the telephones、強烈パフォーマンスにBLITZ狂喜乱舞

the telephonesの全国ツアー「『DANCE FLOOR MONSTERS』release tour "Welcome to the NEW DISCO!!!"」が、昨日10月3日に東京・赤坂BLITZで千秋楽を迎えた。

アンコールを含め21曲を披露したthe telephones。ワンマンさながらのボリュームたっぷりのセットリストに、オーディエンスも大満足の表情を見せていた(撮影:河本悠貴)。

アンコールを含め21曲を披露したthe telephones。ワンマンさながらのボリュームたっぷりのセットリストに、オーディエンスも大満足の表情を見せていた(撮影:河本悠貴)。

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MCで「12月のワンマンはどエライことになるから!」と宣言した石毛。1年ぶりのワンマンライブ「SUPER DISCO Hits 2!!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!」は12月4日にディファ有明で行われる(撮影:河本悠貴)。

MCで「12月のワンマンはどエライことになるから!」と宣言した石毛。1年ぶりのワンマンライブ「SUPER DISCO Hits 2!!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!」は12月4日にディファ有明で行われる(撮影:河本悠貴)。

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会場の外ではTBS系番組「オールスター感謝祭 超豪華!クイズ決定版」の収録が行われていたこの日。番組に対抗意識を燃やしていた岡本は、アンコール終了後「TBSに勝ったよ!」と勝利宣言をした(撮影:河本悠貴)。

会場の外ではTBS系番組「オールスター感謝祭 超豪華!クイズ決定版」の収録が行われていたこの日。番組に対抗意識を燃やしていた岡本は、アンコール終了後「TBSに勝ったよ!」と勝利宣言をした(撮影:河本悠貴)。

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9月1日から始まった今回のツアーは、全会場にゲストバンドを招いた対バン形式で実施。ツアー最終公演にはYOUR SONG IS GOODNorthern19の2組が出演し、the telephonesのツアーファイナルを祝福した。

トップバッターを務めたYOUR SONG IS GOODは、メンバーが円陣を組んで登場。楽器や機材がひしめき合うステージに到着すると「HOTな感じでやらさせていただくんで、よろしく!」という宣言どおり、のっけからゴキゲンなナンバーで会場のテンションを高めていく。

「A MAN FROM THE NEW TOWN」ではJxJx(Vo,Organ)がスピーカーの上から、フロアに向かってシャウト。さらにJxJxとシライシ(G)が客席に豪快にダイブしたほか、「THE CATCHER IN THE MUSIC」では観客を一斉にジャンプさせてこの日のツアーファイナルを祝うなど、痛快なパフォーマンスを繰り出し会場の熱狂を煽った。

続いては、YOUR SONG IS GOODのカラフルなサウンドとは打って変わって、骨太でシンプルなナンバーが特徴のNorthern19のステージ。笠原健太郎(Vo,G)と井村知治(Vo,B)によるパワフルなツインボーカルと馬場豊心(Dr)が叩き出す強固なリズムを全身で受け止めようと、1曲目からクラウドサーファーが次々と宙を舞う。それに応えるべく3人は汗をダラダラと流しながらスピーディな爆音ナンバーを投下した。

笠原は「(the telephonesは)天才ですけど、バカですね。そんな愛すべき仲間がいてうれしいです」と盟友を讃える発言も。ラストナンバー「STAY YOUTH FOREVER」のサビでは会場が一体となっての大合唱が巻き起こっていた。

そして最後に満を持して現れたのはこの日の主役、the telephones。おなじみのSEにあわせてミラーボールが回り始めると、超満員の会場に美しいハンドクラップが響く。メンバーが被っていたアフロが、客席に投げ込まれたところでいよいよ本番スタート。石毛輝(Vo,G,Syn)の「Hello everybody! We are the telephones」の絶叫に続き、1曲目「D.A.N.C.E to the telephones!!!」が炸裂した。

