東京から新潟へ！NGT48、ファンと“2時間7分”駆け抜けた1周年コンサート

昨日1月20日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてNGT48の単独公演「NGT48 1周年記念コンサートin TDC ～Maxときめかせちゃっていいですか？～」が開催された。

NGT48にとって初の単独コンサートとなった今回の公演は、新潟・NGT48劇場のオープン1周年を記念して行われたもの。ライブではメンバーがファンと共に東京から新潟へ新幹線で向かうというストーリーが展開され、上越新幹線の東京・新潟間の乗車時間になぞらえ2時間7分にわたってステージが繰り広げられた。またライブ会場ではSHOWROOMとのコラボレーション企画も実施。パフォーマンスの合間にメンバーが出演する特別番組が生配信された。

高倉萌香が新幹線に乗車するオープニング映像が上映されたのち、赤と白の新衣装に身にまとったメンバーはグループ初のオリジナル曲「Maxとき315号」からライブをスタートさせる。MCで柏木由紀は「NGT48がライブをする日に東京で雪が降ったのは運命だと思います」と話し、加藤美南は「1年前劇場をオープンしたときの何倍ものお客さんの前でパフォーマンスできて嬉しいです」と喜びを報告。ライブ序盤には欅坂46の 「サイレントマジョリティー」が披露され、観客から驚きの声が上がった。

ユニット曲のコーナーでは、中井りかが自身の憧れである元NMB48の渡辺美優紀のソロナンバー「わるきー」を、かつて渡辺が着た衣装に身に包んでパフォーマンス。中井は「人生で一番緊張した」と感想を語り、さらに衣装の匂いを嗅いだことを告白した。また本間日陽をはじめとする高いダンススキルを持つメンバーが「風は吹いている」、加藤がアクロバティックな動きを交えつつ高橋みなみのソロ曲「愛しさのアクセル」、北原里英と柏木がトロッコに乗りながら「となりのバナナ」を披露して会場を盛り上げた。

ライブ中盤には中学生メンバーが年上メンバーをいじる企画「ボブスの部屋」が行われ、NGT48劇場にほとんど来ないことを突っ込まれた柏木が高倉の指導のもと謎の動きを披露し、観客の笑いを誘った。その後メンバーはモニタに流れるNGT48の1年間の活動をまとめたムービーを背景に、「PARTYが始まるよ」「君はどこにいる？」「帰郷」「走れペンギン」を投下。そして荻野由佳が声をつまらせながら「本当に夢のようです」と1周年を迎えられたことへの心情を吐露したあと、彼女たちは「最終ベルが鳴る」で会場を興奮で包んでいく。本編の最後には「未来の扉」を届け、モニタには高倉が新潟駅に降り立つ映像が映し出された。

アンコールではグループ最年少の小熊倫実が法被姿で現れ、勇ましいかけ声と共に大太鼓のパフォーマンスを披露。ほかのメンバーもステージにそろうと、彼女たちは「佐渡へ渡る」とこの日2回目の「Maxとき315号」でファンを魅了した。またラストには徳光和夫がSHOWROOMの生配信が行われている部屋に登場し、4月12日にNGT48のデビューシングルがリリースされることをサプライズで発表。センターを務めることになった中井は「皆さんのおかげで掴めたセンターだと思います」とファンに感謝の気持ちを伝えた。