ELTがデビュー日にワンマンライブを行うのはこれが初めて。今回は360°観客に囲まれたステージに持田香織(Vo)が登場し、初導入したオーケストラの演奏に乗せて「恋文」の詞を朗読するという演出から始まった。そして「Over and Over」「キラメキアワー」「ハリネズミの恋」などヒットソングが次々に投下されると、オーディエンスは大きな手拍子で応えながら気持ちよさそうに演奏に身を委ねる。
中盤では、デビュー当時を彷彿とさせるひざ上丈のミニスカートとハイソックスに衣装チェンジした持田が1stシングル「Feel My Heart」を歌唱する。そして「90年代ありがとう!」「エイベックスありがとう!」「松浦(勝人)さんありがとう!」「いい曲をいっぱい作ってくれた五十嵐(充)さんありがとう!」と絶叫。さらに「アホになる気はあんのか、お前ら!」「愛を歌う気はあるのか、お前ら!」と、いつもの調子で煽り「Dear My Friend」「Shapes Of Love」を歌うと、観客のボルテージは最高潮に達した。
「jump」の演奏後には、20周年を祝う特大ケーキがサプライズでステージに登場した。50cm×80cmの大きなケーキは20年という歴史の積み重ねを表現した20層。何も知らされていなかった持田と伊藤一朗(G)は「20周年おめでとう!」とファンから祝辞を受けて、驚きと喜びの表情を浮かべた。
アンコールでは、アラニス・モリセットに憧れて20歳の頃にギターを購入したもののFコードの習得で挫折したという持田が、ファンの見守る中、「ソラアイ」をアコースティックギター弾き語りで披露。また、20年間で出会った人への感謝の気持ちと、これからのELTへの思いを込めて「出逢った頃のように」を観客と一緒に歌い上げた。
なお本公演の本編のセットリストは、配信限定アルバムとして本日8月8日よりレコチョク、iTunes Store、mu-mo限定で販売。10月2日(日)にはWOWOWにて、このライブとデビュー20周年記念ツアー「住宅情報館 presents Every Little Thing 20th Anniversary Best Hit Tour 2015-2016 ~Tabitabi~」の東京・東京国際フォーラム ホールA公演の模様が放送される。さらにELTは9月21日にニューシングル「まいにち。」をリリースするので今後の活躍にも期待しておこう。
Every Little Thing コメント
持田香織
「続けてこられた」その奇跡的な瞬間ひとつひとつが、淡々と過ぎたひとつひとつが、苦しかったひとつひとつが、宝物だと言いたくなるような二十年でありました。
私達がELTでいられる場所を温かくときに厳しく、守り抜いてくださってきたファンの皆さんに心から感謝いたします。そして同じ想いで先を見つめ、一緒に作品を作り上げてきたメンバー、スタッフに心から感謝いたします。
今日を皆さんと一緒に過ごせること、とても嬉しく誇りに思います。ありがとうございました。
伊藤一朗
客席を見渡すと様々な方がいらっしゃいます。初めて僕達を見るであろう方、何度も来てくれている方、結婚して夫婦で来てくれたり、子育てが落ち着いてまた会場に来てくれた方など……もちろんこの日来れなかった方もいらっしゃるでしょう。音楽を通じて皆様とこうして時間を共有することが出来るのは、素晴らしい事だと思います。20年間という時間に対し、自分達の成長を考えるとまだまだであると感じています。これからも頑張ります。
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ミニスカが、懐かしい♪