井上苑子と水野良樹がラブワゴンの旅を応援

2017年10月6日 16:54 91 1 音楽ナタリー編集部

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井上苑子の6thシングル「せかいでいちばん」が11月1日にリリースされる。

井上苑子と水野良樹

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井上苑子「せかいでいちばん（通常盤）」
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井上苑子「せかいでいちばん（初回限定盤）」
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今作の表題曲「せかいでいちばん」は、10月26日に配信がスタートするNetflixの番組「あいのり Asian Journey」の主題歌として水野良樹（いきものがかり）が書き下ろしたもの。水野は楽曲について「視聴者の皆さんが、自分の恋を当てはめてみたり、その出演者を応援してみたりする。その気持ちにつながるような、繊細なメロディに井上さんの声をのせて、みなさんの想いにつながれば、と思って書いていました」と語り、井上の歌声について「声の可愛らしさだったり、いい意味で声が揺らいでいるその存在感が、すごい強いなって思っていました」と続けた。そして井上は水野とのコラボレーションについて「いきものがかりさんの曲を聴いて育ったんで、こうやって水野さんが作った曲を私が歌うのは夢のようです」とコメントした。

今作は初回限定盤と通常盤が用意され、初回限定盤にはレコーディング映像などを収めたDVDが付属する。

なお井上は、10月31日に大阪・あべのキューズモール、翌11月1日に東京・タワーレコード渋谷店で今作のリリースイベントを実施。当日は彼女のサイン会や握手会が予定されている。

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水野良樹コメント

声の可愛らしさだったり、良い意味で声が揺らいでいるその存在感が、すごい強いなって思っていました。たまたま自分が出演したラジオ番組で、SUPER BEAVERの柳沢さんが作った曲（2017.7.29発売シングル「なみだ」）を聴いて、「素晴らしい声だな」って印象を持った、ちょうどその頃に、この楽曲のお話を頂いたのですごくプレッシャーでした。番組の中の恋にまつわるいろんなシーンで、視聴者の皆さんが、自分の恋を当てはめてみたり、その出演者を応援してみたりする。その気持ちにつながるような、繊細なメロディに井上さんの声をのせて、みなさんの想いにつながれば、と思って書いていました。曲の中でどんなシーンをつくれば良いか想像し、“おでこを重ねた”とかそういうシチュエーションでお互い緊張しながらも伝わる感情が、井上さんの声で歌ってもらうと繊細に出るんじゃないかなって思って作ってました。ただ、自分が作った時は、残念ながら自分で歌うしかないじゃないですが。自分で仮歌を入れたときは、“自分気持ち悪いな”って思ってました（笑）。「あいのり」は自分が二十歳ぐらいの時に人気だった番組で、友達連中は「ラブワゴンにのりたい！」って奴、いっぱいいましたね。誰も乗れてなかったですけどね（笑）。せつなさを表現した恋の歌って、ベタになってもいけないし、細かいところを追求しすぎてマニアックになってもいけないし。難しくて何度もメロディを書き直したりしました。ストレートな歌詞がはっきりとのっている曲なんですけど、言葉が強過ぎてしらけてしまうかなと、不安があったんです。でも、そういう大きな言葉が、井上さんが歌うと、声の力、歌の力ですんなり入ってくるので、最終的にこの形になってすごくよかったと思っています。

井上苑子コメント

一番初めにデモで曲を聴かせてもらった時から、もうとっても素晴らしい曲でした。私は小学生の頃から、いきものがかりさんの曲を聴いて育ったんで、こうやって水野さんが作った曲を私が歌うのは夢のようです。今、スタジオで聴きながら、「これ大丈夫かな。歌、大丈夫かな」って、そういうことばかり考えて聴いてしまいましたが、水野さんはじめ、スタッフの皆様のおかげで素晴らしいものになって、とても嬉しいです。母がボイストレーナーなんですけど、歌を始めてちょっとしてから、車の中で母といきものがかりさんの曲をよく聴いていたんですけど、「ほらほら、あんた、聖恵ちゃん、絶対笑って歌ってるやろ。あんたもちゃんと笑って歌いや！」ってめちゃめちゃ言われたりしてました（笑）。「プラネタリウム」「茜色の約束」「message」とかいっぱい好きな曲があって、路上ライブでも歌わせてもらったり、本当に沢山の思い出があります。私にとって10代最後の大切な曲だし、一生忘れられない特別な1曲です。せつなくもあり、キュンとする部分も沢山あり、自分を重ねられる歌だなって思います。1つの恋の歌として誰かを勇気づけたり出来たらいいなと思っています。