怒涛の40曲!超特急“超”な初武道館で5周年祝福、終演後明かしたパンツ事件真相も

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超特急が昨日6月14日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017『Super Trans NIPPON Express』」を実施した。

超特急

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現在、デビュー5周年を記念した全国ツアー「Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017『Trans NIPPON Express』」を開催中の超特急。彼らにとって初となる武道館ワンマンは、このツアーの追加公演として実施された。会場には満員・約8000人の8号車(超特急ファン)が集結。メンバーの7人はこれまでの5年間を駆け抜けた勢いをそのままステージ上で表現するかのように、この日のために用意した22曲30分のノンストップメドレーなど、特別な演出を披露してオーディエンスを存分に楽しませた。

オープニングの様子。

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開演時刻ぴったりに客電が落ち、おなじみのSEが広い会場に響く。8号車の期待が高まる中、1曲目「One/O Signal」のイントロが鳴りステージを覆う紗幕が切って落とされると、7人の姿は舞台のはるか上方、高さ7mのリフターの上にあった。大歓声の中でカイは「武道館、行くぞ!」と叫び、メンバーは上層階の観客までを見渡しながらメインステージの上へ降り立つ。

2曲目の「No.1」ではスクラッチの決めポーズをするユースケのくしゃっとした笑顔が舞台後方の特大LEDモニターに大きく映し出される。ユーキは「最高の1日、そう、超(スーパー)な1日にしようぜ!」と客席を煽り、しなやかにアクロバットを決めてみせた。続く「Believe×Believe」でファニーな“ビリビリポーズ”をしながらセンターステージへと躍り出た7人は、リョウガの「お楽しみはこれからだ!」という言葉を合図にアッパーチューンの「超えてアバンチュール」を投下。冒頭から全力のパフォーマンスで会場の熱気をこれでもかと引き上げていった。

コーイチが「DJ, bring the beat!」と言うと、ラグジュアリーなダンスナンバー「DJ Dominator」へ。彼のセクシーなボーカルに乗せダンサーの5人はステージ上手と下手に設けられた山台に散らばり、艶っぽい眼差しで体を揺らした。

ユースケ

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そして、ステージは7人にとってこの日の最大の挑戦となった怒涛の22曲30分メドレーへ。「Pretty Girl」で幕を開けたこのメドレーで7人は縦横無尽に会場を駆け、通常の振り付けとはまったく異なる隊形や演出で次々と8号車の驚きを誘っていく。ひさびさの披露となった「What's going on?」でファンを喜ばせると、タクヤのセンター曲「Shake body」ではコーイチ、リョウガ、ユーキの3人がステージに立ち、タクヤのセクシーな決めポーズをコーイチが奪ってニヤリと笑みを浮かべた。「refrain」ではタカシがソロで優しい歌声を聴かせ、「Turn Up」ではユーキとカイが躍動感あふれるソロダンスを踊る。ボーカルとリョウガ、ユースケの4人で届けられた「We Can Do It!」の終盤には、普段はコミカルな役回りを任されることの多いユースケが艶めかしい腰つきのソロを見せて8号車の悲鳴を一身に集めた。

ヴァンパイアに扮したカイとタクヤ。

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カイが客席をトロッコで移動しながら曲中の長セリフを見事に言い切った「LIBIDO」、センターポジションにコーイチが立ち、彼の横をカイとタクヤが支えた「Beasty Spider」を経て、リョウガのセンター曲「Bloody Night」ではカイとタクヤがヴァンパイアに扮してステージ上へ姿を見せる。すると7人は曲の中で突如寸劇を始め、メンバーはお下げのカツラを付けたリョウガをヴァンパイアから守るべく奮闘した。しかし、彼らの努力も空しくカイとタクヤはリョウガの首筋にかみついて立ち去り、リョウガはステージ上にパタリと倒れる。すると彼は右手で勢いよくカツラを脱ぎ去り、そのまま1人でハードなロックチューン「Beautiful Chaser」を眼光鋭く踊りまくるという荒業でその場を収めた。

続く「Yell」からは7人が再びそろい、彼らは「走れ!!!!超特急」までの4曲を一気に駆け抜ける。ノンストップで22曲を歌い踊り切ったメンバーは汗びっしょりで、タクヤの前髪からは汗が滴り落ちるほど。彼は「みんな置いてけぼりになってないかな? 大丈夫?」と8号車を気遣い、コーイチは「お腹すいた!」と独特すぎる表現でスタミナ消費をアピール。リョウガは「22曲もやってたの! すごいね、超特急!」と7人と8号車を称えた。

デジタルポイを使った「バッタマン」のパフォーマンス。

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2度目のMCで5年間を振り返り、8号車に改めて感謝を伝えると、ユースケは「超特急の5年分の愛を受け取ってください」とまっすぐに前を向く。このあとに披露されたのは彼のモチーフ曲「Peace of LOVE」で、7人は高く上がったリフターの上で優しい笑みを浮かべながらこの曲を表現した。すると続くナンバーでは会場のムードが一変。LEDモニターには赤絨毯の大階段が映し出され、7人はビックバンドジャズふうにアレンジされた「バッタマン」を歌い踊る。また曲の後半にはデジタルポイという器具を使ったパフォーマンスも披露され、メンバーは次々と新たな驚きを観客に与えていった。「fanfare」ではムービーカメラが舞台上に上がり、客席をバックに踊るメンバーの姿がモニターに大きく映し出されて一体感が最高潮に。「Burn!」ではユースケが「もっともっともっともっと!」と会場を一層熱くさせ、大サビでは8号車が1つになった大合唱の声が空間を包み込んだ。本編最後の曲はこのツアーのテーマ曲である「gr8est journey」。晴れやかなムードの中、リョウガは「武道館、最高の“通過点”になりました! また皆さんに会えること、楽しみにしています!」と7人の夢の目的地である東京ドームを見据えていた。

