このツアーは彼らが結成10周年を記念して行ったアリーナツアー「10th Anniversary Live」の“裏ツアー”として企画されたもの。愛知・栄R.A.D.、下北沢SHELTER、大阪・LIVE HOUSE Pangeaという現在の彼らにとっては小さめのキャパシティでのライブハウスを会場に行われる。当初、9月30日の愛知・栄R.A.D.が初日公演となる予定だったが、台風24号の接近に伴い公演延期となったため、下北沢SHELTER公演が初日となった。
この日彼らは1stアルバム「Marking all!!!」収録曲から10月10日リリースのニューアルバム「SOIL」収録曲まで、新旧のナンバーを披露。さらに最近のライブではあまり演奏されていないレアな楽曲も飛び出し、イントロが始まるたびにフロアからは大歓声が上がっていた。
彼らが下北沢SHELTERでライブを行うのは、2ndミニアルバム「sonor」のレコ発ツアー以来5年ぶり。GEN(B, Vo)は「狭っ! 小さっ! 熱っ!」と冗談を交じえつつも「憧れのパンクヒーローがツアーで回っていた会場」「思い出がいっぱいつまっていて、ノスタルジーが爆発しそう」と会場への思いを述べ、「ライブハウスで観るフォーリミが一番カッコいいっすね!」と自ら胸を張る。普段はステージ上を駆け回るHIROKAZ(G)とRYU-TA(G, Cho)は、駆け回る代わりに、KOUHEI(Dr, Cho)と共に顔を見合わせておどけたり、その場でくるくる回ったりと、小さなステージなりのパフォーマンスでファンを楽しませていた。またタイトな演奏に乗せて、GENが時にさわやかに、時に色っぽく楽曲ごとにさまざまな歌声を聴かせるなど、4人は5年間の成長を見せつけるかのように精緻なプレイを披露していった。
終盤、GENは改めて5年ぶりに下北沢SHELTERのステージに立っていることに言及し「5年も前な気がしない。いまだに当時のことを鮮明に思い出す。そうやって皆さんの人生においても俺たちの曲が大切なサントラになってくれれば」と語る。さらに「音楽で世界なんか変えられなくても、自分の見てる世界だけは変えられたらと思っています」と真摯な思いを口にした。終始、異様な熱気に包まれた大盛り上がりのフロアを見渡した4人は、「最高か!」「最高にいい景色をありがとう」と感激した様子で何度も声を弾ませ、5年ぶりの下北沢SHELTERのステージを去った。
なお「裏 10th Anniversary Live」はこのあと明日10月4日に大阪・LIVE HOUSE Pangea、13日に愛知・栄R.A.D.にて行われる。
04 Limited Sazabys「裏 10th Anniversary Live」(終了分は割愛)
2018年10月4日(木)大阪府 LIVE HOUSE Pangea
2018年10月13日(土)愛知県 栄R.A.D.(※振替公演)
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みつと @mitsuto_
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