nicoten、5周年イヤー締めくくる単独ツアーO-WESTで完結

nicotenが4月22日に東京・TSUTAYA O-WESTにて、ワンマンツアー「CIRCLE OF 5th」のファイナル公演を開催した。

結成5周年イヤーの締めくくりとして行ったこのツアーで彼らは東京、京都、愛知、福岡のカフェでアコースティック編成のライブを実施。ツアーファイナルのTSUTAYA O-WEST公演では、ファンにはおなじみのサポートメンバー田中志門（G）に加え、にしのえみ（Key）、ぬましょう（Perc / Manhole New World）、John（G / A11yourDays、ex. ハチミツシンドローム）という面々を率いた7人編成でパフォーマンスを展開した。

サポートメンバーに続いて宮田航輔（Vo, G）、廣瀬成仁（B）、岡田一成（Dr）がステージへ。彼らは宮田の「かかってこいよー！」という絶叫から、爽快感あふれる「ジンジャーエール」でライブを開始した。バンドは切ないピアノの音色がスピーディな楽曲を彩る「真夜中特急ノスタル号」、さまざまなパーカッションの音色が光る「Day Trade」など、この日のために用意したアレンジで楽曲を次々と披露していく。「この街の物語」では岡田とぬましょうのソロパートも設けられ、彼らの華麗なプレイにオーディエンスは歓声を上げた。

宮田は「すごく楽しかったけど、壁にぶち当たることも多い5年間でした。でもこのメンバーで続けてこれて本当によかったなと思います」と5年間の活動を振り返る。そしてバラードナンバー「テレパシー」を観客1人ひとりに届くように丁寧に歌い上げた。

軽快なビートに合わせてフロアでクラップが弾けた「コガレ」「きゅるり」、そして金曜の夜にぴったりな働く人への応援ソング「グッジョブ！」が披露されたところで、にしの、ぬましょう、Johnが退場。普段のバンド編成に戻った彼らはnicotenが結成当初に披露していたという「ユメミチ」、清涼感のあるポップチューン「Exit」、パワフルなバンドサウンドが特徴の「杏仁豆腐の逆襲」といったナンバーを届ける。そしてnicotenは最後に「アルドレア・・」を披露し、本編を終了させた。

アンコールを受けてステージに現れた宮田はアコースティックギター1本で「wonderful world」を歌唱。その後メンバーを呼び込み初期ナンバー「ふわふわ」を届けた。そして最後に「トビウオ」でフロアを沸かせ、ライブを締めくくった。

またこの日nicotenは8月に2ndアルバム（タイトル未定）をリリースすることと、FOLKSとスプリットツアー「O2」を開催することを発表。ツアーは全国7カ所で行われ、アンテナやリコチェットマイガール、Lucky Kilimanjaroなどもゲストとして登場する。なおアルバムの詳細は後日アナウンス予定。