須田景凪、初ライブでバルーン曲も熱唱「音楽をやってきて本当によかった」

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1月31日に1stアルバム「Quote」をリリースした須田景凪が、3月16日に東京・WWWでワンマンライブ「須田景凪 1st LIVE "Quote"」を開催。須田景凪としてライブを行うのはこの日が初めてだったこともあり、期待に胸を膨らませたファンで会場はあふれかえるほどの超満員となった。

「須田景凪 1st LIVE "Quote"」の様子。(Photo by Taku Fujii)

「須田景凪 1st LIVE "Quote"」の様子。(Photo by Taku Fujii)

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須田景凪(Photo by Taku Fujii)

須田景凪(Photo by Taku Fujii)[拡大]

ステージに姿を現した須田は赤いテレキャスターを構え、突き抜けるような声を上げてアルバムの1曲目「morph」を歌唱。これまで素顔をほとんど見せていなかったこともあり、観客は背中から強いライトを浴びて歌う細身な彼の姿をじっと見つめながら、その済んだ歌声に聴き入っていた。3曲目にバルーン名義で発表したボカロ曲のセルフカバー「メーベル」が始まると、フロアから喜びの声が上がる。

その後も彼は、「初ライブなんでめちゃめちゃ緊張してます」など言葉少なめなMCを時折はさみながら、アルバム収録曲やバルーン楽曲のセルフカバーを次々と演奏。Awesome City Clubのモリシー(G)、米津玄師のサポートメンバーなどで活躍する堀正輝(Dr)、そしてボカロPの有機酸(B)がバックバンドを務め、息の合ったアンサンブルで須田の楽曲の世界観を再現していく。序盤は緊張の色も見せていた須田だが、ライブが進むにつれて楽しげな表情に。「Cambell」では演奏に合わせて、ステージのスクリーンにアボガド6が手がけた同曲のミュージックビデオが流れた。

須田景凪(Photo by Taku Fujii)

須田景凪(Photo by Taku Fujii)[拡大]

そして引き続きMVを流しながら代表曲「シャルル」に突入し、会場の興奮は最高潮に。さらにラストスパートをかけるように、4人は「ポリアンナ」「レド」とアッパーチューンを連発していく。本編最後に披露されたのは、彼が須田景凪名義で発表した最初のオリジナル曲「アマドール」。この曲を切なく歌い上げた須田がステージを去ると、会場にアンコールを求める声が沸き上がった。

オーディエンスの声に呼び戻されて再びステージに現れた須田は「ここでしゃべることを考えてきたんですけど……めちゃめちゃ月並みな表現になってしまって申し訳ないんですが、音楽をやってきて本当によかったなと思います」「ライブをやる前の気持ちは5割が“緊張”だったんですけど、今は15割くらい“楽しい”です。またライブできる機会があったら来てください」と胸中を語り、ラストに「密」を歌唱。1時間強の初ライブを終えた彼は、手を合わせて観客にお辞儀をし、「めっちゃ楽しかったです。またお会いしましょう」と言ってステージを去った。

「須田景凪 1st LIVE "Quote"」2018年3月16日 WWW セットリスト

01. morph
02. 街灯劇
03. メーベル
04. idid
05. トピアリー
06. 鳥曇り
07. シックハウス
08. レディーレ
09. 朝を呑む
10. Cambell
11. シャルル
12. ポリアンナ
13. レド
14. アマドール
<アンコール>
15. 密

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