PrizmaXの
この本の製作にあたって森崎は全10時間におよぶインタビューを受け、ミャンマーで生まれ育った幼少期から日本に来て芸能活動をスタートし今に至るまでを語った。自身の人生を振り返るテキストと撮り下ろし写真で構成されたこの作品について出版が決まったときの心境を聞かれると、彼は「最初は『俺でいいのかな』という気持ちがあったんですけど、いざ作ってみると純粋にうれしいと言うか。知ってもらってナンボだと思うので、こうして1つでも自分のことを知ってもらえるチャンスが増えたのはうれしいです」と答える。出来栄えに点数を付けると「185点」だと言い、「話の内容がけっこう赤裸々なんです。自分が付けている日記を振り返りながら話して、つらい思い出にも向き合えました。特に(母国の)ミャンマーで生まれ育った当時のことはまだ知られていないと思うから、注目してもらえたら」とその理由を明かした。
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「レディ・プレイヤー1」のメインキャストに抜てきされて以降、多数のテレビ出演など多忙な日々を送る森崎。「1年前にはこんな環境になるなんて思っていなかった」と率直な思いを語ると同時に「『やっとだな』という思いがあります。『やっと来たな』って」と手応えを明かす場面も。映画公開後に心境の変化があったかと言う問いかけには「すごく給料が上がった、とかではないんですけど(笑)、自分の意識が変わってきているのは感じています」と答えた。
会見の中では、「レディ・プレイヤー1」で森崎演じるダイトウが発した決めゼリフ「俺はガンダムで行く」を再現してほしいと言うリクエストが司会者から飛んだ。快く応じた森崎だが、前日にPrizmaXのワンマンライブがあった影響でこの日の彼の声はかすれて万全ではない状態。彼は「がんばります」と言って一度声を整え挑戦するも「俺は……ゴホゴホッ。ダメだ、全然“行けない”わ!(笑)」と再現失敗に大笑いした。「セリフ再現の失敗は初めて?」と質問されると、森崎は「そうですね。言ってほしいとよくリクエストを受けるのはテレビ番組で披露してインパクトが大きかった『First to the egg!』のほうなので、『俺はガンダムで行く』はそんなに数出してないんですけど……数出してないのに失敗しました(笑)」とはにかんでいた。
また「PrizmaXのメンバーには本を見せた?」という問いかけには「見せてないです。男同士なんでみんなやっぱりジェラシーがあるし、誰かが仕事決まると『悔しい』って気持ちがあるんですよ。だからこの本も見たがらないと思う。僕の前では(本の話題は)言わないし、僕からも言わないです」とコメント。今後の個人としての目標を問われると「アクション映画が好きなのでやってみたい。普段は歌って踊っているので、運動神経はいいほうです」とアピールし「10年以内に米アカデミー賞を取る」という野望も明かした。これについて森崎は「僕がそうやって活躍することで、『スティーヴンはやっぱりレジェンドなんだ』って世間の方に思ってもらえる。そう思わせることが僕の役目」と思いを明かし「10年後の未来から逆算すると、今自分に足りないものが見えてくるので……日々勉強ですね。これからも森崎ウィンから目を離さないでください!」と力強く呼びかけていた。
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