NAMBA69×Dragon Ash、地元背負ったツーマンで熱演

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NAMBA69Dragon Ashのツーマンライブ「KNOW YOUR ROOTS」が4月13日に東京・TSUTAYA O-EAST、15日に新潟・NIIGATA LOTSにて行われた。この記事では13日の東京公演の模様をレポートする。

Dragon Ash「Ode to Joy」プレイ時にNAMBA(NAMBA69)が飛び入りした様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Dragon Ash「Ode to Joy」プレイ時にNAMBA(NAMBA69)が飛び入りした様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

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NAMBA69(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

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この日の先攻はNAMBA69。彼らは「LOOK UP IN THE SKY」「DREAMIN'」「LET IT ROCK」とさっそくアグレッシブにパンクナンバーを届けて、場内のテンションを引き上げる。さらにNAMBA(Vo, B)が「誰か歌うか?」とファンに声をかけ、1人のファンをステージに上げてから始めた「MY WAY」では、演奏が始まると次々にクラウドサーファーがステージに到達。ステージには多くのファンがつめかけ、最後にはko-hey(G, Cho)がフロアにダイブした。序盤から大盛り上がりとなったライブにNAMBA69メンバーは大喜び。NAMBAは「メンバーが飛んで(ステージにいる)お客さんが引っ張り上げてくれる光景なんて初めて見たよ! どうなっちゃってるんだよ!」とうれしそうに声を上げ、ko-heyも「今日の雰囲気、すげーいいと思うよ!」と声を弾ませた。

NAMBA(Vo, B / NAMBA69)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

NAMBA(Vo, B / NAMBA69)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

MCではNAMBAが今回の「KNOW YOUR ROOTS」開催の経緯について説明。「KNOW YOUR ROOTS」と銘打った理由について、「音楽的ルーツだけじゃなくて、育ちとかの意味も含めている」と言い、Dragon Ashの地元である渋谷と、NAMBA69の地元である新潟の2カ所で行うことになったと話した。その後彼らは最新曲「MAKING MY DAY」や、「Dragon Ashを意識して作った」という「LOST」などを披露する。「LOST」ではSAMBU(Dr, Cho)の繰り出すゆったりとしたリズムに乗せて、骨太な演奏を聞かせた。

またNAMBAはミクスチャーサウンドのDragon Ashを引き合いに出し、自身では「跳ねられない」と跳ねるリズムをベースでたどたどしくプレイしたあと「速いのは負けないんだけど」と高速ベースを繰り出して見せる場面も。さすがのプレイに観客からは歓声が上がった。彼はさらにKenKen(B / Dragon Ash)から使用しているベースアンプを教えてもらって同じものを購入したとうれしそうに語っていた。メンバーがしきりに「楽しい」と口にしたこの日。「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」ではK5(G, Cho)がフロアにダイブし、ko-heyはサビでマイクをフロアに向けてファンのシンガロングを煽る。大合唱が発生した「TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS」のあと、パワフルに「HEROES」を届けた。時間が押していると焦ったNAMBAは、最後にフロアにダイブしたのち、そそくさとステージに戻ると、自らで機材の搬出を行う様子を見せて、最後までファンを楽しませていた。

Dragon Ash(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Dragon Ash(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

後攻のDragon Ashはさっそく跳ねるリズムに乗せた「For divers area」でファンを踊らせる。続く「Headbang」では桜井誠(Dr)が立ち上がってフロアを見渡し「NAMBA69がこんなに楽しい遊び場を作ったんだ。もっと飛んでこい!」と煽ると、オーディエンスはより激しくモッシュやクラウドサーフを繰り返した。「The Live」のイントロではKenKenがベースアンプを指差し「これがなんちゃんに教えたベースアンプです」と紹介し、高速スラップを披露するなど、Dragon Ashも序盤からアグレッシブなライブを展開した。

Kj(Vo, G / Dragon Ash)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Kj(Vo, G / Dragon Ash)(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

最初のMCではKj(Vo, G)が難波章浩が個人名義で出演していたフェスでの一コマを回想。「初めてなんちゃんの(カバーするHi-STANDARD)『stay gold』を聴いて、袖から走ってダイブしたんだけど、フェスってステージから客席までの距離があるってことに空中で気付いて。前の柵に顔が当たって前歯が折れた。そのあとのDragon Ashのライブではアロンアルファで歯を留めてライブをやりました。Dragon Ashです」と驚きの事実を明かして、ファンを驚かせた。そしてバンドは“歓喜の歌”として「Ode to Joy」をプレイ。曲中にはKjが「『stay gold』で前歯折って、『AIR JAM』に呼ばれて、今俺らの地元渋谷でツーマンライブをやってる。長く歩いてればいいことあるなって思いました」と喜びを語ると、ステージにNAMBAが飛び入りし、Kjと共に歌唱した。

「百合の咲く場所で」では展開が変わるたびにKjが「飛んでこい、パンクキッズ!」「よく我慢した、ミクスチャーキッズ!」とファンを焚きつける。さらにいつもなら「ミクスチャーロックは好きですか?」と問いかけてから始める「Fantasista」の演奏前に、Kjは「もういいや、ミクスチャーじゃなくて。日本のロックバンドは好きですか?」とNAMBA69を讃えつつ、オーディエンスを煽る。バンドは最後に壮大な「A Hundred Emotions」を盤石なアンサンブルで届けて、本編を締めくくった。

IKUZONEのネルシャツが掲げられたステージ。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

IKUZONEのネルシャツが掲げられたステージ。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

なおTSUTAYA O-EASTはDragon Ashのオリジナルメンバー・IKUZONEこと馬場育三(B)が最後に立ったステージ。アンコールで「Curtain Call」を届けたあと、KenKenは「彼が最後にライブをしたの、ここなんで」と言い、IKUZONEのネルシャツを掲げてステージを去った。

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KNOW YOUR ROOTS
2018年4月13日 TSUTAYA O-EAST セットリスト

NAMBA69

01. LOOK UP IN THE SKY
02. DREAMIN'
03. LET IT ROCK
04. MY WAY
05. MANIAC
06. WILD AT HEART
07. MAKING MY DAY
08. SUMMERTIME
09. LOST
10. PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT
11. TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS
12. HEROES

Dragon Ash

01. For divers area
02. Headbang
03. The Live
04. Ode to Joy
05. Mix it Up
06. 百合の咲く場所で
07. Jump
08. Fantasista
09. A Hundred Emotions
<アンコール>
10. Curtain Call

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