このライブはタイトル通り、彼らが8月にリリースした最新ミニアルバム「八面楚歌」を携えて行っているもの。この日のライブはソールドアウトで、会場内は終始熱気に満ちていた。
ステージに姿を現した河井教馬(Vo)は「東京のヤツらは関西弁のヤツに『どんなもんじゃい』って顔をしがちなんですけど、今日はそんなことさせない!」と闘志を燃やす。そしてメンバーを呼び込むと、オーディエンスと共にサークルモッシュやツーステップ、ヘッドバンギングなどを織り交ぜたオリジナルのラジオ体操を繰り広げて会場を温めた。その後もバンドは「ヨノナカカネ」ではフロアで偽札をばらまき、「ヨノナカカオ」では河井いわく“心をザックザクに切り裂くコール&レスポンス”として「ブスは美人に勝てません!」というコールを煽るなど、シニカルかつユーモアあふれるパフォーマンスで場内の一体感を高める。また河井が恋バナを明かしたのちミディアムチューン「わたしはブロッコリー」をエモーショナルに歌唱するなど、緩急つけたアクトでファンを魅了していった。
曲間には河井が「ワンマンライブだからって甘えるつもりはないです」と何度も言ってオーディエンスを焚きつける。終盤には「ダサいバンドでけっこう。ONE OK ROCKになれないことなんてわかってる。もっとシュッとしたライブがしたいけど、青臭いライブしかできないんです。ムカつく人に対して歌うことしかできない。だからあなたたちの悔しさもください。受け止めます」と語ると、素直な思いをつづった「願いが叶う時」「独白」をしっとりと歌い上げて、場内を感動的な空気で包んだ。アンコールで再びオーディエンスを熱狂させた河井は最後に「東京、最高ー!」と笑顔を見せ、ワンマンライブを締めくくった。
なおバンドはこの日のステージで、2017年6月3日に東京・渋谷CLUB QUATTROにてワンマンライブを行うことを発表。同会場でのワンマンライブに挑戦する理由を河井が「もう少し先の夢を見たい」と語り、「死に物狂いで埋めたいと思います!」と宣言した。オフィシャルサイトでは10月14日23:59までチケットの先行予約を受付中。
「八面楚歌リリース記念ワンマンツアー」は15日の大阪・梅田CLUB QUATTROにてファイナルを迎える。
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ReVision of Sence「八面楚歌リリース記念ワンマンツアー」(終了分は割愛)
2016年10月14日(金)愛知県 池下CLUB UPSET
2016年10月15日(土)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
ReVision of Senceワンマンライブ(仮)
2017年6月3日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
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