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Czecho No Republic新体制で臨んだツアー終幕、「劇団チェコ座」開催を発表

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Czecho No Republic「旅に出る準備」リリースツアー 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演の様子。(撮影:山川哲矢)

Czecho No Republic「旅に出る準備」リリースツアー 東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演の様子。(撮影:山川哲矢)

Czecho No Republicが昨日10月2日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて、アルバム「旅に出る準備」リリースツアーのファイナル公演を開催した。

「旅に出る準備」はCzecho No Republicが3月にリリースしたメジャー5thアルバム。本来であればツアーは4月に行われる予定だったが、八木類(G, Syn, Cho)がツアー開始直前に脱退したため、開催を延期し9月から10月にかけての実施となった。渋谷duo MUSIC EXCHANGE公演はアルバムのタイトルトラック「旅に出る準備」で華やかにスタート。武井優心(Vo, B)は「みんな! 最高の旅に出る準備はできていますか?」と呼びかけ、オーディエンスはそれに応えるように歓声を上げる。バンドは勢いそのままに「Amazing Parade」に突入。盛大なシンガロングを巻き起こし、開始早々に祝祭感に満ちた空間を作り上げた。

今回のツアーではタカハシマイ(Syn, G, Vo)がギターをかき鳴らしながら歌う楽曲も多く、「Call Her」ではタカハシ、武井、砂川一黄(G)の3人がステージ前方に並んで楽しげにそれぞれの楽器を弾くシーンも。序盤ではコーラスワークが光る「チキンレース」、軽快なビートに乗せて別れた男女の感情を武井とタカハシが掛け合う「Spring」など、「旅に出る準備」の収録曲が続き、アルバムが持つ高揚感と勢いをアグレッシブなパフォーマンスでも体現した。

タカハシが「東京、会いたかったぜー!」と笑顔をはじけさせたあとは、彼女がハンドマイクで歌う楽曲が続く。ダンサブルな「Electric Girl」では山崎正太郎(Dr, Cho)がクールなドラムソロを決め、観客は大盛り上がり。「エンドルフィン」ではタカハシのみならず武井もベースを置いてハンドマイクで歌い、続く「Dream Beach Sunset」では砂川が武井に代わってベースを弾き、華麗なベースソロを披露した。手拍子やシンガロングで盛り上がる観客を前に武井は「まぎれもなくいい夜ですね! 東京都内いろいろな夜があるけれど、ここはまぎれもなくいい夜です!」と大はしゃぎ。そして現体制になって初めてリリースした楽曲であり、ZIMAのキャンペーンソングとして書き下ろした「Baby Baby Baby Baby」を丁寧な演奏で届けた。続いて4人は「Baby Baby Baby Baby」制作の際にインスピレーションを受けたというAlvvaysの「Archie, Marry Me」をカバー。この楽曲を披露する前に武井はAlvvaysについて、Czecho No Republicが5人体制から突然4人体制になるという不安な気持ちを前向きな気持ちへと変えてくれたバンドだと紹介した。

Czecho No Republicが渋谷duo MUSIC EXCHANGEでワンマンライブを行うのは5年ぶり。山崎はメジャーデビューを発表した思い出の会場でもある渋谷duo MUSIC EXCHANGEでライブをできることについて「5年変わらず好きでいてくれる人、この5年で新たに出会ってくれた人がここにいてくれてうれしい」と述べる。タカハシはこの日のステージ装飾を自身が上京して初めてアルバイトをしたヴィンテージショップGrimoireの十倍直昭氏が担当してくれたことを喜び、「音楽をやりたいと思いながらバイトをしていたから感慨深い」と話した。武井の台風の日のエピソードで盛り上がったあと、ライブは「テレパシー」で終盤戦へと突入していく。

「MUSIC」や「No Way」「Firework」といった人気曲でフロアを盛り上げたあと、武井はメンバーの脱退、ツアーの延期など、波乱だった2018年を振り返り、「ライブを全力でやることでしか言い訳できませんけど、みんなが受け止めてくれたからやってきてよかったなと思えました。いろんなところで衝突もしたけれど、それでもよくなると思ったからバンドをやりたくて」と思いを吐露。そして「生きているといいときと悪いときがあって、俺らの今年は『大丈夫かな?』というふうに見えたと思う。でもそういうときがあるからこそドラマを生むんじゃないかなって。みんなにもそういうときがあったらまだ上がっていけるチャンスだと思って、ワクワクする気持ちをコンパスに舵を取っていってもらえたら」とメッセージを送り、そんな思いを込めた「好奇心」をエネルギッシュにパフォーマンスした。

Czecho No Republicは「LALALA」で本編をフィニッシュ。アンコールを受けて再登場した彼らはタカハシのソウルフルな歌声が印象的な新曲、ハッピーな雰囲気の「Festival」をパフォーマンスした。ダブルアンコールでは「Oh Yeah!!!!!!!」を観客と共に熱唱し、ツアーを締めくくった。またこの日Czecho No Republicは2019年1月19日に東京・shibuya eggmanにてワンマンライブ「男性メンバー持ち込み企画! 俺たちだって演技はできる! 劇団チェコ座一日限定公演!」を開催することを発表。このライブは2月からJ-WAVE開局30周年記念舞台「みみばしる」に出演するタカハシを男性メンバーが応援するべく企画されたもので、本日10月3日よりCzecho No Republicのモバイルサイトにてチケットの先行予約を受け付けている。

Czecho No Republic「旅に出る準備」リリースツアー 2018年10月2日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE セットリスト

01. 旅に出る準備
02. Amazing Parade
03. Call Her
04. チキンレース
05. Spring
06. ザナドゥ
07. ファインデイ
08. Electric Girl
09. エンドルフィン
10. Dream Beach Sunset
11. Baby Baby Baby Baby
12. Archie, Marry Me(Alvvaysカバー)
13. テレパシー
14. MUSIC
15. No Way
16. Firework
17. 好奇心
18. LALALA
<アンコール>
19. 新曲
20. Festival
<ダブルアンコール>
21. Oh Yeah!!!!!!!

Czecho No Republic ワンマンライブ「男性メンバー持ち込み企画! 俺たちだって演技はできる! 劇団チェコ座一日限定公演!」

2019年1月19日(土)東京都 shibuya eggman

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