中村一義20周年イヤー締めくくりをスペアザ、サニーデイ、小谷美紗子が祝福

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1月20日に東京・Zepp Tokyoにて中村一義のデビュー20周年記念イベント「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」が開催された。

「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」の様子。(撮影:田中聖太郎)

「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」の様子。(撮影:田中聖太郎)

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2017年2月の東京・江戸川区総合文化センター公演から始まったデビュー20周年プロジェクトを締めくくる公演となったこの日。中村と彼のバンドである海賊のほか、サニーデイ・サービスSPECIAL OTHERS小谷美紗子というゲストアーティストが登場した。

開場中には海賊のメンバーであるヨースケ@HOME(G, Cho)とあずままどか(Cho)が「前説をやれって言われたけど、何すればいいの? 『ここで拍手ー!』って練習とか?」と言いながらオープニングアクトとして登場。あずまがルーパーを使いながら「キボウ。」を披露し、ヨースケは「『かえるのうた』を思い出してください」という言葉から「ピース」をオーディエンスと歌い上げた。

SPECIAL OTHERSと中村一義。(撮影:田中聖太郎)

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その後、トップバッターのSPECIAL OTHERSがセッションを開始。すると演奏中に中村が「どう? どう?」と歌いながら現れ、「犬と猫 再び」をコラボレーションで届けた。フロアが大いに盛り上がる中、スペアザは「BEN」「Uncle John」というライブの定番曲をプレイ。心地よいサウンドでオーディエンスの体を揺らした。

転換中は中村が「お祝いコメントをいただいています」とこの日は不参加の海賊のメンバーである三井律郎(G)、やついいちろう、七尾旅人、松本素生(GOING UNDER GROUND)、金廣真悟(グッドモーニングアメリカ)ら親交のある人たちからのコメントを紹介し、会場の空気を和ませる。

サニーデイ・サービスと中村一義。(撮影:田中聖太郎)

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続いてサニーデイ・サービスの出番になり、彼らは最新アルバム「Popcorn Ballads」より「虹の外」「summer baby」、2016年リリースのアルバム「DANCE TO YOU」より「苺畑でつかまえて」「セツナ」と最近のナンバーを届けた。さらに曽我部恵一(Vo, G)の「じゃあ、ちょっと友達を紹介します!」という紹介から中村が合流。中村が「僕はデビューのとき、サニーデイ・サービスに入れてもらいたかった人なんで」と言えば、曽我部が「当時それ言ったらほんとに入ってたね」と返し、長年の付き合いを感じさせるトークを繰り広げる。そして2組は中村の「犬と猫」とサニーデイ・サービスの「青春狂走曲」を共演。「青春狂走曲」のサビでは中村と曽我部の美しいハーモニーが観客を魅了した。

小谷美紗子(撮影:田中聖太郎)

小谷美紗子(撮影:田中聖太郎)[拡大]

小谷は町田昌弘(G)、高野勲(Key)、TOMOTOMO club(B)、マシータ(Dr)をサポートメンバーとして従え、「Recognize」と新曲「忘れ日和」を熱唱する。MCでは、自分の音楽的なこだわりについて「これで合ってんのかな?」と自信がなくなったときに、中村の音楽家としての姿勢に影響され「私もマイペースでやればいいと思った」と中村に感謝の思いを伝える。最後の中村の「世界は変わる」カバーでは、小谷、町田、中村の3人でセッションが展開された。

「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」の様子。(撮影:田中聖太郎)

「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」の様子。(撮影:田中聖太郎)[拡大]

トリを飾ったのは主役の中村。彼は「海賊プロジェクトは、この2人のアコースティックツアーから始まったので」と言い、町田と「笑顔」「愛すべき天使たちへ」をパフォーマンスする。続いて彼は「発表があります。今夜はなんと13人目の海賊メンバーが加入します」とゲストの小谷がメンバーとして加わることを報告。ステージに現れた小谷が「飲んでいるときに『海賊に入りなよ!』と言われて、明日になったら忘れてるだろうと思いながら『うん、入る入る』と返事したんだけど、忘れてなくて本当になりました」と口にすると、中村の「僕がもっとも共感した曲です」という紹介から小谷の代表曲「Who」を演奏した。

バンド編成による「永遠なるもの」の演奏を終えたあと、中村は「ありがとうございます、ずっとこの曲を歌っていられるバカでいたいと思います」と語る。そしてHermann H.&The Pacemakersとの出会いが自分を支えていたことを明かし、若井悠樹(Wolf)、岡本洋平(Vo, G)、平床政治(G)を呼び込み「ジュビリー」へ。サビではステージ上の演者と観客が合唱を繰り広げ、ハッピーな空気を作り出す。「ももとせ」「スカイラン」「1,2,3」と新旧の楽曲を披露したのち、中村は「ロックンロール」を熱唱。会場の熱気を最高潮に導いて、一旦ステージをあとにした。

「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」の様子。(撮影:田中聖太郎)

「中村一義デビュー20周年ライブイベント『20→』」の様子。(撮影:田中聖太郎)[拡大]

アンコールではゲストを含む全員がステージへ。「キャノンボール」が始まるもボーカル陣の振り分けがうまくいかず、やり直す事態となり観客の笑いを誘った。その後、小谷、中村、曽我部の順でリードボーカルを取る形でパフォーマンス。サビでは観客が大合唱をし、温かな一体感に包まれてライブはフィナーレを迎えた。

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中村一義デビュー20周年ライブイベント「20→」2018年1月20日 Zepp Tokyo セットリスト

あずままどか

01. キボウ。

ヨースケ@HOME

01. ピース

SPECIAL OTHERS

01. 犬と猫 再び
02. BEN
03. Uncle John

サニーデイ・サービス

01. 虹の外
02. summer baby
03. 苺畑でつかまえて
04. セツナ
05. 犬と猫
06. 青春狂走曲

小谷美紗子

01. Recognize
02. 忘れ日和
03. 世界は変わる

中村一義

01. 笑顔
02. 愛すべき天使たちへ
03. Who
04. Honeycom.ware
05. 永遠なるもの
06. ジュビリー
07. ももとせ
08. スカイライン
09. 1,2,3
10. ロックンロール
<アンコール>
11. キャノンボール

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※記事初出時、曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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まぐろう mg @mgmgmg270

メチャクチャいきたかったああ糞おおお

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