超特急「Shout & Body」新潟で熱狂のシンクロ、タカミも「楽しかった!」

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超特急が6月5日に新潟・新潟県民会館にてワンマンライブ「超特急 LIVE TOUR 2016 Synchronism ~Shout & Body~」を行った。

超特急(撮影:米山三郎[SignaL])

超特急(撮影:米山三郎[SignaL])

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3月にスタートし、昨日6月10日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでツアーファイナルを迎えた全国ツアー「超特急 LIVE TOUR 2016 Synchronism」。このツアーでは会場ごとに「~Shout & Body~」と「~Body & Groovin'~」という2つのテーマのいずれかが設定されていた。新潟県民会館でのライブは、超特急のライブを初めて観る人でも楽しめるステージをコンセプトにした「~Shout & Body~」の最終公演。スポーティな衣装に身を包んだ7人は、ラストナンバーまで一気に駆け抜けるようなパワフルなパフォーマンスを展開し、満員の8号車(超特急ファンの総称)と熱狂の空間を作り上げた。

ストレッチポールを紹介する(左から)リョウガ、ユーキ。(撮影:米山三郎[SignaL])

ストレッチポールを紹介する(左から)リョウガ、ユーキ。(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

開演時刻を迎え、暗い場内に大きな太鼓の音が鳴る。「新潟! パワー全開で行くからみんなも負けないように叫んでね!!」というユースケの声と共にステージ奥でポーズを決める7人の姿が照明に照らし出されると、割れんばかりの歓声が会場を包んだ。勢いよく階段を駆け下りた超特急は「バッタマン」「Burn!」とハイテンションなキラーチューンを連発して一気に8号車のボルテージを引き上げる。ツアー中、大サビのソロ歌唱パートをメンバーが日替わりで担っていた「Burn!」は全員がこのパートのボーカルを取るスペシャルバージョンで届けられ、7人は力強く前を見据えて大きな歌声を響かせた。

最初のMCでリョウガは「Synchronism」というツアータイトルに「一体感」という意味合いを持たせ、ツアーを回ってきたことを8号車に伝える。タクヤはシンプルなセットが組まれたステージを見渡し「8号車のシャウトと僕たちの全力パフォーマンスだけで、最高のステージを作っていきましょう!」と呼びかけた。「Kiss Me Baby」ではセンターを務めるユーキが鮮やかにバック転を決め、力いっぱいの投げキッスを放って8号車の目を奪う。ヒップホップナンバー「Turn Up」ではバックボーカルの2人もパワフルなビートに乗って躍動。サビで7人が一斉にヘッドバンギングをするワイルドなダンスを見せた。

ゴムチューブを紹介する(左から)ユーキ、ユースケ。(撮影:米山三郎[SignaL])

ゴムチューブを紹介する(左から)ユーキ、ユースケ。(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

また「~Shout & Body~」公演では7人のにぎやかなMCパートも見せ場のひとつに。彼らがいつもトレーニングで使っている器具の数々を紹介するコーナーでは、リョウガとユーキが「ジョン」と「キャサリン」というキャラにそれぞれ扮し、海外の通販番組風の芝居でストレッチポールを紹介。ユースケは自身の名字を冠した“ジャパネットフクダ”の社長として、甲高い声でゴムチューブの使用法を8号車にレクチャーした。カイが「次の曲は皆さんも一緒に手を振って伸ばして、声出して参加できる曲!」と言うと「OVER DRIVE」がスタート。メンバーは振り付け指導を行い、「ハイ! ハイ!」とかけ声をかけながら8号車を先導する。全力で体を動かす7人にオーディエンスも呼応し、ダンススタジオさながらの光景が場内に広がった。

