昨年8月に発表したアルバム「ELEVEN PIECE」を携えて、同年9月から各地のホール会場を回ってきたメンバーたち。テレビでの生中継も行われたツアーファイナルでは、約5カ月にわたる国内公演で磨き上げたバンドサウンドを披露しつつ、リラックスしたトークで観客を盛り上げていた。
ライブは「ELEVEN PIECE」のオープニングを飾る「Ryukyu Wind」でさわやかにスタート。序盤ではORANGE RANGEのホール公演ではおなじみとなりつつある、地元の学生たちとのコラボレーションが繰り広げられた。この日は東京都立駒場高等学校の駒場フィルハーモニーオーケストラ部の学生たちの奏でるエネルギッシュなブラスの音色に乗せて「ビバ★ロック」が、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の生徒たちによるキレのあるダンスと共に「Hopping」がパフォーマンスされた。初々しくも勢いのある学生たちの熱演を受けて、ORANGE RANGEのメンバーも力強い演奏と歌声を響かせて会場に一体感を作り出していた。
ライブの中盤ではNAOTO(G)やYOH(B)のプレイが光る「Theme of KOZA」「KONNICHIWA東京」といったどこかシニカルなムードの楽曲を披露したかと思えば、「Happy Life」「花」といったストレートで温かなメッセージを込めたバラードを丁寧に届けるなど、バンドの音楽性の幅の広さをアピール。合間には沖縄弁講座を開講したり、そのまま沖縄弁によるコール&レスポンスをしたり、自由奔放なMCで会場を沸かせた。
「イケナイ太陽」「上海ハニー」という沖縄の風を吹き込むようなサマーチューンでひと盛り上がりしたあと、ライブはクライマックスへ。終盤のMCでRYO(Vo)は「いい意味で、これからも好き放題に音楽をやっていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」とORANGE RANGEらしい音楽性やスタイルを貫くことを誓い、YAMATO(Vo)は「いつもありがとうね」と優しく口にする。そしてHIROKI(Vo)はツアーの最終公演の台湾公演に意気込みステージをあとにした。
ORANGE RANGEは2月16日に行われる台湾公演をもって今回のツアーに幕を下ろしたあと、4月13日に地元沖縄のミュージックタウン音市場&音楽広場にて企画イベント「テレビズナイト019」を行う。その後、7月から8月にかけて2008年発売のアルバム「PANIC FANCY」の再現ツアー「RWD← SCREAM 019」の開催を控えている。
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【ライブレポート】ORANGE RANGE、好き放題な「ELEVEN PIECE」ツアー国内編終幕
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