ヤバイTシャツ屋さん、夢はZepp5DAYS!“カフェ”も開店したツアー完遂

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ヤバイTシャツ屋さんのツアー「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018」の追加公演が本日3月16日に大阪・Zepp Osaka Baysideにて終了。この記事では14日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催された東京公演の模様をレポートする。

Cafe ヤバイTシャツ屋さん(Photo by KEIJU)

Cafe ヤバイTシャツ屋さん(Photo by KEIJU)

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このツアーはヤバTの2ndフルアルバム「Galaxy of the Tank-top」のリリースを記念して行われたもの。22公演にわたる本編は各地に異なるゲストを迎えたツーマン、東京、大阪、愛知のZeppで行われた追加公演はワンマン形式で実施された。

「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」大阪・Zepp Osaka Baysideの様子。(Photo by KEIJU)

「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」大阪・Zepp Osaka Baysideの様子。(Photo by KEIJU)[拡大]

開演時刻を回るとステージを覆った紗幕にヤバTファンにはおなじみのキャラクター・タンクトップくんが登場し、会場の最高責任者が“闇のタンクトップパワー”に支配され、ライブを開始できないことを申し訳なさそうに告げる。残念がる観客たちにタンクトップくんは「2500人の“タンクトップパワー”を集めると、“闇のタンクトップパワー”から解放される」と説明し、観客は2Fにいた最高責任者に「タンクトップ! タンクトップ!」と“タンクトップパワー”を送った。2500人が放つ“タンクトップパワー”を浴びた最高責任者は“心のタンクトップ”を引き裂いて無事復活。ヤバTのライブの開催を許可した。

こやまたくや(G, Vo)(Photo by KEIJU)

こやまたくや(G, Vo)(Photo by KEIJU)[拡大]

そんな茶番を経てステージに現れたヤバTは「Tank-top in your heart」で勢いよくライブをスタート。ダンスナンバー「DANCE ON TANSU」ではこやまたくや(G, Vo)がエッジの効いたリフを小気味よく鳴らし、しばたありぼぼ(B, Vo)ともりもりもと(Dr, Cho)がグルーヴィなリズムを刻んでフロアを大きく揺らす。そのままファストチューン「Universal Serial Bus」になだれ込むと、観客たちはさらに熱狂。さらに「ウェイウェイ大学生」「あつまれ!パーティーピーポー」とキラーチューンを連投し、序盤からフロアの盛り上がりはピークを迎えた。

しばたありぼぼ(B, Vo)(Photo by KEIJU)

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その後もヤバTは「気をつけなはれや」や「眠いオブザイヤー受賞」など「Galaxy of the Tank-top」の収録曲を中心に次々と楽曲を披露。さらにヤバTのライブには欠かせないそれぞれのキャラを生かした、テンポのいいMCでも観客を楽しませる。この日はしばたが楽しんご、ゆりやんレトリィバァ、ゆーびーむ、いかちゃんといったピン芸人縛りのモノマネで会場を沸かせ、こやまはZepp Tokyoで同時刻にライブを行っているレーベルメイト・back numberをライバル視した発言をするなど、テンションが高めのMCを繰り広げた。またヤバTはもりもとのグッズだけが入ったガチャガチャ「もりもとガチャ」が完売したことも報告。ネタで作った商品の人気具合に驚きを隠せない様子だった。

もりもりもと(Dr, Cho)(Photo by KEIJU)

もりもりもと(Dr, Cho)(Photo by KEIJU)[拡大]

ライブが後半戦に差し掛かる頃、3人は「Cafe ヤバイTシャツ屋さん」と名乗り、アコースティックセットのパフォーマンスを展開。3人が大真面目にボサノバアレンジの「喜志駅周辺なんもない」を演奏すると、フロアではクスクスと笑いが起こっていた。さらにヤバTは5月16日にリリースするニューシングル「げんきいっぱい」より、1曲目に収録される新曲(タイトル未定)を披露。この曲は「ヤバみ」のアンサーソングにあたるという。

「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」大阪・Zepp Osaka Baysideの様子。(Photo by KEIJU)

「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」大阪・Zepp Osaka Baysideの様子。(Photo by KEIJU)[拡大]

東京・新木場STUDIO COASTで掲げた“Zepp2DAYS”という目標よりも規模を拡大した形でツアーができることについて、こやまは「Zeppに出続けられるバンドは少ないんですよ。でもこうなったらもうホンマにずっと(ヤバTを)やっていたいと思う。僕らがZeppに出続けるためには皆さんの応援が必要なんです。そのためにいろいろ面白いことをやっていくので、それにみんなが付いてきてくれたらいいなと思っています。大学のサークルで組んだバンドがZepp3DAYSできるなんて夢がある。サークルでやっていた頃を思い出して自分で感動するくらい。初心を忘れずにやっていきます」と宣言。そしてヤバT自身のことを歌った「サークルバンドに光を」を熱唱したあと、ヤバTが最初に作ったオリジナル曲「ネコ飼いたい」を披露した。

「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」大阪・Zepp Osaka Baysideの様子。(Photo by KEIJU)

「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」大阪・Zepp Osaka Baysideの様子。(Photo by KEIJU)[拡大]

本編はモッシュやダイブでフロアが大盛り上がりとなった「ヤバみ」で終了。アンコールではストリングスのオケが感動的な雰囲気を演出する「肩 have a good day -2018 ver.-」や、ヤバTとNHKのコラボキャンペーン「NHKフレッシャーズキャンペーン2018『ヤバT×NHK』~公共放送のこと、知ってほしい!~」のために書き下ろされた「案外わるないNHK」などが披露された。ヤバTは「喜志駅周辺なんもない」のコール&レスポンスパートでは「いつかZepp5DAYSやらせてもらうために」とZeppに全力で媚を売り、ラストの「ハッピーウェディング前ソング」では盛大な「キッス!からの入籍!」コールを巻き起こし、大盛り上がりの中ライブの幕を下ろした。

またツアー全日程を終えたこやまは自身のTwitterアカウント(@yabat_koyacial)にて、左声帯嚢胞の手術を受けることを発表。1カ月間ライブ活動を休止し、治療に専念する。

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ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~ 2018年3月14日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. Tank-top in your heart
02. DANCE ON TANSU
03. Universal Serial Bus
04. ウェイウェイ大学生
05. あつまれ!パーティーピーポー
06. L・O・V・E タオル
07. 気をつけなはれや
08. 週10ですき家
09. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
10. 眠いオブザイヤー受賞
11. ベストジーニスト賞
12. 天王寺に住んでる女の子
13. スプラッピ スプラッパ
14. Tank-top of the world
15. 喜志駅周辺なんもない(ボサノバVer.)
16. ドローン買ったのに
17. 新曲
18. とりあえず噛む
19. サークルバンドに光を
20. ネコ飼いたい
21. 無線LANばり便利
22. ヤバみ
<アンコール>
23. 肩 have a good day -2018 ver.-
24. 案外わるないNHK
25. 喜志駅周辺なんもない
26. ハッピーウェディング前ソング

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