G-FREAK FACTORY、現体制ラストワンマンで「何回だって立ち上がってやるよ!」

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G-FREAK FACTORYが2月25日に東京・新宿LOFTにてライブツアー「G-FREAK FACTORY“風林花山”TOUR 2017-2018」の最終公演を行った。

G-FREAK FACTORY「G-FREAK FACTORY“風林花山”TOUR 2017-2018」東京・新宿LOFT公演の様子。(Photo by HayachiN)

G-FREAK FACTORY「G-FREAK FACTORY“風林花山”TOUR 2017-2018」東京・新宿LOFT公演の様子。(Photo by HayachiN)

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家坂清太郎(Dr)(Photo by HayachiN)

家坂清太郎(Dr)(Photo by HayachiN)[拡大]

このツアーは彼らが最新シングル「風林花山」を携えて昨年9月から実施していたもの。各地でツーマンライブが行われ、ツアーファイナルのこの日はワンマンライブとなった。また家坂清太郎(Dr)がこの日をもって脱退することを発表しており、現体制でのラストライブとなった。

G-FREAK FACTORY「G-FREAK FACTORY“風林花山”TOUR 2017-2018」東京・新宿LOFT公演の様子。(Photo by HayachiN)

G-FREAK FACTORY「G-FREAK FACTORY“風林花山”TOUR 2017-2018」東京・新宿LOFT公演の様子。(Photo by HayachiN)[拡大]

原田季征(G)、吉橋伸之(B)、家坂、サポートメンバーの鴨居哲也(Key)の4人がセッションでオーディエンスのテンションを引き上げたのち茂木洋晃(Vo)を迎え、5人は「SOMATO」でライブをスタートさせる。冒頭から盛大なシンガロングが発生し、さっそく場内は一体感に包まれた。茂木は「らしくあれと」では「いつもここにいるから 隠れないで帰ってこいよ」の歌詞を「いつもここにいるから ライブハウスに帰ってこいよ」と替えて歌い、「風林花山」ではドラムセットに近付き家坂の顔を見ながら歌唱するなど、家坂への思いにあふれたライブを展開。MCでは「一番ビジュアルの悪いヤツが脱退します」と笑いを誘い、「せいさん、今日まで10年間ありがとう!」と家坂へのメッセージを贈った。

イイカワケン(Tp / HEY-SMITH)を迎えて演奏された「風」の様子。(Photo by HayachiN)

イイカワケン(Tp / HEY-SMITH)を迎えて演奏された「風」の様子。(Photo by HayachiN)[拡大]

中盤には普段はMCを行わない家坂がマイクを取り「皆さんのおかげで毎回素晴らしい景色を見せてもらいました。(G-FREAK FACTORYを)離れることは悲しかったりさみしかったりするけど、そう思える出会いがあったことに感謝です」とファンやバンド仲間、関係者への思いを伝える。すると温かな拍手が送られ、バンドはバラードナンバー「風」の演奏へ。鴨居のキーボードの伴奏にあわせて茂木が伸びやかに冒頭部分を歌い上げると、ゲストとしてHEY-SMITHのイイカワケン(Tp)が登場。優しいトランペットの音色で同曲を鮮やかに彩った。

続く「DAYS」では間奏で家坂によるドラムソロが用意される。家坂は急にテンポを変えたり、ブレイクを長めに取ったりしながら、ほかのメンバーとのセッションを楽しんでいた。「チャンダンの香るこの部屋から」の間奏では茂木が肉声で「始まれば終わっちまうんだよ。だけどいつかちゃんと始まるから」と力強く叫ぶ。茂木の言葉に賛同するようにフロアが沸くと、彼はぐるりとフロアを見渡し「何回だって立ち上がってやるよ、こんな景色見えるんだったらよ」と続けた。

左から家坂清太郎(Dr)、茂木洋晃(Vo)。(Photo by HayachiN)

左から家坂清太郎(Dr)、茂木洋晃(Vo)。(Photo by HayachiN)[拡大]

大合唱が発生した「EVEN」で感動的なムードに包まれたあと、バンドはそのムードを一蹴するかのように激しいロックチューン「Unscramble」を投下。裏打ちのナンバー「アシアトカゼノオト」でファンを踊らせ、家坂の繰り出す高速ツービートに乗せたハードコアチューン「Dirty Hearty Party」を叩き込むなど、多彩な楽曲群でさらに観客の熱狂を煽っていった。「20年やってて一番内容のあるツアーでした。本当にいい旅ができました」とツアーを振り返った茂木。「Too oLD To KNoW」では観客に支えられながらフロアの中央まで進み、ステージに戻ってくると家坂と拳を合わせる。そして「ダディ・ダーリン」を届けたあと、「たくさんの人のおかげで、最高の清太郎の卒業式ができました!」とうれしそうに声を上げ、本編を締めくくった。

ダイブする家坂清太郎(Dr)。(Photo by HayachiN)

ダイブする家坂清太郎(Dr)。(Photo by HayachiN)[拡大]

アンコールではメンバーが「お疲れさん」と家坂へ言葉を贈る。しんみりした空気が漂う中、茂木が「終われば始まるんです!」と東京・日比谷野外大音楽堂公演を含む新ライブツアー「G-FREAK FACTORY TOUR 2018」を発表し、場内は歓喜のムードに包まれた。バンドは「イロハニホエロ」をハッピーに届けたのち、「隠り唄」をしっとりとプレイする。そしてラストナンバーの演奏前に茂木が家坂へ向かって「今後どういう人生を送るのか、ここで宣言しろ」とマイクを渡す。家坂が自身の今後について説明すると茂木は、これまでの脱退メンバーにラストステージを用意できなった経験があることに言及し「せいさんがみんなの前で未来を誓ったことはすごくいいことだと思う」と顔をほころばせる。そして5人はラストナンバーとして「SUNNY ISLAND STORY」を演奏。最後に家坂をフロアにダイブさせ、ファンからの家坂へのメッセージが飛び交う中、すがすがしい表情で「“風林花山”TOUR 2017-2018」の幕を下ろした。

なおバンドのオフィシャルサイトでは「G-FREAK FACTORY TOUR 2018」のチケットの先行予約を明日3月4日まで受付中。

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G-FREAK FACTORY“風林花山”TOUR 2017-2018
2018年2月25日 新宿LOFT セットリスト

01. jam
02. SOMATO
03. REAL SIGN
04. らしくあれと
05. 風林花山
06. FOUNDATION
07. 奮い立て 合い燃えろ
08. HALF-DONE
09. 日はまだ高く
10. SOUL CONNECTION
11. 風
12. DAYS
13. チャンダンの香るこの部屋から
14. EVEN
15. Unscramble
16. アシアトカゼノオト
17. Dirty Hearty Party
18. Too oLD To KNoW
19. ダディ・ダーリン
<アンコール>
20. イロハニホエロ
21. 隠り唄
22. SUNNY ISLAND STORY

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あやめ @aYm_BUSHIDO

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