最新アルバム「SUMMERDELICS」および最新シングル「WINTERDELICS.EP ~あなたといきてゆく~」を携えて、9月23日より全国を回っていたGLAYの4人。ツアー中最後の関東公演となったさいたまスーパーアリーナでは、磨き上げられた演奏と楽曲ごとに異なる演出で集まったオーディエンスをたっぷりと楽しませた。
ライブの冒頭でTERU(Vo)は「OK、埼玉! Let's go!」と挨拶をすると、伸びのある声で次々と「SUMMERDELICS」からの楽曲を熱唱。「ロングラン」の演奏中にはアリーナエリアの中央まで伸びる花道を歩き、「愛し合おうぜ!」と満員の観客の心をひとつにしていった。
メンバーが個々に自分がコンポーザーを務めた楽曲の演出を手がけている今回のライブ。JIRO(B)作曲の「SUMMERDELICS」では、アニメ「The World of GOLDEN EGGS」とのコラボによるコミカルな映像に乗せて4人がパフォーマンスを繰り広げた。曲の途中にはトークコーナーが挟み込まれ、JIROが「リーダー、俺はとても喜んでいるんだ」「俺がGLAYに入ったとき、『俺の家で練習しようぜ』って誘ってくれたじゃん。6畳の部屋で一緒に寝たよね。朝、起きたら虫に足を噛まれたじゃん」と上京直後に会場付近のアパートに住んでいたというTAKURO(G)に向かって語りかけ、「そんな6畳の家から、こんなすごい会場に来ちゃってさ」と場内を見渡し感慨深そうに語る一幕も。これを受けてTAKUROは「あの頃のJIROと俺に言ってやりたい。JIROちゃん、たまには虫に噛まれるやんか……でもいいことあるよ」と言いながら、「あの部屋は6.5畳だ!」とJIROの発言に猛然と訂正を入れた。
また「微熱(A)girlサマー」ではHISASHI(G)が花道の先端でスポットライトを浴びながらギターをかき鳴らし、「Supernova Express 2017」では歌詞とリンクするような映像を背にTAKUROが流麗なギターの音色を奏でるなど、自らが作り出した楽曲を渾身のプレイで彩っていく。MCではTERUがメンバーを代表してファンへの感謝の思いを何度も口にし、「いろんなライブを経験して思うのは、長年ありがとうございますということ。あきらめずにやってきてホントよかったなと思います」とデビュー23周年を迎えた心境を明かした。
バラードやミディアムテンポの楽曲が続いた中盤では、最新シングル「あなたといきてゆく」も披露され、温かな歌詞を歌うTERUの優しい声に観客はじっと耳を傾けた。本編のクライマックスで披露された「the other end of the globe」の前に、TERUは「この曲は僕らに新しい世界を見せてくれました」と説明。壮大な景色を切り取った映像に負けぬ力強い歌声を響かせ、会場を包み込んだ。そしてアンコールを含め2時間半におよんだライブは、TERUの「サンキュー、埼玉! お前ら最高だ! 愛してるぜ」「またここで会おうぜ。その日まで行ってきます!」という再会を約束する言葉で終了。4人が去ったあとも、万雷の拍手が会場に響き続けた。
GLAYは「GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"」の最終公演を12月17日に愛知・日本ガイシホールにて実施。その後、12月23、24日に北海道・函館アリーナにて特別公演「GLAY ARENA TOUR 2017 "HAKODATE WINTERDELICS"」を行う。なお、さいたまスーパーアリーナ公演の模様は12月29日(金)にMUSIC ON! TVにてオンエアされることが決定している。
関連する特集・インタビュー
MUSIC ON! TV「独占最速放送!M-ON! LIVE GLAY『GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"』」
2017年12月29日(金)18:00~21:00
GLAY ARENA TOUR 2017 "SUMMERDELICS"(※終了分は割愛)
2017年12月16日(土)愛知県 日本ガイシホール
2017年12月17日(日)愛知県 日本ガイシホール
GLAY ARENA TOUR 2017 "HAKODATE WINTERDELICS"
2017年12月23日(土・祝)北海道 函館アリーナ
2017年12月24日(日)北海道 函館アリーナ
GLAY ARENA TOUR 2018 "SPRINGDELICS" in Taipei
2018年3月17日(土)台湾 台北 Taipei Arena
関連商品
リンク
- GLAY公式サイト
- 朝から晩まで24時間GLAY|MUSIC ON! TV(エムオン!)
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
GLAY OFFICIAL @glay_official
GLAYアリーナツアー佳境へ、TAKURO&JIROが6.5畳時代をSSAで回顧 - 音楽ナタリー https://t.co/Ocd1ohkHzp