ライブがスタートするなり横山直弘(Vo, G)は、「手加減なしでいこうな!」「かかってこいよ!」「声が足んねえんじゃねえのか?」と観客を煽り続け、会場は一気にヒートアップ。2月21日にリリースされた初のフルアルバム「色色人色」の収録曲を軸にした、新曲が大部分を占めるセットリストでライブは進行していく。今回のツアーでは先行チケット購入者を対象に、CD発売前の「色色人色」の全収録曲を無料でダウンロードできるシリアルコードを配布するという異色の試みが行われていたこともあって、どの新曲が演奏されてもオーディエンスはすでに準備万端の模様。怒涛の勢いで繰り出されるバンドサウンドで、フロアが興奮で包まれていく。
「ワンナイト・ラヴゲーム」「A BANANA」などいくつかの楽曲では女性ダンサーたちがステージに現れ、エロティックな楽曲がセクシーなダンスで彩られる。またライブ中盤に披露された「変幻」では、メンバーの後方の壁いっぱいに曲と連動して歌詞が映し出される、インパクトのある映像演出が観客を圧倒した。
MCでは「最近いろいろなタイアップをやったことからファン層に変化が出てきた」という話題になった流れから、コール&レスポンスで観客の男女比や年齢層を調べることに。会場の男女比はほぼ半々で、20代前半の観客が一番多く、上は50代も数人いることが明らかになった。なお10歳以下は会場に1人もおらず、横山は子供のファンを獲得するため「今年はポケモンの主題歌を狙っていきたい」と言って会場の笑いを誘った。
また、これまで演奏してきた「色色人色」のバラエティに富んだ収録曲について横山は「今回のアルバムを聴いて、こいつら何やりたいんだと思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、その感想に全部が詰まってます。俺たちは全部やりたい。感覚ピエロだったら全部やってもいいでしょ?」「『感覚ピエロは変わったね』って言われるけど、ずばり言うと変わりました。でもそれは根っこにある『俺たちはカッコいいものしかやらない』『自分たちの信念は絶対に変えない』というプライドのために変わり続けてるんです」と説明した。
アンコールで再びステージに現れたメンバーは、モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」をバンドサウンドでカバーし、観客はそれに盛大な合いの手を入れていく。そして彼らは最後に観客にスマホを掲げてフラッシュを点けるように促し、フロアに広がる美しい光の海を前に、「色色人色」のボーナストラック「VONGOLE ~ナポリの潮風~」をパフォーマンス。フロアで大合唱が起こり、横山は「みんながこの曲を知っててくれることがメチャクチャうれしいです!」と感激していた。
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メガネ @megane1311
エロいダンサーいなくても十分盛り上げられるだけ実力あると思うんだけどなぁ。RT @natalie_mu: 【ライブレポート】感覚ピエロ、大盛況のZepp Tokyoで宣言「ポケモンの主題歌を狙っていきたい」 https://t.co/xVbPnLnl2C