スコット＆リバース、骨太サウンドとゆるいトークでファン魅了した「ニマイメ」な夜

昨日4月18日、スコット＆リバースが東京・WWW Xでワンマンライブ「ニマイメデショウ」を行った。

このライブはスコリバが約4年ぶりのフルアルバム「ニマイメ」をリリースしたことを記念して開催されたもの。スコット・マーフィー（Allister、MONOEYES）とリバース・クオモ（Weezer）がバンドメンバーを引き連れてステージに登場すると、集まった約600人のファンは拍手で彼らを迎える。2人は「こんばんは！ スコットアンド」「リバースです！」と短く挨拶し、アルバム1曲目を飾る「僕らの未来」でライブをスタートさせた。続く「Doo Wop」ではフロアからシンガロングが巻き起こり、場内は早くも熱気に包まれる。彼らは時折アイコンタクトを取って笑い合ったり演奏中にちょっかいを出し合ったりと、リラックスした様子でライブを進行していった。

骨太なバンドサウンドで「ニマイメ」収録曲を次々と演奏して観客を揺らす一方、2人はMCでは独特のゆるいトークを繰り広げる。リバースが「日本水」と言いながらステージドリンクを飲むと、スコットはすかさず「それ『ボルヴィック』ですよ」と突っ込み観客の笑いを誘った。またスコットは「僕はWeezerの大ファンで、高校生のときにライブを観に行ったんだよね。まさか20年後に同じステージに立つなんて」と感情深げに話し、当時リバースと撮影してもらったというツーショットをiPadを使って披露。「超若くね？」とスコットが爆笑する中、リバースは「おもしろーい」と他人事のように写真を眺めていた。

スコットがアグレッシブにドラムを叩き鳴らした「君はサイクロン」や、正直な思いを綴った歌詞が印象的なナンバー「本音なんだ。」を経て、ライブは後半戦へ突入する。リバースの「新しいWeezerシングル。『Feels Like Summer』と申します」という言葉から、2人はWeezerの新曲をいち早くプレイ。思わぬサプライズで観客を大いに喜ばせた。バイオリニストをステージに迎えた彼らは、ラストにmiwaとのコラボ曲「変わらぬ想い」をドラマティックに届けて本編を締めくくった。

アンコールの声に応え、2人はバンドメンバーと共にステージへ。1stアルバム「スコットとリバース」収録の「FREAKIN' LOVE MY LIFE」「君と二人で」で再び会場を盛り上げる。彼らは「また必ずやるので、そのときまた遊びましょう！」と呼びかけてステージを去ったものの、フロアの歓声を受けて三たび舞台に登場。そして「ニマイメ」ボーナストラックの「パンツ脱ぐ」、Weezerの「Island in the sun」をプレイして、笑顔でワンマンライブの幕を閉じた。

なおスコリバは4月21日に大阪・Music Club JANUSでワンマンライブ「ニマイメデショウ」の大阪公演を行う。