このツアーは昨年9月より全国16会場29公演にわたって開催し、約30万人を動員。藤原基央(Vo, G)のインフルエンザ発症により3月に延期された福岡・マリンメッセ福岡公演を残し、バンド結成22周年のこの日にツアーファイナルを迎えた。
BUMP OF CHICKENがさいたまスーパーアリーナでライブを行うのは、2008年5月の全国ツアー「ホームシップ衛星」以来実に10年ぶり。シングルやアルバムのリリースを伴わないツアーということもあり、インディーズ時代の楽曲から最新ナンバーまで幅広い楽曲が披露され、集まった2万人のファンを楽しませた。
11日のライブ冒頭では、藤原が「22歳になったぜ! 行くぞ埼玉!」と、結成記念日を共に迎えたオーディエンスを鼓舞。最新の配信シングルである「記念撮影」や「GO」「ray」「アンサー」「リボン」といった近年の楽曲や、「天体観測」「fire sign」などの初期の楽曲を次々と演奏していった。また、このツアーのために制作されたインストゥルメンタル曲「pathfinder」、2010年にシングル「HAPPY」のカップリング曲としてリリースされながらこのツアーがライブ初披露となった「pinkie」など、ファンの予想を超えるナンバーでも喜ばせた。
藤原は22周年というこの日のライブについて「キリのいい数字でもないし、そんなにそんなでもないなと思ってたんです。でもステージに立って君たちの顔を見てたら『ああ、22年やってきてよかった』と思いました」と素直な気持ちを明かして大きな拍手を浴びた。アンコールでは「ツアーももうすぐ終わります……僕が個人的に迷惑をかけて、強制的にタイムリープに巻き込んでしまったということはありましたが(笑)」と、ツアーファイナル後に振替公演が行われるというスケジュールについて謝意を述べ、「またこれからも音楽をやっていくうえで、何物にも代えがたいエネルギーをもらいました。1つだけ伝えさせてほしい。僕たちは、バンドを組んでよかった」と力強く語った。
そんな藤原は、メンバー4人によるアンコールが終わったあと1人残ったステージで「……みんなまだ時間大丈夫?」と語りかけ、「まだメンバーにも聴いてもらっていない曲をやります。果たして上手に歌えるかどうか(笑)」と未発表でタイトルも未定の新曲をここで初披露することを明かし、ファンをどよめかせた。藤原はギターの弾き語りで温かみのあるナンバーをしっとりと演奏。ファンに向けたサプライズで結成記念日のライブを締めくくった。
延期となった福岡公演は3月17日、18日にマリンメッセ福岡にて開催される。また、この埼玉公演で販売されたライブBlu-ray / DVD「BUMP OF CHICKEN PATHFINDER LIVE AT STUDIO COAST」をはじめとしたツアーグッズの通信販売も決定。2月15日12:00より公式オンラインショップにて受付がスタートする。
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BUMP OF CHICKEN結成22周年ライブ、藤原基央が未発表曲弾き語りのサプライズ https://t.co/BQoDsP13bb #スマートニュース