MOSHIMO、ファン喜ばせた遊び心満載のツアーファイナル「一生ライブさせて!」

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MOSHIMOが5月19日に東京・TSUTAYA O-EASTでライブツアー「ワンマンツアー2018 春『圧倒的妄想ト現実ノ交差』」の最終公演を開催した。

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

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圧倒的少女漫画ストーリー

MOSHIMO「圧倒的少女漫画ストーリー」
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MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

このツアーはバンドが3月リリースの1stフルアルバム「圧倒的少女漫画ストーリー」を携えて行ってきたもの。4人はニューアルバムの楽曲を中心に構成されたセットリストの中にさまざまな遊びを盛り込み、エンタテインメント性の高いライブを繰り広げた。ツアーファイナルのこの日、MOSHIMOは「命短し恋せよ乙女」のショートバージョンでライブを開始。曲タイトルのコール&レスポンスで冒頭からフロアをヒートアップさせた4人は、その勢いのままニューアルバムの表題曲「圧倒的少女漫画ストーリー」につなげていく。

岩淵紗貴(Vo, G)(撮影:後藤壮太郎)

岩淵紗貴(Vo, G)(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

ミドルテンポの「ポテトサラダ」で心地よい空間を作り上げたあとはメンバーがそれぞれの近況についてトーク。一瀬貴之(G)はKEYTALKの八木優樹と04 Limited SazabysのKOUHEIが所属する野球チームに入ったところ、思った以上に本格的で驚いたエピソードを明かした。一方、岩淵紗貴(Vo, G)はライブが楽しいこと以外に話すことはないと言い、「一生ライブさせて!」と観客に求めた。また岩淵は周りの花を引き立てるカスミソウに自らをなぞらえて彼女が歌に込める思いを告白。「私は不甲斐ないやつナンバーワンになろうと思った。不甲斐ない歌を一番歌い倒してやろうと思った」と語り、自分の歌に共感して会場に足を運んでくれるファンの分まで劣等感や嫌なことを全部歌い倒してやると叫んだ。

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

心理テストで「強引に押し倒し、ベッドに持ち込む肉食系」と診断される岩淵紗貴(Vo, G)。(撮影:後藤壮太郎)

心理テストで「強引に押し倒し、ベッドに持ち込む肉食系」と診断される岩淵紗貴(Vo, G)。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

岩淵がアルバイトをしていたときに作ったというバラード「15分」でライブを再開したMOSHIMO。続く「悲縛り」では本多響平(Dr)が鬼気迫るドラムソロで観客を圧倒し、「チュウチュウ」では一瀬が「チュウ」と書かれたボードでコール&レスポンスを煽ってフロアを楽しませた。またツアーで恒例となっている心理テストのコーナーでは、「ベッドの誘い方」がわかるという心理テストによって、岩淵と宮原颯(B)が「強引に押し倒し、ベッドに持ち込む肉食系」と診断される。岩淵は肉食系であることを認めつつ、「強引に誘われたい肉食系ってことにしといて」と話して観客を笑わせた。その後MOSHIMOは岩淵が同名の少女マンガからインスパイアされて作ったという「カプチーノ」を披露。続く「大嫌いなラブソング」と合わせて、伸びやかな歌声とアコースティックギターの音色で観客を聴き入らせた。

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

宮原が岩淵と共にボーカルを務めた「FUWA-FUWA」では肉食系と診断された宮原が岩淵に迫って、岩淵が照れる場面も見られた。「吾輩は虎である」「触らぬキミに祟りなし」のアッパーチューン2曲でTSUTAYA O-EASTを熱気で包んだ4人は、オープニングナンバーの「命短し恋せよ乙女」をもう一度フルバージョンで披露。「みんなの恋を応援したい」と言って岩淵がフロアのファンから名前を聞き出すと、彼らの名前で「命短し恋せよ○○!」とコール&レスポンスを行ってファンを喜ばせた。

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)

MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」最終公演の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

アンコールでMOSHIMOは一瀬が作ったオフィシャルグッズを身につけて登場。岩淵はバンドについて、メンバー同士で表現したいサウンドを話し合えるようになったというポジティブな変化を挙げつつ、「歌っていることはずっと同じ」と語り、前身バンド・CHEESE CAKE時代からの代表曲「寝グセ」を熱演した。そして4人は12月26日に東京・LIQUIDROOMでワンマンライブ「『BARI BARI ROCK』~大忘年会 嫌なこと全部ぶっ飛ばす!! 編~」を開催すると発表。岩淵が「音楽が好きだからここまで突っ走ってこれた」と語ったあと、MOSHIMOはポップチューン「赤いリンゴ」で明るくライブを締めくくった。

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MOSHIMOワンマンツアー2018 春「圧倒的妄想ト現実ノ交差」
2018年5月19日 TSUTAYA O-EASTセットリスト

01. 命短し恋せよ乙女(Short ver.)
02. 圧倒的少女漫画ストーリー
03. 猫かぶる
04. 支配するのは君と恋の味
05. 可愛い子には旅をさせるな
06. ポテトサラダ
07. 15分
08. 悲縛り
09. チュウチュウ
10. カプチーノ
11. 大嫌いなラブソング
12. FUWA-FUWA
13. 吾輩は虎である
14. 触らぬキミに祟りなし
15. 命短し恋せよ乙女
<アンコール>
16. 寝グセ
17. 赤いリンゴ

MOSHIMO「BARI BARI ROCK」~大忘年会 嫌なこと全部ぶっ飛ばす!! 編~

2018年12月26日(水)東京都 LIQUIDROOM

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Canal Guitars Co @CanalGuitarsCo

ツアーファイナルのレポートでてましたね(╹◡╹)!

【ライブレポート】MOSHIMO、ファン喜ばせた遊び心満載のツアーファイナル「一生ライブさせて!」(写真20枚) - 音楽ナタリー https://t.co/UARBdqpg4N

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