Saucy Dog、“お兄ちゃん的存在”のHalo at 四畳半迎えたツアーファイナルで熱演

Saucy Dogが1月15日に東京・渋谷CLUB QUATTROで自主企画ツアー「カントリーロード Encore TOUR『もっと ～東名阪対バンツアー～』」の最終公演を行った。

サウシーは初の全国流通盤ミニアルバム「カントリーロード」を携えて昨年9月に東名阪ツアーを実施。各公演のチケットがソールドアウトしたことを受けて、今回のアンコールツアーを開催した。彼らは愛知公演にAge Factory、大阪公演にシナリオアート、そして東京公演にHalo at 四畳半を招いてツアーを回った。

満員の会場にまず登場したのはHalo at 四畳半。渡井翔汰（Vo, G）の「準備はいいかー!?」という叫びと共に、4人は「ステラ・ノヴァ」からライブをスタートさせる。片山僚（Dr, Cho）、白井將人（B）、齋木孝平（G, Cho）はエッジの効いたバンドサウンドを響かせ、早々に観客のテンションを高めていった。MCでは白井がサウシーについて「僕がライブハウスのドリンクで働いてたときから知ってたから、こんな場所でライブをできるようになったことは自分のことのようにうれしい」と思いを述べる。さらに彼らは「（サウシーは）自分のことが正しいのかわからずに、ずっと葛藤してるバンドだと思う。この先、迷ったときはこのステージを思い出して、自信にしてほしい」とエールを送った。ライブ後半、4人は最新ミニアルバム「Animaplot」収録の「ユーフォリア」やライブアンセム「リバース・デイ」をアグレッシブにプレイする。渡井が「とっておきのラブソングを」と紹介した「モールス」は、彼らのアクトのハイライトとなった。

続くSaucy Dogは、Maroon 5の「Losing My Mind」をSEにステージに登場した。石原慎也（Vo, G）は「最低だった自分に……」と前置きし、不甲斐ない自分に別れを告げるナンバー「グッバイ」を1曲目に披露。その後はフロアからハンドクラップが沸き上がった「ナイトクルージング」や、石原とせとゆいか（Dr）のハーモニーが美しい「マザーロード」など、ミニアルバム「カントリーロード」収録曲を中心にライブを展開。さらにサウシーはこの日、新曲も4曲披露してファンを喜ばせた。

MCで3人は、Halo at 四畳半について「何かきっかけがあったわけじゃないけれど、気がついたら寄り添ってくれていた」「ハロが間違いないライブを見せてくれたから、私たちは一生懸命やるだけです」と、その存在の大きさについて語る。会場が温かい空気に包まれる中、石原は「ハロはお兄ちゃん的存在です。慕わせてもらってます。好き！」と話して、ラブバラード「いつか」でライブを締めくくった。渾身の歌声を届けた彼は、「またいつか！ またいつか、会えますように」と挨拶してステージを去った。

なおSaucy Dogはこの日のステージで、5月より初のワンマンツアー「Saucy Dog 全国ワンマンツアー『one-one tour 2018』」を開催することを発表した。バンドのオフィシャルサイトでは1月26日23:00までチケットの先行受付を実施中。