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HARCO恒例Xmasライブで20年の歴史に幕、春にベストアルバム発売

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「HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP 2017-」の様子。(撮影:祖父江綾子)

「HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP 2017-」の様子。(撮影:祖父江綾子)

HARCOが12月24日に東京・東京・吉祥寺STAR PINE'S CAFEにて、HARCO名義によるラストライブ「HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP 2017-」を行った。

活動20周年を経て、2018年からは本名である青木慶則(あおきよしのり)として音楽活動を行うHARCO。この名義でのラストステージは、5年前から行ってきた恒例のクリスマスライブ企画となった。彼のクリスマライブは毎回乗り物にちなんだテーマが用意されてきたが、今年のテーマは“宇宙船”。HARCOは宇宙飛行士のヘルメットで登場し、石本大介(G)、伊藤健太(B)、榊原大祐(Dr)、シーナアキコ(Marimba, Piano)、Adi Nada(Cho)といった気心知れた“乗組員”と共に、20年間のディスコグラフィから選りすぐりの楽曲を披露した。

バンドメンバーは巧みに楽器を使い分け、ピアノを弾きながら歌うHARCOもドラム、マリンバ、ギターと次々楽器を持ち替えていく。HARCOはさらに「文房具の音」「バッティングセンター」ではセロテープや丸めた新聞紙を使った音をサンプリングするなど、実験精神あふれるパフォーマンスも披露して観客を惹き付けた。そしてライブ中盤、HARCOは「僕のワガママを聞いてもらっていいですか?」と、24年間共に歩んできたマネージャーに、24種類の花を選んだ花束を贈呈。その後はファン人気の高い「1分の1の地図」や2000年発表のメジャーデビュー曲「巻き戻す時間」、グルーヴィな「winter sports rainbow」などが歌われ、ラストは「世界でいちばん頑張ってる君に」が2017年を締めくくる歌詞に替えて歌われた。

アンコールではナット・キング・コールのクリスマスソング「The Christmas Song」を歌い、HARCOはここでバンドメンバーにも感謝の花束を贈呈。そしてアンコール最後の曲「愛されたいから」を歌っていると、バンドの演奏が突然乱れ、「何!?」と驚くHARCOに対し、今度はバンドメンバーからデビュー20周年を祝う花束と手製の金メダルが贈られる。HARCOは「正直この先やっていけるか、不安が99.99%だったけど、今この瞬間にグッと減って0.00001%になった気がします。大丈夫だ、きっと。ありがとう!!」と告げ、ダブルアンコールの「閉店時間」でHARCOとしての20年に幕を下ろした。

年明けからは青木慶則としての活動がスタートするが、春にはHARCO名義のベストアルバム(タイトル未定)が発売されることが決定した。HARCOのベストアルバムは2007年1月発売の「『PICNICS』-BEST OF HARCO-[1997-2006]」以来2作目。2007年12月発売のオリジナルアルバム「KI・CO・E・RU?」から今年6月発売のHARCO名義による最後のアルバム「あらたな方角へ」までの作品からセレクトされた楽曲が収録されるほか、この日のラストライブの模様を収めたDVD付きの初回限定盤も発売される予定だ。

HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP 2017-
2017年12月24日 吉祥寺STAR PINE’S CAFE セットリスト

01. 宇宙旅行
02. ワークショップ
03. ロングウェイホーム
04. 香港スタア
05. 夜の海とアンクレット
06. あらたな方角へ
07. 口笛は春の雨
08. I don't like
09. 文房具の音
10. バッティングセンター
11. ペンを置いたって
12. やさしくなれずに
13. 星に耳を澄ませば
14. シリーズ最終回
15. 1分の1の地図
16. お引越し
17. Night Hike
18. ゴマサバと夕顔と空心菜
19. 巻き戻す時間
20. winter sports rainbow
21. 世界でいちばん頑張ってる君に
<アンコール>
22. The Christmas Song
23. アパート
24. 愛されたいから
<ダブルアンコール>
25. 閉店時間

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