彼らはこの公演で「KTEP COMPLETE」の収録曲を含むインディーズ時代の楽曲のみを披露。会場に集まったファンはKEYTALKが所属するKOGA RECORDSの名物社長・古閑裕氏が考案したレアなセットリストでのライブを存分に堪能した。
会場が暗転するとステージの前の紗幕に、2011年11月19日に東京・下北沢SHELTERで行われたKEYTALKにとって初めてのワンマンライブの本番前の映像が投影される。映像の中でメンバーはライブへの意気込みを語り、下北沢SHELTERのステージへ。寺中友将(Vo, G)が「忘れられない夜にしよう!」と声を上げ、4人の楽器が鳴ると同時に紗幕が振り落とされると、2016年現在のKEYTALKメンバーがZepp DiverCity TOKYOのステージに登場した。
大歓声が湧き上がる中、4人は下北沢SHELTERでのワンマンライブの1曲目と同じく「アゲイン」でライブを開始。インディーズ時代の代表曲の1つ「太陽系リフレイン」や、八木優樹(Dr, Cho)が全身を大きく動かしながらパワフルなリズムを刻んだ「S.H.S.S.」などバンドは序盤からアッパーチューンを連投し、オーディエンスを大いに盛り上げた。
MCで小野武正(G, Cho)は「下北沢から来たKEYTALKです! 今日はインディーズ以外の曲はしません!」と宣言。それに続いて寺中も「『MONSTER DANCE』はしません!」とキラーチューンを封印することを断言した。フロアから残念がる声が上がると、小野は脱力感あふれる「MONSTER DANCE」をテキトーに鳴らしてファンの要望に応える。そして「おはようトゥエンティ」から再びバンド演奏を開始した。
中盤では首藤義勝(Vo, B)が全編英語で歌う「amy」やクラップ音が盛大に響いた「その一歩」などを経て、KEYTALKはステージにゲストを迎え入れる。そのゲストとは「KTEP」をはじめ、インディーズ時代の作品を多数プロデュースしたTGMXこと田上修太郎 (
アンコールに寺中はミッキーマウス風のコスチュームで登場。4人はこの日が発売日だったディズニーのコンピレーションアルバム「ROCK IN DISNEY ~Season Of The Beat」より、担当楽曲の「ミッキーマウス・マーチ」を演奏し、観客を喜ばせる。さらに彼らは「a picture book」や「トラベリング」といったインディーズ時代の人気ナンバーを立て続けに披露。この日最後に届けられた楽曲は歌詞が「イラッシャーイ!」のみのメタルナンバー「物販」で、4人の演奏が始まると同時に古閑社長がステージへと現れ、彼は渾身のシャウトを会場に響かせた。古閑社長は「リードボーカルでZeppデビューできてうれしい。KEYTALKに人生費やしますのでよろしくお願いします!」と力強く語り、最後はKEYTALKと手をつないで「今日はありがとうございました!」とお辞儀をしていた。
KEYTALK「KTEP COMPLETE」発売記念ワンマンライブ
2016年7月27日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. アゲイン
02. 祭りやろう
03. 太陽系リフレイン
04. S.H.S.S.
05. A型
06. color
07. おはようトゥエンティ
08. 東京Star
09. amy
10. その一歩
11. a leaf
12. orange and cool sounds
13. happy end pop
14. マキシマム ザ シリカ
15. 桜の風吹く街で
16. アーカンザス
17. UNITY
18. zero
19. ストラクチャー
20. fiction escape
21. MABOROSHI SUMMER
<アンコール>
22. ミッキーマウス・マーチ
23. a picture book
24. トラベリング
25. 物販
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リンク
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なゆた @nayutanized
KEYTALKやっぱMONSTERDANCEの人扱いされてるのね
KEYTALKが「MONSTER DANCE」封印!インディーズ曲縛りのZeppワンマン - 音楽ナタリー https://t.co/9tSEezcKaJ