押尾学被告初公判、MDMA服用認め求刑1年6月

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麻薬取締法違反の罪で起訴された押尾学被告の初公判が、本日10月23日13:30から東京地裁425法廷で行われた。

東京地裁には多くの報道陣やファンが詰めかけ、雑然とした状況に警備員が声を荒げる一幕も。20席用意された傍聴席の抽選には2232人が列を作り、注目度の高さを伺わせた。

東京地裁には多くの報道陣やファンが詰めかけ、雑然とした状況に警備員が声を荒げる一幕も。20席用意された傍聴席の抽選には2232人が列を作り、注目度の高さを伺わせた。

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押尾被告は黒のスーツ姿で出廷。冒頭の人定質問に「押尾学です」「無職です」と答え、合成麻薬MDMAの使用に関する起訴内容については「(間違い)ありません」と起訴事実を認める発言を行った。

被告は裁判官の質問に対して「(MDMAを違法薬物だと知りつつ)軽いノリで飲んでしまいました」と話し、「ファン、仕事関係者、友人、家族に申し訳ない。今後は薬物とは縁を切りたい」と反省の姿勢を見せた。

また、弁護側の情状証人としては、押尾被告の父親が出廷。再犯の可能性について「周りの人にこれだけ大きな迷惑をかけたのですから絶対にないと思います」と擁護した。

しかし、検察官からMDMAの入手経路や事件時の状況などについて問われると、被告の供述が取り調べ時の内容と食い違うなどの不自然な点も。検察側は再犯の可能性を指摘し、懲役1年6月を求刑。これを受けた弁護側は、常習性が認められないこと、被告がすでに社会的制裁を受けていることなどを述べ、執行猶予付きの判決が妥当であると主張した。

押尾被告は最後に「二度と同じような過ちを犯しません。関係者の皆様、家族の皆様、友人、ファンの方々、裏切るようなことをしてしまい申し訳ございませんでした」と頭を下げて退廷。裁判は本日結審し、判決は11月2日11:00の法廷で言い渡される。

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