エビ中ツアー「今、君とここにいる」初日、4thアルバム全曲披露で新たな一歩

私立恵比寿中学が昨日4月22日、東京・オリンパスホール八王子で全国ツアー「私立恵比寿中学 IDOL march HALLTOUR 2017～今、君とここにいる～」の初日公演を行った。

エビ中は結成以来幾度かのメンバーの“転校”と“転入”を繰り返し、2014年4月の東京・日本武道館ワンマン「私立恵比寿中学合同出発式～今、君がここにいる～」以降は真山りか、安本彩花、廣田あいか、星名美怜、松野莉奈、柏木ひなた、小林歌穂、中山莉子の8人で活動してきた。しかし今回のツアーを前に松野が急逝。残るメンバーで活動を続ける決断をしたエビ中にとって、このツアー初日は7人で立つ初めてのステージとなった。

大正時代の校舎をモチーフにした舞台に登場した7人が1曲目に歌ったのは、初披露となる新曲「制服“報連相”ファンク」。これは5月31日にリリースされるニューアルバム「エビクラシー」からの楽曲だ。エビ中はこの日、「エビクラシー」に収録される新曲をすべて披露し、会場のエビ中ファミリー（エビ中ファンの総称）を驚かせた。

「エビクラシー」収録の10曲を含む合計23曲を7人でパフォーマンスしたエビ中。本編最後のMCでは安本が「今回こうしてツアーの初日を一緒に迎えられなかったメンバーがいます」と松野について触れ、「でも私は形が全てではないと思っていて、たぶん今も空の上で見守っていてくれてたと思うし、もしかしたらさっきも一緒に歌って踊ってたかもしれない。フォーメーション間違えてあたふたしてたかもしれない（笑）。アルバム（「エビクラシー」）だったら、たぶん『春の嵐』とか好きかもしれない。あのめっちゃクールビューティーな顔で楽しそうに踊ってたと思うんだよね」と語った。そして「時間はかかると思うんですよ。たくさん時間がかかってもいいんですけど、7人のエビ中を好きになってほしいです」とMCを締めくくると、最後まで涙をこらえていた安本は「泣かないで言えましたー！莉奈ー！ 言えたよー!!」を天を仰いで笑顔で叫んだ。

アルバム「エビクラシー」には、過去のエビ中作品でもおなじみの前山田健一、田村歩美（たむらぱん）、TAKUYA、池田貴史（レキシ）をはじめ、村上基（在日ファンク）、四星球、照井順政（ハイスイノナサ、siraph）、角舘健悟（Yogee New Waves）、CMJK（CUTEMEN）ら多彩なアーティストが作詞、作曲、編曲で参加している。