ビッケブランカ、大盛況のツアーファイナルで敬愛するBRADIOとコラボ実現

ビッケブランカが5月25日に東京・TSUTAYA O-WESTにてツアー「Take me Take out TOUR 2017」のファイナル公演を開催した。

各所1組ずつゲストを招き、東名阪を回るこのツアーでビッケはCzecho No Republic、I Don't Like Mondays.、BRADIOと競演。ファイナル公演では、先日メジャーデビューを発表したBRADIOと共に、会場に集まった両者のファンを熱狂させた。

先攻のBRADIOは真行寺貴秋（Vo）が「Are you ready? Funky Party People（BRADIOファンの総称）!!」と焚き付けたのを合図に「Flyers」でライブをスタート。真行寺はビッケブランカファンを勝手に「ブランカー」と命名し、「ビッケブランカの人間と音楽性に惹かれてここに立たせてもらいました。Funky Party Peopleとブランカーのみんなと楽しみたいと思います！」とビッケブランカとの競演を喜んだ。そして「次の曲は新しいイントロを付けて」とビッケブランカの代表曲の1つ「Slave of Love」の一節を歌い、そのまま「Sunday」へ突入。タイトなビートに乗せて真行寺がソウルフルに歌い上げる「-Freedom-」では各メンバーがスキルの高さを見せつけた。

BRADIOはビッケブランカとの出会いや閉店間際の餃子店で再会したことを明かして会場を笑わせたあと、メロウな「Chocolate Flavor」やビッケブランカがBRADIOの曲の中で一番好きだという「オトナHIT PARADE」を披露。最後は「Back To The Funk」で観客とダンスを踊り、ビッケブランカへとバトンを渡した。

ビッケブランカは生本直毅（G）、脇山広介（Dr）、にしのえみ（Key, Cho）、大澤DD拓海（B）からなるビッケブランカバンドを従えてステージへ。楽曲「Take me Take out」のミュージックビデオから着想し、コックスーツやウエイトレスのコスチュームに身を包んで登場した5人は、ノリのいいモータウンビートの新曲（タイトル未定）でパフォーマンスを開始した。ビッケブランカは盤石なバンドアンサンブルで魅せる「ココラムウ」、コール＆レスポンスで一体感を演出する「追うBOY」、ファルセットと地声を巧みに使い分ける「Natural Woman」など序盤からアッパーチューンで観客を盛り上げていく。

MCではビッケブランカが「同世代で好きなバンドはたくさんいるけど、BRADIOに対しては敬意みたいなものもある。BRADIOは本当に尊敬しています」とBRADIOへの熱い思いを告白。そのほかにも「フリースタイルで楽しむぞー！」と真行寺のモノマネを取り入れたり、バラード披露直後に恒例となりつつあるDDとの茶番的なやり取りをしたりと、トーク面でも観客を魅了した。さらにビッケブランカはBRADIOへのお返しと言わんばかりにBRADIO「スパイシーマドンナ」の一節を歌ってから「Take me Take out」を披露。サービス精神あふれるパフォーマンスで両者のファンを歓喜させた。「アシカダンス」ではバンドメンバーの紹介を兼ねてソロ回しを行い、「Slave of Love」では観客と共に「No! No! No!」と声を上げながら拳を突き上げる。ラストを飾った「ファビュラス」ではフロアが笑顔であふれ、拍手喝采の中ビッケブランカはステージを下りた。

アンコールに登場したビッケブランカは「これからの音楽業界、僕はビッケブランカとBRADIOで作っていきたいとさえ思っています！ それぐらいビッケブランカとBRADIOを愛してる！」と力強く語ったあと、BRADIOと共に「Take me Take out」を披露。2組によるコラボにフロアはこの日一番の盛り上がりを見せ、大盛況の「Take me Take out TOUR 2017」の幕は下ろされた。

ビッケブランカは7月5日に1stフルアルバム「FEARLESS」をリリース。9月14日より全国ツアー「FEARLESS TOUR 2017」を開催する。本日5月29日にツアーチケットの先行先着販売がスタートした。