THE WILLARD結成35周年!新宿の地で現在形示すアニバーサリーワンマン

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THE WILLARDのワンマンライブ「Day To Raise A Champagne Toast -Congrats! 35th Romancers Voyage & Christmas-」が12月16日に東京・新宿BLAZEで開催された。

THE WILLARD「Day To Raise A Champagne Toast -Congrats! 35th Romancers Voyage & Christmas-」の様子。(撮影:野田雅之)

THE WILLARD「Day To Raise A Champagne Toast -Congrats! 35th Romancers Voyage & Christmas-」の様子。(撮影:野田雅之)

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THE WILLARD(撮影:野田雅之)

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1982年に結成され今年で35周年を迎えたTHE WILLARD。これを記念した今回のワンマンはアルタ前で行われたキャプテンレコード発足記念GIG、都有3号地でのメジャーデビューライブなどバンドとゆかりの深い新宿が舞台に選ばれた。また会場では、本公演限定ニューシングル「Sabrina / Swingin’ Shanghai」の販売も実施。物販ブースは開場と同時に長蛇の列ができ、シングルは開演前に完売となった。

THE WILLARD「Day To Raise A Champagne Toast -Congrats! 35th Romancers Voyage & Christmas-」の様子。(撮影:野田雅之)

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Jun(Vo)(撮影:野田雅之)

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開演時刻になると内藤幸也(G)、酒井愁(Dr)、篠田達也(B)が先にステージに上がり、あとを追うようにJun(Vo)も登場。Junがトレードマークのシルクハットを被り一礼すると、彼らは1983年発表のアナログ7inch「Punx Sing A Gloria」から「Soldier Song」「Coz I Live」でライブをスタートさせた。バンドは往年の名曲を序盤から披露し、フロア前方ではさっそくモッシュが発生。会場を埋め尽くすオーディエンスも一気に沸いた。

Jun(Vo)(撮影:野田雅之)

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THE WILLARD「Day To Raise A Champagne Toast -Congrats! 35th Romancers Voyage & Christmas-」の様子。(撮影:野田雅之)

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THE WILLARD流クリスマスソング「Christmas Raid」では、Junのシャウトが炸裂。さらにJunは「Fuzzy Dice Ranchero」「C'est La Vie, Dom Juan」といった最新アルバム「Romancer」収録ナンバーでは伸びやかな歌声を披露し、現在形のTHE WILLARDを明確に示すパフォーマンスを展開した。「Bound For London」の演奏が終わると、Junは「35周年、うれしいよ。すごいよね」とオーディエンスに感謝の言葉をかける。ひさびさに新宿を訪れたという彼は「街がきれいになって驚いたよ。昔みたいなダーティな感じじゃないじゃん? でも、このほうが楽しくていいね」と大きな変化を遂げた街の様子を感慨深そうに語った。

Junがバラの花を手にして歌った「Romancer」ののち、中盤からは「Tender Rain Kept A Fallin’」「Justice」など、これまで発表したアルバムから厳選したナンバーを披露。「Waiting For My Phantom Jellemy」ではJunがステッキを片手に、上品な佇まいでステージを闊歩する姿も見られた。「Chicano Prayer」のあと、Junはアルタ前ライブを実際に観た人がいるか質問。するとフロアからは何人もの手が挙がり、「あのときヤバかったよね! ビデオだとわかんないけどワンカップの瓶とか飛んできてるんだよね。機動隊もいて『すげえじゃん』って思った」とJunは当時の物々しい状況を振り返った。

再び最新アルバム「Romancer」のナンバーを中心とした後半を経て、1987年発表作「The Legend Of Silver Guns」の楽曲「Return In Triumph」で本編は終了。アンコールでは1stアルバム「Good Evening Wonderful Fiend」から「The End」、アルタ前ライブでもプレイされた「Outlaw」「Stinky Vice」といった代表曲を次々と投下。計3回にわたるアンコールを経て、最後はアルバム「Romancer」のラストナンバー「Sin City Pink Deville」、バンド初のアナログ7inch作「La Caduta Degli Dei」の1曲目である「3 Years」で35周年記念ワンマンのフィナーレを飾った。

THE WILLARDは3月10日に大阪・Shangri-Laでワンマンライブを実施。この公演がバンドにとって2018年初のライブとなる。

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THE WILLARD「Day To Raise A Champagne Toast -Congrats! 35th Romancers Voyage & Christmas-」2017年12月16日 新宿BLAZE セットリスト

01. Soldier Song
02. Coz I Live
03. Christmas Raid
04. Fuzzy Dice Ranchero
05. C'est La Vie, Dom Juan
06. Bound For London
07. Romancer
08. Tender Rain Kept A Fallin’
09. Waiting For My Phantom Jellemy
10. Justice
11. What A Sad Story
12. Babylon, Break Out
13. Lydia
14. Chicano Prayer
15. Northern Lights
16. The Pumpkin Coach
17. Too Fast To
18. Return In Triumph
<アンコール>
19. The End
20. Outlaw
<ダブルアンコール>
21. Tangerine Sky & Tiny Daisy Chain
22. Stinky Vice
<トリプルアンコール>
23. Sin City Pink Deville
24. 3 Years

THE WILLARD ワンマンライブ

2018年3月10日(土)大阪府 Shangri-La

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