LOUDNESS、クラシックツアーで初期ナンバー怒濤の連発
2009年7月2日 21:00 1
このツアーは今年4月に行われた「CLASSIC LOUDNESS 2009 The Birthday Eve~Disillusion」の好評を受けて、急遽決定した追加公演。6月18日の大阪・心斎橋CLUB QUATTROを皮切りに、7月2日の札幌cube gardenまで全7公演が実施された。
会場には血気盛んなメタルファンが多数集結。会場が暗転し、オープニングSEが流れ始めると、LOUDNESSのメンバーがひとり、またひとりとゆっくり登場した。高崎晃のギターからフィードバックノイズが爆音で流れ始めると、早くも観客のボルテージがヒートアップ。そのままLOUDNESSの1stアルバム「The Birthday Eve」のオープニングナンバー「LOUDNESS」でライブはスタートした。
LOUDNESSは続いて「SEXY WOMAN」「HIGH TRY」「ROCK SHOCK」「TO BE DEMON」といった1stアルバムからのナンバーを、MCもなくたたみかけるようにプレイ。さらに2ndアルバム「DEVIL SOLDIER」からのナンバーが次々とメドレーで披露され、息つく間もないほどに怒濤の攻めをみせた。
ライブ中盤では、3rdアルバム「THE LAW OF DEVIL'S LAND」から4曲演奏。「MR.YES MAN」を歌う前には、二井原実(Vo)が「この曲は樋口さんがとても大好きだった曲です」と語り、樋口宗孝に対する思いがこもった熱いパフォーマンスを披露した。
ライブ終盤では、4thアルバム「DISILLUSION」からのナンバーが続く。これまで何度となく演奏されてきた「CRAZY DOCTOR」や、おなじみの高崎晃によるギターソロナンバー「EXPLODER」を経て、「DREAM FANTASY」「ESPER」の高速ナンバー2連発でライブ本編は終了。年齢をまったく感じさせないエネルギッシュな演奏に、多くのファンがノックアウトされたようだった。
アンコールでは「BURNING LOVE」「ROAD RACER」といった、アルバム未収録曲をプレイ。意表を突かれた選曲に、驚いた観客も多いはずだ。ここでは初期のスタジオ作品で聴ける初々しさとは異なる、大人のパフォーマンスを楽しむことができた。
さらに2度目のアンコールは、「ARES'S LAMENT」からスタート。この曲を聴くと、どうしても樋口宗孝のことを思い出してしまうファンも多いことだろう。そしてライブの締めくくりはファストナンバー「SPEED」。バンドも観客も高いテンションを保ったままクライマックスを迎え、最高の笑顔でエンディングを迎えた。
本来ならここで終わるはずだったこの日のライブ。「もっと観たい!」というオーディエンスの心中を察するかのように、LOUDNESSのメンバーは3度目のアンコールとして、ニューアルバム「THE EVERLASTING -魂宗久遠-」からのリード曲「HIT THE RAILS」をファンにプレゼントした。思わぬプレゼントに、大きな歓声と拍手を贈るオーディエンス。最高の盛り上がりの中、LOUDNESSの初期を振り返るライブは幕を閉じた。
「CLASSIC LOUDNESS 2009 The Birthday Eve~Disillusion Chapter2」
@LIQUIDROOM ebisu セットリスト
01.LOUDNESS
02.SEXY WOMAN
03.HIGH TRY ~ ROCK SHOCK
04.TO BE DEMON
05.ANGEL DUST ~ Drum Solo ~ GIRL
06.ROCK THE NATION ~ DEVIL SOLDIER
07.THE LAW OF DEVIL'S LAND
08.MR.YES MAN
09.IN THE MIRROR
10.BLACK WALL ~ BUTTERFLY
11.CRAZY DOCTOR
12.EXPLODER
13.DREAM FANTASY
14.ESPER
--ENCORE1--
15.BURNING LOVE
16.ROAD RACER
--ENCORE2--
17.ARES'S LAMENT
18.SPEED
--ENCORE3--
19.HIT THE RAILS
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