BiS1stとBiS2nd、新体制お披露目した47都道府県ツアー金沢公演

BiS1stとBiS2ndが昨日6月2日に47都道府県ツアー「I Don't Know What Will Happen TOUR」の石川・Kanazawa AZ公演を開催。2チーム制でのライブ活動をスタートさせた。

5月31日の東京・WWW公演で5人体制での活動を終え、石川公演より昼にBiS2nd、夜にBiS1stと2チームに分裂した編成でツアーを回ることとなったBiS。昼公演で渡辺淳之介（WACK）が「今日はバージン。悔いがないよう楽しんでください！」と前説を行い、BiS2ndは「gives」を1曲目に届けた。既存メンバーのペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、キカ・フロント・フロンタールがキレのあるステージングで研究員（※BiSファンの呼称）を扇動し、新メンバーのYUiNA EMPiRE、ムロパナコ、ミュークラブが堂々たるパフォーマンスを繰り出して会場のボルテージを引き上げた。

自己紹介では新メンバーの担当が発表され、ミュークラブは「Welcome to the wonderland! BiSの“不思議の国”担当ミュークラブです」、ムロパナコは「パルプンテ！ “そして でんせつが はじまった”担当ムロパナコです！」、「今日も夢をいただきます！ BiSの“バク”担当YUiNA EMPiREです！」とそれぞれが挨拶した。その後もBiS2ndは新たな歌割りでライブを展開。ペリが「今日は私たちの始まりの日です。一瞬一瞬を見逃さないでください」とファンに呼びかけ、ライブ本編をエネルギッシュに駆け抜けた。

アンコールのMCでは、ミュークラブが「自分を変えたくてオーディションに参加しました。1度はオーディションに落ちたけど、BiSの曲で、パフォーマンスで、そして、『パプリカ』という曲のおかげで、自分の道を切り開けて合格できました。今後何があっても自分で道を切り開いていくので見ていてください。私は甘くも苦くもないけど、もっと大胆になって、未来のBiSにいます！」と語り、ムロパナコが「私はMCを考えていなんですけど……」と切り出し、「（ファンは）5月31日までの5人のBiSが最強だと思っていると思います。それをぶち壊したいです！ 私は伝説を作ります。“そして でんせつが はじまった”担当のムロパナコです」と力強くアピールした。そしてEMPiREからBiSへと完全移籍したYUiNA EMPiREは「今日をずっと楽しみにしてきました。BiSの“メンバーさんたち”と……」と初々しい発言をし、メンバーから「“さん”は付けないで」とツッコミを受けるも、続けて「1年後には、BiSを引っ張っていく存在になりたいです。これからカッコよく変わっていく私を見ていてください」と熱い思いを吐露。6人は7月4日リリースするニューシングル「Don't miss it!!」の表題曲を初披露するなどして、ライブを終えた。

夜公演に登場したBiS1stはBiS2ndと同じセットリストでライブを展開。メンバー脱退やオーディション合格者の辞退などの紆余曲折により、新メンバーのネル・ネール、トリアエズ・ハナ、既存メンバーのパン・ルナリーフィ、ゴ・ジーラの4人体制となったBiS1stは、BiS2ndよりも各メンバーの担当パートが多いこともあって、それぞれの個性がより浮き彫りになるパフォーマンスで観客を魅了していった。MCではハナが「一杯目もトリアエズ・ハナ！ とりあえず一丁入りました。BiSの“カンパイ”担当トリアエズ・ハナです」、ネルが「ネルネルネールネネルネルネー！ BiSの“ダイナマイト”担当ネル・ネールです！」と自己紹介。パンが「私たちがBiS1stです！ もっともっと暴れまくるぞ！」と気合いをにじませ、爆発力のあるパワフルなライブを繰り広げた。

アンコールでのMCでは、ネルが「今日に至るまでに心が折れそうになったこともあったけど、たくさんの人に支えられてがんばろうと思いました。私はほかの人よりも不器用で、要領が悪かったりで歩みが遅いかもしれませんが、一歩一歩進んでいくので見守っていただければうれしいです」とコメント。続くハナは「歌が歌いたくて、大きな舞台に立ちたくて」と涙ながらに胸の内を明かし、「BiSとしての目標は歌姫になることです。私の夢はワールドツアーなので、世界の歌姫になりたい」と将来の展望を語った。

なおBiS1stとBiS2ndは、本日6月3日に福井・福井CHOPにてライブを行う。