中盤にはライブの定番曲をつないだメドレーが用意され、会場の一体感はさらに高まっていく。「Rush Hour」ではカイ、リョウガ、ユーキによるダイナミックなアクロバットがファンの歓声を誘い、「Drive on week」ではどんどん大きくなっていく8号車のコールを聞いたコーイチが両腕で大きな円を作ってにっこりと笑顔を浮かべた。また「POLICEMEN」の前奏では、7人によるストンプが披露される。彼らは一糸乱れぬ動きで力強く舞台を踏み鳴らし、客席を圧倒した。ライブ前に「おいしいコシヒカリを食べてお米のありがたさを感じた」というユースケの「すべてのお米に感謝して。いただきます!!」というかけ声からスタートしたのは「ikki!!!!!i!!」。ユースケを筆頭に扇子を手にしたメンバーが客席を煽って盛り上がりが最高潮に達すると、いつの間にか姿を消していたタカシに代わり、ステージ奥からは彼の女装キャラ・タカミが現れた。

「ikki!!!!!i!!」を歌うタカミ(中央)。(撮影:米山三郎[SignaL])

「ikki!!!!!i!!」を歌うタカミ(中央)。(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

タカミのサプライズ登場で会場が驚きの歓声に包まれる中、彼女は甘い声で「ikki!!!!!i!!」のサビを歌い上げる。曲を終えるとタカミは「お元気ですか?」と8号車に挨拶。「このツアーで超特急の皆さんと一緒にライブをやらせてもらったんですが、夢みたいに楽しかった! それもこれも8号車が笑顔になってくれるおかげ!」とファンに感謝を伝えた。毎回ツッコミ役を担当しているタクヤはノリノリで8号車とトークするタカミの背後にハリセンを手に迫っていく。すると彼は突如ハリセンを投げ捨て「単刀直入に言おう。俺はタカミが好きだ!」と告白。彼の行動にほかのメンバーは驚きの表情を浮かべたが、ユースケが「俺も好きだ!」、カイが「タカミちゃんは僕のアモーレ!」と続いたのをきっかけに6人全員がタカミに告白する事態に。立てひざをつき右手を差し伸べる6人の姿を見たタカミは「普通に混乱する……(笑)」とタカシに戻りそうなテンションで困惑の表情を浮かべる。しかし、最終的に彼女は「ツアーを通してそういう気持ちになってくれたのがうれしかった」とタクヤの手を取り、2人の“恋の結末”に8号車は温かい拍手を送った。

「超特急 LIVE TOUR 2016 Synchronism ~Shout & Body~」新潟公演の様子。(撮影:米山三郎[SignaL])

「超特急 LIVE TOUR 2016 Synchronism ~Shout & Body~」新潟公演の様子。(撮影:米山三郎[SignaL])[拡大]

最新シングル曲「Yell」のイントロが流れると、ライブはクライマックスへ。7人は柔らかな表情を浮かべながらこの曲を歌い踊り、続く「走れ!!!!超特急」ではメンバー同士笑顔でアイコンタクトを取りながらステージを駆け巡った。ラストナンバーを前に、リョウガは「今日はいいシャウトをありがとう! 残ってる力すべて絞り出してシンクロしましょう!」と8号車に呼びかける。ラストナンバーは今回のツアーのテーマ曲である「Synchronism」。7人は両手で鎖のポーズを作り、客席にほほ笑みを向けながらその手を高く掲げた。

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超特急 LIVE TOUR 2016 Synchronism ~Shout & Body~
2016年6月5日 新潟県民会館 セットリスト

01. バッタマン
02. Burn!
03. スターダスト LOVE TRAIN
04. Kiss Me Baby
05. Turn Up
06. Star Gear
07. OVER DRIVE
08. Believe×Believe
09. Rush Hour~Secret Express~Shake body~Drive on week
10. Kura☆Kura
11. POLICEMEN
12. panipani
13. ikki!!!!!i!!
14. One Life
15. Yell
16. 走れ!!!!超特急
17. Synchronism

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読者の反応

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ゆいたく// @aaamuse0929

超特急「Shout & Body」新潟で熱狂のシンクロ、タカミも「楽しかった!」 - 音楽ナタリー https://t.co/TlmEjB1SB8
#超特急 shout公演のラストの事が書いてある〜😭💛
タッ…タカミちゃん😂💕

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