アンコールの様子。

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8号車の大きな「超特急!」コールを受けたアンコールは「Summer love」でスタート。ひさびさとなる夏のキラーチューンの披露に割れんばかりの歓声が上がる中、サングラスを着けたメンバーはにぎやかなパフォーマンスで舞台上を躍動する。続けてドロップされたのは初披露となる「PAPAPAPA JUMPERS」で、7人は何度も何度もジャンプをしながらこの曲を届けた。ラストナンバーの「HOPE STEP JUMP」では銀テープのキャノン砲が宙に放たれる。歌うタカシに抱きついて笑うユーキ、8号車にクラップを促すカイ、メンバーに衝突しながら全力ダッシュでステージを動き回るユースケ、優しい歌声を響かせるコーイチ、微笑みを浮かべながら客席を見つめるタクヤと、思い思いの方法で8号車へ感謝を伝えたメンバー。最後にリョウガは「ツアーはまだ続きます。またいつかこの場所にも戻ってきて、今日よりも最高なライブができたらなと思っています。改めて、今日はありがとうございました!」と観客に伝え、熱狂のライブを締めくくった。

超特急の武道館公演の様子。

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ライブの終演直後、メンバーは舞台裏でそれぞれの思いを語った。リョウガは「スタダの“登竜門”であるこの武道館に(ツアー中の)“通過点”として挑んで、僕らもまた一段上のステージへ行けたんじゃないか……いや、これを機に行きたい、行こう!という思いです」と率直な心境を明かし、タクヤは「タイトルにある『超』の通り、本当にスピード感のある超特急らしいライブだったなって思います」と振り返る。コーイチはいまだ興奮冷めやらぬ状態にあることを明かしながら「最後、8号車が楽しそうにしている顔が見られて『よかったな』と思います」とほほ笑んだ。

超特急

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この日の目玉となった30分メドレーについてはユースケが「8号車さんへの感謝を忘れず、最後までパフォーマンスすることができました。メドレーが僕らの武器になったと思えたし、また新たな課題も見えたので、これからももっと極めていきたいです」と力強く語る。また、ライブ中にはユーキの衣装のズボンが裂けるという珍事件も発生したが、このことに話題が及ぶとメンバーは大騒ぎ。カイが「LIBIDO」で1人ステージに立っている最中に事件は舞台裏で発覚したといい、カイは「だから(イヤモニから聞こえてくる声が)あんなにうるさかったのか!」と大笑いする。ズボンが裂けた様子を舞台裏で見たリョウガは「もう、パンツも太ももも丸見えですよ」とひと言。リョウガが「パンツ何色だっけ?」とユーキに聞くと、ユーキは「(自分のイメージカラーの)赤! ちゃんと勝負パンツはいてたの!」と自信満々に答える。この答えに7人はさらに沸き、カイは「おじいちゃんかよ!」とツッコミを入れていた。

常に新たな挑戦を自分たちに課し、新鮮なステージを8号車に提示する超特急。「挑戦し続けること」について聞くと、カイは「挑戦をすることによってそれが自分たちの糧になり、意識がさらに高くなる。そうやって成長していけたらいいなと思います」と返した。彼らのツアーは8月8日の東京・東京国際フォーラム ホールA公演まで続く。タカシは最後に「ここはまだあくまでも通過地点。待ってくれているみんなのこともしっかりと笑顔にして、素敵な旅にしていきたいと思います!」と力強く意気込んでいた。

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超特急「Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017『Super Trans NIPPON Express』」
2017年6月14日 日本武道館 セットリスト

01. One/O Signal
02. No.1
03. Believe×Believe
04. 超えてアバンチュール
05. Superstar
06. DJ Dominator
07. One Life
08. Pretty Girl
09. What's going on?
10. Seventh Heaven
11. Shake body
12. panipani
13. refrain
14. Turn up
15. ライオンライフ
16. Star Gear
17. We Can Do It!
18. LIBIDO
19. COMP!! COMP!! COMP!!
20. STYLE
21. Beasty Spider
22. Billion Beats
23. Drive on week
24. Bloody Night
25. Beautiful Chaser
26. Yell
27. EBiDAY EBiNAI
28. Secret Express
29. 走れ!!!! 超特急
30. 超ネバギバDANCE
31. Peace of LOVE
32. バッタマン
33. fanfare
34. Kiss Me Baby
35. Burn!
36. Clap Our Hands!
37. gr8est journey
<アンコール>
38. Summer love
39. PAPAPAPA JUMPERS
40. HOPE STEP JUMP

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※記事初出時、曲名の一部に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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