1音目が鳴らされた瞬間から、オーディエンスの興奮は最高潮。「Baby, Baby, Baby」「Urban Disco」と最新アルバムからのアッパーチューンが連射されると、フロア前方ではモッシュが起こり、誰もがもみくちゃになりながら4人の叩き出すグルーヴに身を委ねる。客席のテンションに呼応するように、岡本伸明(Syn)の動きも普段以上にキレ味鋭め。カウベルを鳴らす手つきも、軟体動物さながらの動きも冒頭から飛ばしまくりだ。一方で長島涼平(B)と松本誠治(Dr)は屈強なリズムで石毛と岡本の奔放なパフォーマンスを支えた。

「もっと自由に、もっとハッピーに踊ろうか?」という言葉から始まった「Hopping Shower」の後はMCに突入。YOUR SONG IS GOOD、Northern19との出会いから始まったトークは、いつしかツアー中のエピソードに。そんな中、岡本が接吻と脱糞を言い間違えた話におよび、なぜか石毛が松本に脱糞のモノマネを強要する事態が発生。盛大な誠治コールが巻き起こる中、松本が密かにマネをしてみるも、石毛に「聞こえない!」と叱咤され再度やらされるハメに。しかしそのプレッシャーに耐えきれなくなった松本は、「すいませんでした!」と大声で謝りその場を逃げ切った。

微妙な空気に包まれつつあった会場を盛り上げるように演奏されたのは、破壊衝動たっぷりの「clashed mirror ball」、続いてアッパーな「DaDaDa」や、刺激的なシンセが高揚感を呼ぶ「Perfect World」と強烈なダンスチューンが連射され、会場のテンションをどこまでも上げ続ける。「HABANERO」で石毛のギターストラップが外れるトラブルが発生するが、誰1人として演奏の手を休めることなくそのままクライマックスになだれ込んだ。

オーディエンスに「We are disco!」を連呼させる「Monkey Discooooooo」を経て、本編ラストとして演奏されたのはハッピーなムードが漂う「Love&DISCO」。ミラーボールの光が4人の気合いたっぷりのパフォーマンスをきらびやかに演出する中、ライブは一旦幕を閉じた。

超満員の観客の拍手に迎えられて始まったアンコールタイムは、メンバーのトークからスタート。まずは長島が「石毛君のおしりが大きいんですよ。寝るときに置いておくとよく寝れるし、テンピュールよりも気持ちいい」とツアー中に石毛の尻枕(?)にハマったことを告白。岡本は「普段はVネックの深さが、0.2m、0.3mくらいなんだけど、今日はVネックの深さが0.4mくらいになったから。それくらい熱いってことだよ!」と自身の衣装を引き合いに出して、オーディエンスの熱狂ぶりを絶賛した。そして、4人は踊り足りないファンのために「fu~shit!!!」「sick rocks」の2曲をプレゼント。

メンバーが退場してもオーディエンスからの拍手は止まず、ツアーTシャツに着替えたメンバーがダブルアンコールに応えステージに再々登場。そして「最後の1曲に全部を込めます」という石毛の言葉を表わすように、4人は最新アルバム「DANCE FLOOR MONSTERS」からのミドルチューン「Yesterday, Today, Tomorrow (My Life is Beautiful)」を丁寧に演奏。パーティの終わりを歌ったセンチメンタルな1曲で、全15公演におよんだツアーを美しく締めくくった。

the telephones「DANCE FLOOR MONSTERS」release tour "Welcome to the NEW DISCO!!!"」
2009年10月3日 赤坂BLITZセットリスト

01. D.A.N.C.E. to the telephones!!!
02. Baby, Baby, Baby
03. Urban Disco
04. it's OK
05. Catastrophe
06. Jabberwocky
07. FREE THROW
08. Hopping Shower
09. clashed mirror ball
10. DaDaDa
11. Perfect World
12. Dead Men
13. Beautiful Bitch
14. RIOT!!!
15. Dance With You
16. HABANERO
17. Monkey Discooooooo
18. Love&DISCO

EN1. fu~shit!!!
EN2. sick rocks
EN3. Yesterday, Today, Tomorrow (My Life is Beautiful)

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