この日、Salyuは
Salyuが立ち上がって伸びやかな歌声を聴かせた「name」、疾走感あふれるバンドサウンドに乗せた「be there」「イナヅマ」のあとには「Reborn-Art Festival 2017」の最終日に「何度も歌って踊った」という新曲「魔法(にかかって)」が披露される。音頭のようなリズムに乗せてSalyuは楽しげに歌い、観客はステージの後方に映し出される歌詞を読みながら新曲を堪能した。
「魔法(にかかって)」のアウトロでSalyuが一度ステージを去り、その間、バンドメンバーがインストゥルメンタルナンバーを精緻な演奏でつなぐ。そしてステージ後方を覆っていた紗幕が開き、場内が明るくなったところで白いロングドレス姿に着替えたSalyuが再びステージに。彼女たちは「TOWER」で後半の幕を開けた。
フルバンド編成で行われたこの日のライブだが「landmark」「コルテオ ~行列~」ではSalyu、小林、名越の3人編成に。小林の優しいキーボードの音色と、名越の深みのあるギターの音色がSalyuの歌声に寄り添い、ロマンチックなムードを生み出した。また演出もさまざまで、「再生」では座って歌唱するSalyuのシルエットがステージ後方に映し出され、「コルテオ ~行列~」「THE RAIN」では小さな明かりがいくつも点灯し星空のようにステージを彩っていた。
終盤にはこの日のために作ったという新曲(タイトル未定)が披露された。Salyuは同曲について「女性の深い恋心」というテーマで、あるアーティストが歌詞を書き下ろした曲だと説明し、丁寧に同曲を歌い上げる。こちらも歌詞が映し出され、ファンはじっと息を飲んで新曲の世界を味わった。
アンコールでステージに登場したSalyuと小林はのんびりと話を始める。Salyuが、小林と出会ってから20年が経ったことを明かし「いっぱい曲をいただいて。やりたい曲が選びきれなくて幸運です」と言うと、小林は照れたように「ふふふ」と笑った。そして彼女たちはそのまま2人編成で、「Reborn-Art Festival 2017」で上演した、小林が音楽を手がけてSalyuが出演したオペラ「四次元の賢治 -第1幕-」から「雪の下のふきのとう」を演奏。続けて「to U 」も2人編成で、エモーショナルに届けた。そしてバンドメンバーを呼び込むと、さらに新曲(タイトル未定)を届けることに。この曲についてSalyuは「ネガティブの中にポジティブが潜んでいるという曲です」と説明し「皆さんの背中を押すつもりで歌います」と言葉を重ねて、メロディアスな同曲を届けた。最後に「来年もよい1年に!」とメッセージを送り、明るくライブを締めくくった。
Salyu Concert 2017 Trans-magic
2017年12月21日 中野サンプラザ セットリスト
01. SCAT
02. VALON-1
03. 彗星
04. 飽和
05. エロティック
06. プラットホーム
07. name
08. be there
09. イナヅマ
10. 魔法(にかかって)
11. TOWER
12. 再生
13. 鏡
14. landmark
15. コルテオ ~行列~
16. THE RAIN
17. 新曲
18. Lighthouse
<アンコール>
19. 雪の下のふきのとう
20. to U
21. 新曲
リンク
- Salyu
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【ライブレポート】Salyu、小林武史率いるフルバンド編成ワンマンライブで新曲続々披露(写真13枚) - 音楽ナタリー https://t.co/kivEexIxHo