GLAYアリーナツアー佳境へ、TAKURO&JIROが6.5畳時代をSSAで回顧

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GLAYが、昨日12月9日と本日10日に全国アリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」の埼玉公演をさいたまスーパーアリーナで開催。この記事では10日公演の模様をレポートする。

GLAYとは?

北海道函館市出身の4人組ロックバンド。TAKURO(G)とTERU(Vo)を中心に1988年に活動を開始し、1989年にHISASHI(G)、1992年にJIRO(B)が加入して現在の体制となった。1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビュー。1996年にはシングル「グロリアス」「BELOVED」が立て続けにヒットし、1997年に12枚目のシングル「HOWEVER」がミリオンセールスを記録したことでトップバンドの仲間入りを果たす。1999年7月には千葉・幕張メッセ駐車場特設会場にて20万人を動員するライブを開催し、当時有料の単独ライブとしては日本最多観客動員を記録する。2010年4月には自主レーベル「loversoul music & associates」(現:LSG)を設立。メジャーデビュー20周年となる2014年には宮城・ひとめぼれスタジアム宮城にて単独ライブ「GLAY EXPO 2014 TOHOKU」を行った。デビュー25周年を迎えた2019年より「GLAY DEMOCRACY」をテーマに精力的な活動を展開。10月にアルバム「NO DEMOCRACY」を、2020年3月にベストアルバム「REVIEW II -BEST OF GLAY-」をリリースした。デビュー30周年を迎える2024年は、周年のテーマとして「GLAY EXPO」を掲げて活動中。5月にシングル「whodunit-GLAY × JAY(ENHYPEN)- / シェア」を発表し、6月に埼玉・ベルーナドームで単独公演「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」を行い、10月に4年ぶりとなるアルバム「Back To The Pops」をリリース。11月から全国アリーナツアーを開催する。

GLAY「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の様子。

GLAY「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の様子。

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最新アルバム「SUMMERDELICS」および最新シングル「WINTERDELICS.EP ~あなたといきてゆく~」を携えて、9月23日より全国を回っていたGLAYの4人。ツアー中最後の関東公演となったさいたまスーパーアリーナでは、磨き上げられた演奏と楽曲ごとに異なる演出で集まったオーディエンスをたっぷりと楽しませた。

GLAY「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の様子。

GLAY「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の様子。[拡大]

ライブの冒頭でTERU(Vo)は「OK、埼玉! Let's go!」と挨拶をすると、伸びのある声で次々と「SUMMERDELICS」からの楽曲を熱唱。「ロングラン」の演奏中にはアリーナエリアの中央まで伸びる花道を歩き、「愛し合おうぜ!」と満員の観客の心をひとつにしていった。

メンバーが個々に自分がコンポーザーを務めた楽曲の演出を手がけている今回のライブ。JIRO(B)作曲の「SUMMERDELICS」では、アニメ「The World of GOLDEN EGGS」とのコラボによるコミカルな映像に乗せて4人がパフォーマンスを繰り広げた。曲の途中にはトークコーナーが挟み込まれ、JIROが「リーダー、俺はとても喜んでいるんだ」「俺がGLAYに入ったとき、『俺の家で練習しようぜ』って誘ってくれたじゃん。6畳の部屋で一緒に寝たよね。朝、起きたら虫に足を噛まれたじゃん」と上京直後に会場付近のアパートに住んでいたというTAKURO(G)に向かって語りかけ、「そんな6畳の家から、こんなすごい会場に来ちゃってさ」と場内を見渡し感慨深そうに語る一幕も。これを受けてTAKUROは「あの頃のJIROと俺に言ってやりたい。JIROちゃん、たまには虫に噛まれるやんか……でもいいことあるよ」と言いながら、「あの部屋は6.5畳だ!」とJIROの発言に猛然と訂正を入れた。

また「微熱(A)girlサマー」ではHISASHI(G)が花道の先端でスポットライトを浴びながらギターをかき鳴らし、「Supernova Express 2017」では歌詞とリンクするような映像を背にTAKUROが流麗なギターの音色を奏でるなど、自らが作り出した楽曲を渾身のプレイで彩っていく。MCではTERUがメンバーを代表してファンへの感謝の思いを何度も口にし、「いろんなライブを経験して思うのは、長年ありがとうございますということ。あきらめずにやってきてホントよかったなと思います」とデビュー23周年を迎えた心境を明かした。

GLAY「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の様子。

GLAY「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演の様子。[拡大]

バラードやミディアムテンポの楽曲が続いた中盤では、最新シングル「あなたといきてゆく」も披露され、温かな歌詞を歌うTERUの優しい声に観客はじっと耳を傾けた。本編のクライマックスで披露された「the other end of the globe」の前に、TERUは「この曲は僕らに新しい世界を見せてくれました」と説明。壮大な景色を切り取った映像に負けぬ力強い歌声を響かせ、会場を包み込んだ。そしてアンコールを含め2時間半におよんだライブは、TERUの「サンキュー、埼玉! お前ら最高だ! 愛してるぜ」「またここで会おうぜ。その日まで行ってきます!」という再会を約束する言葉で終了。4人が去ったあとも、万雷の拍手が会場に響き続けた。

GLAYは「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」の最終公演を12月17日に愛知・日本ガイシホールにて実施。その後、12月23、24日に北海道・函館アリーナにて特別公演「GLAY ARENA TOUR 2017 "HAKODATE WINTERDELICS"」を行う。なお、さいたまスーパーアリーナ公演の模様は12月29日(金)にMUSIC ON! TVにてオンエアされることが決定している。

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MUSIC ON! TV「独占最速放送!M-ON! LIVE GLAY『GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"』」

2017年12月29日(金)18:00~21:00

GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"(※終了分は割愛)

2017年12月16日(土)愛知県 日本ガイシホール
2017年12月17日(日)愛知県 日本ガイシホール

GLAY ARENA TOUR 2017 "HAKODATE WINTERDELICS"

2017年12月23日(土・祝)北海道 函館アリーナ
2017年12月24日(日)北海道 函館アリーナ

GLAY ARENA TOUR 2018 "SPRINGDELICS" in Taipei

2018年3月17日(土)台湾 台北 Taipei Arena

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