BUMP OF CHICKEN、2000人の前で新曲「HAPPY」初披露

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BUMP OF CHICKENが4月10日にシークレットライブ「BUMP OF CHICKEN SECRET」を開催。約2000人のオーディエンスの前で、久しぶりのライブを行った。

最初のMCでは「今日はみんなに集まってもらってすごくうれ、うれしいです」と少し噛むなど、緊張した様子も見せた藤原。

最初のMCでは「今日はみんなに集まってもらってすごくうれ、うれしいです」と少し噛むなど、緊張した様子も見せた藤原。

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ステージ上のメンバーのみならず会場に集まった観客も、久しぶりのライブを全身で満喫。

ステージ上のメンバーのみならず会場に集まった観客も、久しぶりのライブを全身で満喫。

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入場後には「HAPPY」演奏時の拍手やジャンプの練習が行われ、観客は楽しそうにスタッフの指示に従った。これは、この日撮影された映像を編集して「HAPPY」のビデオクリップにするため。PVは完成次第(「HAPPY」リリース当日の4月14日を予定)、YouTubeのTOY'S FACTORY公式チャンネルで公開される予定なので、期待しておこう。

入場後には「HAPPY」演奏時の拍手やジャンプの練習が行われ、観客は楽しそうにスタッフの指示に従った。これは、この日撮影された映像を編集して「HAPPY」のビデオクリップにするため。PVは完成次第(「HAPPY」リリース当日の4月14日を予定)、YouTubeのTOY'S FACTORY公式チャンネルで公開される予定なので、期待しておこう。

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この日のライブはニューシングル「HAPPY」の表題曲を初披露する目的で実施。場所は都内某所とのみアナウンスされ、ライブ当日の13時にならないとそれがどこだかわからなかったにもかかわらず、会場となった六本木ヒルズアリーナには大勢の人が駆けつけた。この日チケットを手にした幸運な人は1500人。さらに少しでも音を聴こうと集まったファン500人以上がヒルズアリーナの周辺で待機した。

開演定刻の16:00を5分ほど過ぎた頃、流れていた音楽が鳴り止み、会場は一瞬の静寂に包まれる。直後にTHE WHO「A Quick One While He's Away」が鳴り響き、BUMP OF CHICKENの4人が登場すると、待ち望んだオーディエンスから一斉に歓声が起こった。メンバーがそれぞれの楽器を手にし、藤原基央(Vo, G)が左手で高らかにレスポール・スペシャルを掲げると、もう一度歓声が響いた。

そして藤原と増川弘明(G)の幻想的なギターアンサンブルから始まったのは「R.I.P.」。升秀夫(Dr)が鳴らす優しいシンバルの音に導かれるように藤原が歌い始めると、観客から「キャアッ!」とうれしそうな声が飛ぶ。昨年11月にリリースされたシングルがライブで披露されるのは、もちろんこれが初めてのこと。ライブ用にアレンジされた楽曲を、会場中が右手を振り上げながら全身で楽しんでいる様子がうかがえた。

曲が終わると藤原がおもむろに「お久しぶりです、BUMP OF CHICKENです」と挨拶。「今日は新曲をいち早くみんなに聴いてもらいたくてこういう場を設けてもらいました。聴いてください」と口にすると、「HAPPY」のイントロのギターを鳴らしはじめた。

「HAPPY」はミディアムテンポの8ビートで、心が浮き立つようなメロディのナンバー。楽曲の持つ“HAPPY”な雰囲気を後押しするように、観客が両手を掲げて手拍子を打ち鳴らす。間奏では増川と直井由文(B)による「HAPPY BIRTHDAY」というコーラスが晴天に恵まれたヒルズアリーナに響き、このうえない幸せな空間を作り出した。

楽曲が終わり、大きな拍手が起こると、藤原が少し照れたように「まだ帰んないですけどね(笑)」と言い、「ホントすごい久々にお客さんの前に立たせていただいたんですけど……ありがとうございました」とメンバー全員で深々と頭を下げる。かと思えば、「あれスか、拍手とか練習したんですか」「ホワイトボードに『HAPPY』って書いた人いるんスか」と会場に質問を投げかける。あちこちから叫ばれた返答を聞くと「(PVで)ガシガシ使わせてもらいます」と口にした。

「あと1曲やってサーッと帰ります、ありがとう」というMCの後に続いたのは、増川がつま弾くギターの音。4月21日にリリースされる「魔法の料理 ~君から君へ~」だ。音源では弦楽器がフィーチャーされているが、ライブ用のアレンジはよりシンプルに、4人のバンドアンサンブルが楽しめる仕上がりに。そして、観客が息をのんで聴き入る中、ふいにざぁっと風が吹き、会場の横にある桜並木からヒルズアリーナに桜の花びらがひらひらと舞い落ちる。藤原の歌う優しく郷愁感あふれるメロディとあいまって、まるで夢のように美しい一瞬となった。

感動するオーディエンスに向かって「どうもありがとう」とシンプルに言う藤原。この日のライブはここで終わりとなり、メンバーがそれぞれ観客にお礼を言いながらステージを降りていく。と思いきや、いきなり全員が戻ってきはじめ、直井が「もう1曲だけやらせて!」と言い放つ。予定外のアンコールとなった。

4人は再び定位置に戻ると、藤原が「ヒロ、あとで家に帰ってから『しゃべっておけばよかった』って後悔しないように」と増川にMCをするよう促す。それを受け増川は「やーもう桜すごくて。気持ちいいライブやらせてもらってありがとうございます」と感慨深げに口にする。藤原がそれを受け「(これまで演奏した)3曲のことしか考えてなかったから(笑)。この曲演るの1年10カ月ぶりぐらい?」と言うと、直井がすかさず「2年は経ってるよ!」と返す。ライブ開始直後の緊張もすっかりなくなり、仲の良いBUMPらしいやり取りが繰り広げられた。

そして藤原が「みんなありがとうございます、すげぇよかったです」と言い、升がスネアを叩いて「ガラスのブルース」のイントロが始まると、会場中から「ぎゃー!」とひときわ大きな歓声が響いた。ファンの間でも人気の高いナンバーとあり、オーディエンスは両手を振り上げ、体を揺らして演奏に応える。さらに藤原が手を耳の後ろに当てると、観客の合唱が大きくなる。それを見たステージ上のメンバーも、うれしそうに演奏する。ライブの最後は、この日集まった全員が満面の笑顔になり、“HAPPY”な空気が会場を満たしていた。

BUMP OF CHICKENはこの後、シングルリリースに伴うメディア出演が続く。中でも4月14日(水)にはナタリーTVにて4人への生インタビューを実施。放送は21:30からとなるので、ファンはパソコンの前で待機しておこう。

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