爆弾ジョニーZepp公演リベンジ完遂、りょーめーは無事24歳に

3

649

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 133 510
  • 6 シェア

爆弾ジョニーが12月4日に東京・Zepp Tokyoにて単独公演「SUPER BAKUDANIUS」を開催した。

りょーめー(Vo, G)(撮影:新保勇樹)

りょーめー(Vo, G)(撮影:新保勇樹)

大きなサイズで見る(全20件)

2014年12月4日にもZepp Tokyoで単独公演を行う予定だったが、りょーめー(Vo, G)の体調不良のために同公演の開催を中止した彼ら。5人にとって3年越しのリベンジ公演となった「SUPER BAKUDANIUS」は、2時間半のライブで26曲を披露する大盤振る舞いの一夜となった。

爆弾ジョニー(撮影:新保勇樹)

爆弾ジョニー(撮影:新保勇樹)[拡大]

タイチサンダー(Dr)の雄叫びで幕を開けたこの日。まずは楽器隊のメンバーが続々とステージに現れ、キョウスケ(G)の「爆弾ジョニー、はーじまるよー」のシャウトを合図に「イントロ」が奏でられる。曲が終わる頃にりょーめーが猛スピードで舞台に駆け込み、ギターを抱えると「なあ~んにも」を朗々と歌い始めた。サビではメンバーと観客が大合唱を繰り広げ、終盤でキョウスケが「3年間も待たせたな。俺たちが5人で爆弾ジョニーだ!」と高らかに宣言する。そしてりょーめーの「かーらーのー!」のつなぎから、ロマンチック☆安田(Key)が弾く軽やかなフレーズが印象的な「唯一人」へ。そのまま5人は「アクセル」「ケンキョニオラツケ!」など最新楽曲をプレイ。「アクセル」でりょーめーは「前よりずっと 今がいい感じ」「いつかわかるさ 全部が今日のためだって」という歌詞を自分に言い聞かせるように、力強く歌い上げていた。

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」の様子。(撮影:新保勇樹)

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」の様子。(撮影:新保勇樹)[拡大]

メロウな「EVe」で空気が和らいだところでMCがスタート。ライブ当日に24歳を迎えたりょーめーはファンから「おめでとー」「ハッピーバースデー」と祝福を浴びながら、メンバーに自己紹介するよう促す。小堀ファイアー(B)は家族が来ていることを明かし、安田は「5人でZeppのステージに立ててよかったです」と述べるなど、メンバーはそれぞれZepp Tokyoに立てる思いをフロアを見渡しながら口にした。続いて「今日来てくれた友達が聴きたいって言ってくれたから」というりょーめーのひと言から、切々とした思いを歌った「KNOCK」が届けられた。

しかし、シリアスなムードは次の「へへいへい」で一転。その後、5人はキョウスケがスニーカーのソールを緑に光らせ、ギターを軽妙に弾いたライブの定番曲「キミハキミドリ」、ミラーボールがファンキーでダンサブルな曲の魅力を引き立てた「駄駄駄」などバラエティに富んだナンバーを連続投下する。さらに、豪快なアメリカンロックサウンドと、コントの様相を見せる間奏のギャップが楽しい「アメリカンマッスル」、タイチ(Dr)がレモンを齧り“柑橘パワー”を注入する「柑橘サンバ」といったおふざけムード全開のナンバーも全力で熱演しファンを歓喜させた。

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」の様子。(撮影:新保勇樹)

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」の様子。(撮影:新保勇樹)[拡大]

バンド史上最大規模のライブ会場であっても、メンバーは普段と変わらずのびのびと奔放なステージを展開する。本編の終盤を飾った「賛歌」ではりょーめーは弾いていたギターを下ろし、マイクを手にフロアに飛び込み、観客に支えられながら熱唱。「かなしみのない場所へ」で感動的なムードが漂い本編は終了するかと思われたそのとき、りょーめーが「もう1曲やっていい?」と唐突に言い出す。キョウスケが「ワンマンのとき、(りょーめーが)ダラダラするのは終わりたくないからだよね」とフォローを入れたあと、5人はコミカルな「楽な方へ」で本編のラストを飾った。

タイチサンダー(Dr)(撮影:新保勇樹)

タイチサンダー(Dr)(撮影:新保勇樹)[拡大]

ストッキングをかぶったタイチが、激しいインストに合わせてキレのある踊りをするというパフォーマンスでアンコールはスタート。5人はカラフルな照明の下でマイクリレーとダンスを繰り広げる「ギャルがゲル暮らし ~遊牧民~」で笑いを生み出し、続く「ララララ」では集まった観客へのお礼を伝えるように情熱的な歌と演奏を披露する。「ぼくらの」で1回目のアンコールが終わるも、すぐさまダブルアンコールを求める拍手が起き「おまけです!」とメンバーが登場。全員が定位置についたところで、キョウスケがりょーめーに向かって「Happy Birthday to You」を歌い出し、ステージ袖からケーキを持ったスタッフが現れた。会場の都合でロウソクの火を灯せないという理由から、りょーめーがマイクに向かって火を吹き消す真似をすると照明が同時に落ちる。スタッフの粋な演出に、彼は少し照れくさそうにしながら「ケーキは出てくると思ったけど……」と言いながら手づかみでケーキを口に入れた。

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」の様子。(撮影:新保勇樹)

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」の様子。(撮影:新保勇樹)[拡大]

そしてバンドはミディアムテンポの「毎日」を披露し、りょーめーの「いい曲ができたのでチラッとやります」という紹介から作りかけの新曲をワンフレーズだけをファンに聴かせる。メンバーは終始楽しげにそれぞれの楽器を奏で、オーディエンスの笑顔を誘った。そして3年越しのZepp Tokyo公演のラストナンバーは最新曲「REAL WiND」。勢いのあるロックチューンでライブを締めくくった5人は、名残惜しそうにしながらステージを去った。

なお爆弾ジョニーは、最新ミニアルバム「クレイジービートラリアット」を携えて2月よりキャリア最長の全国ツアー「太陽はまた昇るか。」を開催する。

この記事の画像(全20件)

爆弾ジョニー「SUPER BAKUDANIUS」2017年12月4日 Zepp Tokyo セットリスト

01. イントロ
02. なあ~んにも
03. 唯一人
04. アクセル
05. ケンキョニオラツケ!
06. 終わりなき午後の冒険者
07. EVe
08. KNOCK
09. へへいへい
10. キミハキミドリ
11. 駄駄駄
12. MELODY
13. A.I.R
14. アメリカンマッスル
15. 柑橘サンバ
16. イミナシ!
17. うたかたの日々
18. 賛歌
19. かなしみのない場所へ
20. 楽な方へ
<アンコール>
21. ギャルがゲル暮らし ~遊牧民~
22. ララララ
23. ぼくらの
<ダブルアンコール>
24. 毎日
25. 新曲
26. REAL WiND

全文を表示

読者の反応

  • 3

友希♡ライブ命 @yukihyoudo

ナタリーきた😍
セトリうれしい❤️
そして写真素敵㊗️㊗️
まだZEPPにいる気分だわ~㊗️
爆弾ジョニーZepp公演リベンジ完遂、りょーめーは無事24歳に - 音楽ナタリー https://t.co/sFw1F9HxyB

コメントを読む(3件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 爆弾ジョニー の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。