Flowerにとって2度目の単独ツアーとなった今回のツアー。昨年10月21日の福岡・アルモニーサンク北九州ソレイユホールを皮切りに、全国20都道府県で合計22公演が行われ、ライブビューイング参加者約8000人を含めるとおよそ6万人のファンが彼女たちのライブを楽しんだ。
前回同様「Flower Theater」と冠された2ndツアーでは、「一つの物語を感じさせる映画のような世界観」をコンセプトに、1人の女性の感情が描かれた。楽曲は昨年10月に発売されたベストアルバム「THIS IS Flower THIS IS BEST」を中心とした構成で、「紫陽花カレイドスコープ」から「太陽と向日葵」へ、そして「初恋」から「やさしさで溢れるように」へと、物語をつむぐように楽曲がつながっていく。
中盤の「さよなら、アリス」では佐藤晴美のソロのダンスをフィーチャーし、「他の誰かより悲しい恋をしただけ」では鷲尾伶菜が冒頭のアカペラで観客を一気に引き付ける。さらには藤井萩花によるピアノの演奏など、メンバー個々の表現力が発揮される場面が多数用意されていた。ツアー最終公演では、1月11日にリリースされたニューシングル「モノクロ」もセットリストに組み込まれ、さらにアンコールでは「モノクロ」の両A面曲「カラフル」が初披露された。
佐藤は「全国各地、たくさんの方と出会ってパワーをいただきましたし、これからもこのパワーを胸にがんばっていきたいと思います!」とさらなる飛躍を誓い、リーダーの重留真波は「2017年も大きな目標を持って勢い付けてがんばっていきたいと思います」とコメント。坂東希が「10月から始まったライブですが、始まってみたらあっという間でした。この世界観を皆さんに見てもらえてうれしかったです」とツアーを振り返ると、中島美央も「今日この空間にたどり着いたことを心から感謝しています」と続けた。藤井は「涙を流して聴いているお客さんの反応からパワーをもらえましたし、この先、この『Flower Theater』を大きくしていきたいと思います」とこれからの展望を語り、最後にマイクを持った鷲尾は「この6人で単独ツアーというのは初めてで、試行錯誤したり悩んだり、不安もありましたが、皆さんの笑顔を観ることができて安心しました!」とファンに感謝を伝えた。6人それぞれに思いを語ったあとは、ラストナンバー「TOMORROW ~しあわせの法則~」へ。スクリーンには歌詞が映し出され、場内には約5000人の観客と6人による大合唱が巻き起こった。
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