板野友美、念願のバンド編成ツアー完走！夏公開の映画主題歌も初披露

板野友美のライブツアー「板野友美 LIVE TOUR 2018 ～Just as I am～」の最終公演が、昨日5月12日に東京・マイナビBLITZ赤坂で行われた。

板野にとってソロデビュー時からの念願だった「バンド編成でのライブ」が実現した今回のツアー。板野は大古晴菜（Key）、伊藤千明（B）、橋本賢（G）、エノマサフミ（Dr / BuZZ）をバックに従え、ダンスパフォーマンスを封印して歌で勝負する計5公演のツアーに挑んだ。

強烈なワウギターで始まる「愛にピアス」で最終公演をスタートさせた板野は、「東京盛り上がっていきましょう！」と続けて「OMG」を披露。「ソロデビューのときからずっとやりたかった生バンドツアーでございます。バンドメンバー、そして皆さん、一丸となってグルーヴを体感して帰っていただけたらと思います」と観客に告げると、板野は「次に懐かしい曲を。好きな人、大事な人のことを思って聴いてください」と2011年7月発売の2ndシングル「ふいに」を歌った。今回のツアーでは、2月に発売された新作「Just as I am」がシングル通算10枚目の節目を迎えたこともあり、板野は過去の楽曲を改めて聴き返し、7年間のソロ活動を振り返るような思いでセットリストを組んだという。

2016年4月発売の8thシングル「HIDE & SEEK」のあと、バンドがハードなインストナンバーを奏でる間に板野はクールなパンツルックから華麗なロングスカートへと衣装をチェンジ。「10年後の君へ」ではアコースティックギターとピアノが情熱的な演奏で盛り上げ、「One Last Kiss」ではミラーボールが惑星のようにゆっくり旋回したりと、バンド演奏やステージ演出が楽曲の印象をさらに引き立てる。エモーショナルなバラード「Deep In Lies」はこれまでライブで歌われたことがなかった楽曲で、今回のツアーで初めて披露されることとなった。演奏は生バンドならではの力強さはあるものの「みんなそれぞれの思い入れがあると思うので」という板野の考えから、どの曲も原曲に忠実なアレンジが施されていた。

板野が「自分でも5本の指に入るほど好き」だという4thシングル「1%」カップリングの自作詞曲「白黒」からライブは後半戦へ。デビューシングル「Dear J」や1stアルバム「S×W×A×G」収録曲「Crush」などアッパーな楽曲が連発され、フロアは大盛り上がり。板野は「暑いねー」とタオルで汗をぬぐいながら、ツアータイトルにもなった最新シングル「Just as I am」について話し始める。「自分と向き合い、これまでのこと、これからのことを考えました。いろんな経験をしたからこそ、失敗を恐れてなかなか挑戦できなかったり、現状に満足してしまったり……私も昔より臆病になってしまいました。でも私にはまだまだやりたいこと、夢があることに気付きました。一度きりの人生だから、失敗を恐れず、カッコ悪くてもがむしゃらに自分のやりたいことに向かって走っていきたい。いや、走っていこうと決めました。私はまだ走っていきます。そんな思いを込めてこのタイトルを付けました」と語った板野は、最後に「Just as I am」を熱唱し、さわやかな表情でステージをあとにした。

盛大な「ともちん！」コールを受けてバンドと共に再登場した板野は、アンコール曲として「Show time」「#いいね！」の2曲を披露した。その後スクリーンに突然、板野がW主演で出演する7月公開の映画「イマジネーションゲーム」のもう1人の主演女優・久本雅美からのコメント映像が流れ、この映画の主題歌を板野が担当することを久本が発表した。初公開となる映画の特別映像に続き、板野はその主題歌を初披露。主題歌のタイトルが映画と同じ「イマジネーションゲーム」になったこと、上映された特別映像は畑泰介監督が自ら制作したものであることを明かした。板野はさらにもう1曲、「いつもこの曲でライブを締めてるので、今日もこの曲を」と「For you, For me」をパフォーマンス。タオルを持った手をゆっくり左右に振りながら、観客との一体感を楽しんだ。