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ももクロドームツアー完遂、玉井詩織は加山雄三から“若大将”襲名

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加山雄三と、ももいろクローバーZ。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

加山雄三と、ももいろクローバーZ。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

ももいろクローバーZが昨日4月2日と本日3日に埼玉・西武プリンスドームにてドームツアー「MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016“AMARANTHUS / 白金の夜明け”」のツアーファイナルを実施。本日行われた西武プリンスドーム2日目公演では、加山雄三松崎しげるがゲスト参加したほか、8月に神奈川・横浜国際総合競技場(日産スタジアム)にてライブイベント「桃神祭2016 ~鬼ヶ島~」の開催決定が発表された。

この日の公演は全国5都市を巡ったももクロのドームツアーの千秋楽。ライブの第1部では4thアルバム「白金の夜明け」が収録曲順に届けられ、第2部では既発曲からなるセットリストが展開された。加山雄三は第2部の序盤、メンバー自己紹介のあと、「サライ」をBGMに登場。ツアーファイナルを迎えたももクロに「今日が(ツアーの)最後ということで、おめでとう。よくがんばりました」とねぎらいの言葉をかけた。そして玉井詩織が自身の自己紹介に“若大将”というフレーズを使っていることから、加山は「しおりんが若大将だということを証明するために、このギターをプレゼントしようと思います!」とイエローカラーのボディに“若大将”と書かれたモズライトモデルのギターを玉井に贈呈。玉井はそのギターを抱えて「若大将からギターをもらえることなんてなかなかない!」と驚きつつ、4月7、8日に東京・東京国際フォーラム ホールAで行われる加山の芸能活動55周年を記念した音楽フェスティバル「加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”」の初日公演にももクロが出演することを改めて告知した。

その後、加山はももクロと一緒に「君といつまでも」を歌い、「幸せだなァ」から始まるセリフパートでは玉井と掛け合いに興じる。歌唱後に玉井が改めて「私は本当に若大将を襲名してもいいんでしょうか?」と加山に尋ねると、加山は「間違いない!」と言い切り、さっそうとステージをあとにした。また松崎しげるはアンコールでメンバーが登場するや否や、バルーンに乗って登場。「愛のメモリー」の替え歌で8月13、14日に神奈川・横浜国際総合競技場でももクロのライブイベント「桃神祭2016 ~鬼ヶ島~」が開催されることを発表しながら場内を一周して出番を終えた。

なおこの日のライブは定刻通りに始まり、オープニングムービーで「個のA、始まりのZ -prologue-」が流されたあと、ドーム上部の巨大バルーンに吊るされたブランコに乗ってももクロが登場。会場中央のステージでブランコから降りた5人は「白金の夜明け」を丁寧に歌唱した。アッパーチューン「マホロバケーション」では、モノノフの“うりゃおい”コールが響き渡ったほか、3B juniorと、大道芸人集団“ももクロシルク”も参加してにぎやかなステージが展開された。

その後、佐々木彩夏がエレキギターを抱え、パワーコードのみならずチョーキング、アーミング、ピックスクラッチを駆使したプレイや、ピックを投げるといったロックな姿を見せたあと「夢の浮世に咲いてみな」を演奏して観客を沸かせた。また「ROCK THE BOAT」では、玉井がセクシーな言い回しの「You gotta rock the boat」でオーディエンスを魅了。そして高城れにをフィーチャーしたバラード「希望の向こうへ」のあと、百田夏菜子がセンターステージでフープダンスをしてから、かわいらしいナンバー「イマジネーション」が届けられた。

「MOON PRIDE」では玉井が力強いピアノ演奏を聴かせ、「『Z』の誓い」では高城がタップダンスを披露。続いて「愛を継ぐもの」「もっ黒ニナル果て」では、メンバーがバルーンに乗ってドーム内を移動。客席とステージからは西武プリンスドームの周りに咲いている満開の桜が見えており、「白金の夜明け」の再現ライブは場内のピンクの照明と場外の桜が相まって美しい景色が広がる中、「桃色空」で第1部は締めくくられた。

第2部でももクロは序盤に「労働讃歌」「CONTRADICTION」「ももいろパンチ」など最新アルバム以外の既発曲を連投して観客を沸かせた。またMCでは動員数について触れる場面があり、佐々木が「本日は3万7059人の方に来場いただきました!」と発表するとともに、ツアー全体でのべ25万2078人の動員があったことを報告。そして高城は「日本の508人に1人は来てるってこと?」という一言から玉井が「マンモス校ならクラスの中の……えーと」と話を脱線させそうになるなど、奔放なトークで観客を楽しませた。またソロパフォーマンスを振り返る場面では、高城がタップダンスを練習するにあたり、佐々木が「片手にチャーハン、もう一方に餃子を持ってるイメージでやるとうまくいくよ」とアドバイスを受けたことなどが語られた。

有安杏果がドラム演奏にチャレンジした「コノウタ」のあと、キラーチューン「行くぜっ!怪盗少女」を投下した5人は、3rdアルバムと4thアルバムへの布石となったというコンセプトを持つナンバー「GOUNN」でライブ本編を終えた。アンコールでは松崎しげるによる「桃神祭」開催発表、「走れ!」「僕等のセンチュリー」のパフォーマンスのあと、ももクロの原点とも言えるメンバー作詞の初期ナンバー「あの空へ向かって」が最後に披露された。全演目が終わったあとにはダウンタウンももクロバンドとももクロが挨拶。それぞれがドームツアーの感想と感謝の言葉を述べ、最後は百田が「ドームツアーはどの会場でも本当に幸せな空間で、路上で歌っていた時代からは考えられないような、そんな光景が広がっていました。でも私たちはもっといろんなことができるんじゃないかなって思うし、まだまだ手が伸ばせていないところにも手を伸ばしていこうって思ってます。いつかまた、こうしてドームツアーができたら、全会場満員にしたいし、もっとたくさんの人に笑顔が届けられるように大きくなれたらいいなって。これからも皆さんが会いたいと思ったときに会えるように普段からできることをコツコツとがんばっていきたいと思います、どうもありがとうございました!」と結んで、ももクロ史上初のドームツアーは大団円を迎えた。

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ももいろクローバーZ「MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016“AMARANTHUS / 白金の夜明け”」
2016年4月3日 西武プリンスドーム セットリスト

01. 個のA、始まりのZ -prologue-
02. 桃源郷
03. 白金の夜明け
04. マホロバケーション
05. 夢の浮世に咲いてみな
06. ROCK THE BOAT
07. 希望の向こうへ
08. カントリーローズ -時の旅人-
09. イマジネーション
10. MOON PRIDE
11. 「Z」の誓い
12. 愛を継ぐもの
13. もっ黒ニナル果て
14. 桃色空
15. overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
16. 労働讃歌
17. CONTRADICTION
18. サラバ、愛しき悲しみたちよ
19. ももいろパンチ
20. ももクロのニッポン万歳!
21. 行く春来る春
22. My Dear Fellow
23. コノウタ
24. 行くぜっ!怪盗少女
25. GOUNN
<アンコール>
26. 走れ!
27. 僕等のセンチュリー
28. あの空へ向かって

加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”

2016年4月7日(木)東京都 東京国際フォーラム ホールA
2016年4月8日(金)東京都 東京国際フォーラム ホールA
※ももいろクローバーZの出演は4月7日

ももいろクローバーZ「桃神祭2016 ~鬼ヶ島~」

2016年8月13日(土)神奈川県 横浜国際総合競技場
2016年8月14日(日)神奈川県 横浜国際総合競技場

※記事初出時より写真を10点追加しました。

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