ご恩は忘れません!いきものがかり水野、大原櫻子&バカリズムの他力でライブ大成功

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いきものがかりの水野良樹(G)が企画するライブイベント「TARIKI HONGAN LIVE 2」が、昨日12月7日に東京・マイナビBLITZ赤坂で行われた。

アンコール中の様子。(撮影:栗原洋平)

アンコール中の様子。(撮影:栗原洋平)

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2017年1月に“放牧”されて以降、ソロとして楽曲提供やラジオやテレビへの出演など音楽を軸にさまざまな活動を展開している水野。「TARIKI HONGAN LIVE」もソロの一環で始動した企画で、1回目に続き2回目も「豪華ゲストの力をちゃっかり拝借して、他力本願で、歌って、しゃべる、エンタメライブショー」をコンセプトに掲げて行われた。

水野良樹(撮影:栗原洋平)

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開演時刻を迎えると水野がバンドメンバーと共にステージへ。グランドピアノの前に座った彼は、挨拶代わりの1曲として新曲「ANSWER~Theme of TARIKI HONGAN~」をピアノを弾きながら朗々と歌唱。無事歌い終えると「よっしゃ」とガッツポーズを決め、「こんばんは。最後まで楽しんで帰ってください」と観客に呼びかけた。そして「(放牧後2度目のライブなので)めっちゃ緊張しました」「私、興奮しておりますので、多少噛んでもお許しください」とエクスキューズをしつつ、第1回の「TARIKI HONGAN LIVE」はキャパが50人のところ、この日は約1000人の観客が集まったことに感謝。「僕の力ではなく、櫻子ちゃんとバカリズムさんのおかげです!」と述べ、1人目のゲストである大原櫻子を呼び込んだ。

水野良樹と大原櫻子。(撮影:栗原洋平)

水野良樹と大原櫻子。(撮影:栗原洋平)[拡大]

青いドレスに身を包んで登場した大原は、水野が作詞作曲を手がけた最新シングル「さよなら」について「これから長く歌える曲に出会えたなと思います」としみじみ口にする。ひとしきりトークが盛り上がったあとは「さよなら」のパフォーマンスに。「緊張します……」と言っていた大原だが、水野やバンドメンバーの演奏に乗せて、切なくも凛とした歌声を会場中に響かせた。水野は「素晴らしいねえ」とつぶやき、大原の美しい歌声を絶賛。さらに2人はいきものがかりの「帰りたくなったよ」もセッション。この曲を歌う前にも「聖恵姐さーん」と緊張の面持ちだった大原だが、曲が始まると優しく伸びやかな声でオーディエンスを包み込んだ。

作曲中の水野良樹。(撮影:栗原洋平)

作曲中の水野良樹。(撮影:栗原洋平)[拡大]

大原が去ったあと、水野は「すっげえよかったね!」と大興奮。余韻が残る中、2017年の公私にわたるエピソードをスクリーンに上映しながら紹介するコーナーをスタートさせた。息子の誕生や放牧後の多忙な日々、ダイエットの失敗などについて写真を交え、面白おかしく紹介していく水野。中でも、阿久悠の軌跡をたどったNHK Eテレの番組「ETV特集 いきものがかり水野良樹の阿久悠をめぐる対話」の収録が思い出深かったと明かした。そして阿久悠の残した歌詞に曲を付けた「愛せよ」を情熱的に歌い上げ、さらにミラーボールが回る中で阿久悠作詞のヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」を披露。「緊張しました……」と感想を漏らし、次のコーナーへと移った。

水野はここで「ライブ用の新曲が間に合わなかったから、今作ろう」と宣言し、ステージ上で曲作りを開始。CMプランナーの福里真一が水野のために書き下ろした「もう一生いい曲なんてできないかもしれない」というフレーズを繰り返す歌詞に合わせて、4つのコード進行の中から観客のアンケートを取ったり、バンドメンバーと話し合いをしたりしながら曲を作り上げていく。途中の展開に迷ったりしながらも、水野は信頼するバンドメンバーと曲をなんとか作り上げ、作曲コーナーを完遂。この日一番の歓声が上がるも、水野は「いつかリベンジしたい。もうちょっとできたなー」と悔しがった。

水野良樹とバカリズム。(撮影:栗原洋平)

水野良樹とバカリズム。(撮影:栗原洋平)[拡大]

するとバカリズムが「いやあ長かったー。一生出番なんて来ないかと思った」とボヤきながら登場。水野は申し訳なさそうにバカリズムを迎えトークをしたのち、バカリズムと秦基博のコラボユニット“ハタリズム”名義の「『いくらだと思う?』って聞かれると緊張する」と、バカリズムと水野によるコラボ曲「白が人気」をパフォーマンスした。椅子に座ったバカリズムは緊張した面持ちで自身が作詞した楽曲を歌い、ニコニコしながらステージをあとにした。そして水野は、横山だいすけに提供した「さよならだよ、ミスター」を観客に語りかけるように歌い、ベント本編に幕を下ろした。

アンコールでは大原とバカリズムも登場し、いきものがかりの「じょいふる」を観客を交えて大合唱。大原とバカリズムはフロアに降り、最前列の観客にマイクを向け楽しげにパフォーマンスを展開する。その後「このご恩は忘れません!」と叫びゲストを送り出した水野は、ライブのために作ったというクリスマスソング「スノーライト・クリスマス」を観客にプレゼント。「健康に気を付けて。いつかお会いしましょう」という挨拶をして2回目の「TARIKI HONGAN LIVE」を終えた。

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「TARIKI HONGAN LIVE 2」2017年12月7日 マイナビBLITZ赤坂 セットリスト

01. ANSWER~Theme of TARIKI HONGAN~
02. さよなら
03. 帰りたくなったよ
04. 愛せよ
05. もしもピアノが弾けたなら
06. 「いくらだと思う?」って聞かれると緊張する
07. 白が人気
08. さよならだよ、ミスター
<アンコール>
09. じょいふる
10. スノーライト・クリスマス

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