Monster!(Remix Ver.)
05. Bring Back
06. BLOODY LOVE
07. ゲラゲラ
08. リマカブロ!
09. Set It Off
10. WARNING
11. Mada' Mada'
12. HACK MY CHOICE
13. BADASS
14. Untouchable MAX
<アンコール>
15. Endless Dance
16. +IKUZE+
17. What a day

SUPER★DRAGON「SUPER★DRAGON 8th ONEMAN LIVE」

2019年9月7日(土)東京都 日比谷野外大音楽堂

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(撮影:笹森健一、小坂茂雄)

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