電波少女「電波少女的ヒッチハイクの旅」締めくくるワンマンで完全燃焼

電波少女が昨日2月4日に東京・WWWにてワンマンライブ「電波少女 ワンマンライブ“サライ”～電波少女的ヒッチハイクの旅 完～」を開催した。

昨年11月から今年1月まで、メジャーデビューをかけたヒッチハイク企画「“電波少女的ヒッチハイクの旅”47都道府県ストリートライブTOUR」を実施していた電波少女。今回のワンマンライブはこの完結編として行われ、ソールドアウトの中、彼らは47都道府県を巡ったヒッチハイクを振り返りながらライブを実施した。

場内にヒッチハイク企画の様子を収めた映像が上映されたのち、ステージに“謎のマネージャーM”に扮した抹が登場。彼は注意事項などを述べ、電波少女へ“最後のミッション”として「ここにいる全員と、LINE LIVEの観客を100パーセント盛り上げること」と言い渡した。そしてハシシ（Rap）とnicecream（DJ, Performance）の2人がステージへ。nicecreamはさっそくバック宙を披露してみせ、「INVADER feat. RAq」ではハシシがフラッグを掲げて歌唱するなど、2人は序盤からボルテージ全開でパフォーマンスしていく。

「電波少女的ヒッチハイクの旅」企画では47都道府県すべてでストリートライブを行うことが決められていた彼らは、この日がひさしぶりのライブハウス出演。ハシシは「（モニタから）音が返ってくるのが不思議」とひさしぶりのライブハウスの感想を述べ、「2人のライブは見飽きた人もいると思うので、今日は友達を呼んでライブをしたいと思います」と言うと、NIHA-Cを迎えた「MO feat. NIHA-C」や抹を迎えた「HIPHOPLIFE3 feat. 抹」など、フィーチャリングゲストと共に楽曲を披露していく。ゲストたちは「おかえり」「メジャーデビューおめでとう」と電波少女の2人に声をかけ、ライブは温かな空気で進行した。

MCで2人はヒッチハイクの旅を回想。nicecreamが「旅が終わったあとハシシが優しくなった」とうれしそうに話すと、ハシシは「仲が悪くなりすぎて距離ができたから」と言いつつも「愛が深まりました」と結論づける。さらにハシシは「わけわからんくなって何度も発狂しそうになった」「あと3日長かったら解散してた」と旅の苦労を振り返った。

中盤のダンスショーではnicecreamがダンサーチームを従えてアクロバティックな技でオーディエンスを魅了。新技も披露され、nicecreamとダンサーは楽しそうに笑顔を見せていた。

終盤のMCでハシシが今夏に決定したメジャーデビューについて「心の中で『30歳までにメジャーデビュー』と決めていたので感慨深い」と明かす。続けてnicecreamを指差し「こいつと楽しいことやって仕事になればいいなと思って始めて。今回のヒッチハイクでのケンカとか『楽しくやるために始めたのに』と思うこともあったけど、そういうことも含めてお前のことが大事だと思った。これからもこいつとやっていけたら」と相方への思いを熱く語り、ヒッチハイクの旅での思いをつづったという新曲「FOOTPRINTS」をパフォーマンスした。最後にはnicecreamがアコースティックギターを手にし、2人で「笑えるように」を歌唱。感動的なムードで場内を包んで本編を終えた。

アンコールで2人はJinmenusagiとNIHA-Cを迎えた「COMPLEX」、ゲストアーティスト全員がステージに集結した「キメラアント行進曲」を歌唱。ハシシとnicecreamがゲスト陣に胴上げされたのち、ハシシが「グダグダやったけど、俺らの気持ち的には完全燃焼できた」と清々しい表情で語り、企画「電波少女的ヒッチハイクの旅」を締めくくった。

なお彼らはこの日のステージで5月8日に新曲「Re:カールマイヤー」を配信リリースすること、6月18日にワンマンライブ「EST.」を東京・WWW Xにて開催することを発表。彼らのオフィシャルサイトでは2月12日23:59までチケットの先行予約を受け付けている。