ハコムス定期公演で失恋ソング特集、リーダー鉄戸美桜“失恋女王”の座を守る

ハコイリ▽ムスメが11月23日、東京・AKIBAカルチャーズ劇場で単独公演「ハコイリ▽ムスメ水曜定期公演～少女たちの物語・失恋編～」を開催した。

タワーレコード内の新レーベル・PENGUIN DISCより、11月22日に初の全国流通シングル「ハコいっぱいのプレゼント」を発表し、現在は各地でリリースイベントを行っているハコムス。この日AKIBAカルチャーズ劇場で実施されたのは、彼女たちがホームグラウンドである同会場で展開している定期公演シリーズで、レパートリー全74曲の中から毎回異なるテーマに沿って選ばれた楽曲を披露するというもの。今回は「失恋」をテーマにした約1時間のパフォーマンスが繰り広げられた。

ステージは本を手にモノローグを読み上げる演劇的な演出を挟みながら進行し、7人はCoCoの「なぜ？」や斉藤由貴「土曜日のタマネギ」、アイドリング!!!「レイニィガール」といった新旧アイドルの失恋ソングを次々と披露していく。中盤に挟まれたトークコーナー「共感フレーズ」では、各メンバーが当日のセットリストの歌詞から最も心に刺さるフレーズをプレゼン。誰が一番観客の共感を得られるかを競い合った。メンバー内でもっとも失恋ソングが好きな“失恋女王”鉄戸美桜が優勢かと思われたが、“新・失恋女王”と目される星里奈は「私は失恋のイメージを変えに来ました」と自信満々で、Qlair「泣かないでエンジェル」の一節を挙げて熱弁。鉄戸は同じくQlairの「パジャマでドライブ」からワンフレーズを選び、歌詞についての解釈を淡々と語る。結果は鉄戸の圧勝で、“失恋女王”の冠を守り抜いた。

ライブ後半は、鉄戸が「この歌詞には失恋のすべてが詰まっている」と説明したQlairの「パジャマでドライブ」を含む4曲が歌われ、ラストはribbonの「Be My Diamond!」でさわやかにフィニッシュを迎えた。なお次回の「ハコイリ▽ムスメ水曜定期公演～少女たちの物語～」は「私たち、華の十代▽編」と銘打ち、12月21日に実施される。

またハコムスは11月27日まで関東各地で連日シングル発売記念イベントを行っているので、気になる人はぜひこの機会に足を運んでおこう。